2006 フランス公演日記
本文へジャンプ 5月11日 


今日からフランス公演。
今回はコルマール・パリ・リヨンと3カ所を回る。
ツアーメンバーはいつもの三味線のマルコ(花登益子)、太鼓・笛の桂福矢に笑福亭風喬。
プロデューサーのマイケル・ジャックソンというおなじみのメンバー。
今回で8回目の海外公演となる。
フランス語の字幕は5年前の英仏公演で「お玉牛」を、
4年前のベルギー公演で「皿屋敷」のフランス語バージョンを作ったので、
今回は手直しだけですむ。
一から翻訳するより比較的に作業は楽だが、
それでも手直しはパリやコルマールとメールをやりとりして直前までかかってしまった。
9時に関空に集合して11:15発のKLMオランダ航空で、
まずアムステルダムまで行くが、最近航空会社の重量規定が厳しく、5人で100kgまでしか積めない。
ところが僕の荷物は大太鼓に締太鼓、座布団に毛せん。
字幕用のノートPCにビデオプロジェクターと20mのコード。
衣装2組に着替えなども含めると総重量は65kgを超える。
みんなに極力荷物を減らすように指示していた。
みんな荷物を減らしたり機内持ち込みにしたりで何とか重量はクリアー。
アムステルダムまで約11時間のフライト。
そこからエールフランスに乗り換えてストラスブールへ。
ストラスブール空港には午後8時過ぎに到着。
空港には今回お世話になるアルザス欧州日本学研究所の中村朝美さんが待っていてくれた。
中村さんの運転するワゴン車に荷物を積み込み、総領事公邸へ。
今日は早速ストラスブールの総領事からご招待をいただいていた。
総領事公邸は各国公邸が集まる閑静な一角に建つ立派な建物。
長旅でラフなかっこをしている我々一行は公邸前でそそくさとジャケットを羽織って門をくぐった。
庄司総領事ご夫妻が玄関で迎えてくださり、メンバーを紹介する。
まずは応接室でシャンパンで乾杯。
しばらく歓談した後、別室で食事となる。
入り口で座席表を見せられ、自分の席へ。
僕は中央の総領事の向かいで隣は総領事夫人。
日本料理のおもてなし。
どれもすばらしいが、大きなフォアグラがフランスに来たと実感させる。
2時間ほど食事しながら歓談し、また応接室でコーヒーやブランデーを飲みながら談笑。
飾ってある三味線をマルコが調子を合わせ、
簡単な曲を弾いたりして和やかなムードで、
気さくな総領事夫妻と話してるうちに時間は瞬く間に過ぎ、12時前になっていた。
そそくさとおいとましてホテルへ。
それぞれの部屋割りして解散。
長い1日は終わった。


金色の菊の紋章がまぶしい在ストラスブール総領事公邸


公邸での夕食会


応接室で総領事の前で三味線を弾くマルコ



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