2003 欧州公演日記
本文へジャンプ 9月24日〜30日 



9月26日(金) フィンランド公演

朝9時20分ロビー集合。
大使館の車2台に荷物を乗せ分乗してシュレメチボ空港に。
途中大渋滞していっこうに車が動かなくなった。
送りに来てくれた大使館の阿部さんによるとVIPかも知れないとのこと。
ロシアではVIPが通るとき平気で何10分も道路をシャットアウトしてVIPを通すそう。
30分ほどしてやっと動き出す。
走り出すとスイスイ行くので、やはり自然渋滞ではなく、
人為的に止められてたよう。
12:50フィンランド航空でヘルシンキへ。
2時間弱のフライトの間ほとんど寝ていた。
睡眠不足と疲れが出たのかも知れない。
1:40ヘルシンキのヴァンター空港到着。
在フィンランド日本大使館の高谷一等書記官とバートさんが待っていてくれた。
バートさんはマイケルの友達で、去年のベルギー公演の時、
オランダ語の翻訳を協力してくれて、ヘルシンキからブラッセルに駆けつけてくれた。
今回も会場のヘルシンキ大学や日本大使館と話を進めてくれた。1年ぶりの再会。
官用車でまずはホテルにチェックイン。
ヘルシンキの宿は市の中心地、ヘルシンキ中央駅すぐそばの
ラディソン・SAS・プラザホテル。
こぢんまりとしてるが、しゃれた内装でベッドも大きい。
スーツケースから衣装類を出して、別のカバンに詰める。
休む間もなくヘルシンキ大学へ。
約150人入る大教室だけど、ここも予約が多く補助席を出すそう。
教壇の上に机を乗せるが高座としては少し低い。
何かかさ上げする物はないか相談し、ビールケースをバートさんが調達してくれた。
これで高さは十分。
プロジェクターとスクリーンは教室備え付けの物をそのまま使用。
大使館から持ち込んだ金屏風で舞台袖を作り設営完了。
バートさんの彼女リーッカさんと字幕の訂正を少しする。
リーッカさんはバートさん同様日本語ペラペラ。
客が入ると舞台袖に行けないので、客入れの前に舞台袖に入り
そこで着替えもすることになった。
7時、主催者や協賛企業の人の挨拶の後いよいよ開演。
ここも85%ぐらいがフィンランド人。
フィンランド用のマクラの食いつきもよく、フィンランドは親日家が多いと言うことも
あるかも知れないが、ここでも落語はよく受ける。
終演後はフィンランド料理屋「ラッピ」で打ち上げ。
大使館の高谷さん・永井さん、バートさんにリーッカさん、
翻訳をしてくれたサミーさんとお友達、そして我々一行。
外国人グループもみんな日本語ペラペラ。
トナカイ料理など、フィンランドも料理はすごくうまい。
食事の後マイケルの部屋でサンブッカを飲む。
部屋にもどって服を脱ぎ、倒れるように眠り込んだ。



ヘルシンキ大学の入り口に貼られたチラシ。


大教室は補助席まで一杯。


フィンランド料理屋で。皿屋敷のお菊ポーズで記念撮影。



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