2003 韓国公演日記
本文へジャンプ 6月17日〜20日 



6月19日 公演2日目

朝9時頃にレストランに行って朝食をとっているとマイケルや小田切さん、
マルコが順に来た。
福矢達は今朝も朝食をパスするようだ。
今日はホールでセッティングする必要がないので昼間は少し観光する事にする。
10時にロビー集合のはずが、迎えのスジョンさんが来ず、
結局11時にやっと来た。
毎日ちゃんと時間通りに来た試しがない。これがコリアン・タイムのよう。
迎えの車を見て驚いた。
ワゴン車か何かかと思っていたら、フルサイズの観光バスだった。
50人ぐらい乗れそうな立派な観光バスに我々7人だけ。
街のシンボル、世界文化遺産のお城「華城」に向かう。
スウォンは市の中心部がぐるりと城壁に囲まれ、先日行ったカナダの
ケベック・シティーのようだった。
城壁の周りをぐるっと回る遊覧バスがあり、待っていると龍の頭が先頭に付いた車両が
数台の連結式の客車を牽いてやってきた。
トロッコのような客車に乗り込み、のんびり観光。
城壁の内側は普通の街で、四方の門を車が出入りしている。
城壁の内と外で景色があまり変わらないので、城壁の中にいるのか外にいるのかわかりにくい。
フェスティバルのメイン会場の「華城行宮」も見学し昼食。
昼のメニューはカルビ・タン。
大きな骨付きの肉がゴロゴロ入ったスープ。ステンレスの鉢から骨がはみ出ている。
肉は身離れがいいので食べやすい。見た目はごついがこれも美味。
昼食後は一般の人たちの生活がわかるような所が見たくて、
ショッピングセンターに連れていってもらった。
ジャスコのような大きなショッピングセンター「Eマート」を一通り見学後食料品売り場へ。
ここで普段土産を買わないマイケルが韓国のりやチジミの粉、
ごまの葉の缶詰を買っていたので、みんな真似して同じような物を購入。
一旦ホテルに荷物を置きに帰って、4時にホールへ。
昨日字幕の訂正をし残した部分の入力をソヌンちゃんがせっせとやってくれた。
国際演劇協会のヤン先生から僕とマイケルが夕食の招待を受けていたので
5時半に車で5分ほどのレストランへ向かう。
昨夜僕らがカルビを食べていると聞いたヤン先生は、カルビを避け、
今夜のメニューはしゃぶしゃぶ。
日本式でごまダレやポン酢で食べる。
開演時間が迫ってきたので中座してホールに戻った時には開演30分前だった。
戻ってすぐ朝日放送の藤田さんが楽屋にやってきた。
たまたまこの日から藤田さんが休暇で韓国に行くと聞き、
ちょうどスウォンで公演しているので是非と言っていた。
実は藤田さんと冬ぐらいに韓国での公演を企画していて、ちょうどその下見にと
ソウルに行く前に寄ってくれた。
今日の入りは昨日より多く、250人ほど。
今日も拍手と歓声で迎えられ、よくウケた。
日本と同じ所でちゃんと笑いが返ってくる。
終演後、今日も女学生達がノートやフェスティバルのパンフを持ってきて、
サインをしてくれと言う。
サインが終わると藤田さんがもう一度現れ、デジタル・ビデオでインタビューに答える。
続いてフェスティバルの役員さんやスウォン市の観光課の課長さん達が挨拶に訪れ、
スウォン市の写真集、切手集、うちわなど土産にもらう。
そそくさと撤収してホテルに鳴り物など荷物を置きに帰り、打ち上げに街に繰り出す。
ビア・バーで軽く喉を潤して民芸居酒屋のような店へ。
古い家屋を居酒屋にしたような店で、庭がテラスのようになっている。
季候がいいので外で飲む事にする。
ソーセージや豆腐・春雨などの入った軍隊鍋「プデチゲ」やチジミなどをあてに、
マッコリやジンロを飲む。
その後はカラオケルームで激しく3時まで盛り上がった。
明日みんな大丈夫か?


世界遺産の「水原華城」長安門。


フェスティバルのメイン会場「華城行宮」前で。


カルビ・タン。すごいボリュームだけどこれがうまいのよ。


もどる