2006 カナダ公演日記
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12月8日(金) オタワ移動


今日は首都のオタワへ移動する。
8時ロビー集合だけど、いつも時差ボケで5時前とかに目が覚めるので、
早い時間は苦にならない。
早朝から荷造りしてメールを書いたり、いろいろ作業して重い荷物を引きずってロビーへ。
トロント文化センターの斎藤さんとリリーフェルトさんがすでに来てくれていて、
全員の荷物を車に積み込み、センターに戻って太鼓類を積み込む。
少し早い目に空港に着いたので、チェックインの後、カフェで軽く朝食などとりながらみんなのんびり。
僕はコーヒー飲みながら一門新聞の原稿書きをこの間にすませる。
トロントからオタワまで約1時間のフライト。
空いててゆったり移動できた。
オタワの空港には日本大使館の塚田さんが来てくれていて、
迎えの車に荷物を積み込み、中に入ってびっくり。
日本のマイクロバスのようなサイズだが、中はリムジン。
革張りのソファーがUの字に囲んだサロンカー。
まずホテルにチェックインして、すぐリムジンで昼食に出る。
昼食は橋を渡って閑静な地帯に立つレストランでのフレンチ。
川を渡るとケベック側でフランス語圏になるらしい。
僕はロブスター料理をいただく。
ゆったりとした優雅なランチで少しほっこり。
昼食の後荷物を取りに戻り、公演会場の日本大使館へ。
川岸の各国大使館が集まる一角に日本大使館もある。
大使館内に150席ぐらいのホールがあって、そこが明日の会場。
高座を組み屏風で舞台袖を作り、プロジェクターをセットしたところで問題発生。
字幕用のプロジェクターとパソコンをつなぐケーブルを昨日のトロントの会場に忘れてきたよう。
今回もプロジェクターなど字幕システムを全部持ち込んでの公演だけど、
昨日は終演後すぐレセプションなどあって慌ただしく、しまい忘れたよう。
すぐトロントに連絡するが、これからでは明日の昼の公演には間に合いそうもない。
予備のケーブルも持ってきたが5mしかなく、PC操作する会場後方までとどかない。
ホール担当の米原さんと
照明などのオペレーター室を探すとRGBケーブルを発見。
約10m。持ってきた5mの予備ケーブルとつないでも15mしかないので、
少し前でPC操作をすることにする。
あらかた設営して音響・照明チェック。
ところが照明が全部舞台の前面にセットされてて、
高座に座ると顔が暗い。
照明をいじるとなるとかなり高いはしごが必要になるが、
無理を言って動かしてもらうことになった。
福矢たちも手伝って寒い外に脚立を取りに行く。
今日は−5℃を下回ってるかもしれない。
脚立を外に取りに行くだけでみんなコートを着たりマフラーを巻いたり手袋したりと大変。
照明もセットし終わり今日の作業終了。
太鼓やプロジェクターなどは大使館に置いといて、
またリムジンでホテルに戻って荷をほどく。
夜またリムジンが迎えに来て夕食へ。
夕食は日本料理「ととや」。
沖縄出身の大将がやってる店だとか。
着物を着た日本人の女の子が働くレストランで、
メニューもカナダ人向けの物が並ぶ。
中で目を引いたのは「寿司アート」と書かれたコーナー。
「寿司ピザ、うなぎピザ」などと書かれている。
いったいどんな物がくるのか・・・・
ひろばに「これは絶対いっとかなあかんわ」とそそのかすと、
案の定注文しよった。
僕はカナダらしくサーモンといくらの寿司にアボガド巻き。
みんなは鍋焼きうどんや天ぷらそばなどを注文。
寿司ピザは平たいライスコロッケのようなような物にうなぎが乗っている。
少しもらって食べたけど意外とうまい。
寿司も全然違和感ない。
塚田さんが注文した「ホワイト・ツナ」が気になった。
訳すと白マグロだが、真っ白な身がシャリの上に乗っている。
一つもらうと食感は完全にマグロ。
うまい!
こんなん初めて。
何度もお代わりしてしまった。
カナダでこんな珍しい寿司ネタに出会うなんて思ってもみなかった。
海外での日本料理屋はあまり期待してなかったけど、
ここは本当においしいし珍しい物も食べられるうれしい店だった。
日本酒の酔いも手伝って塚田さん米原さんらと大いに盛り上がった。



オタワ公演会場の在カナダ日本大使館。


日本料理「ととや」。
左列一番向こうが大使館ホール担当の米原さん。
手前が文化担当塚田さん。一番手前がととやの女将さん。



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