2002秋 欧州公演日記
本文へジャンプ 9月24日〜10月3日 



9月28日(土) ブリュッセル公演


今朝は7時頃目が覚めた。
今回の旅で一番よく眠れた。
毎日睡眠時間は3時間ほどなので、さすがに睡眠不足で朝までぐっすり眠った。
10時前に荻野さんと塚原さんが迎えに来て今日の会場の広報文化センターへ。
ここは日本大使館の入っているビルの1階にある。
昨日下見してだいたいの見当を付けていたので設営作業はスムーズに進んだ。
ランチは和食の弁当。
図書室で話しながらいただく。
昼過ぎ、開演までに時間があるので少しブリュッセルの街を散策することにする。
図書室に残ってダラダラしたいという福矢を残して、
我々4人と荻野さん、塚原さん夫妻と街の中心部グラン・プラスへ。
四方を古い建物で囲まれた石畳の広場で、1月に行ったミュンヘンの広場に似ている。
広場の近くに有名な小便小僧の像がある。
コペンハーゲンの人魚像、シンガポールのマーライオンと並ぶ
「世界3大ガッカリ」と言われる像で、想像より小さいと聞いていたので
それほどガッカリしなかった。
週末などは服を着ていたりするらしいけど今日はまだ裸のままだった。
衣装のスケジュールが張り出されていて、今日はスペインのサッカーチーム、
レアル・マドリッドのユニフォームにお色直しするらしい。
1時間ほど散策してまた会場に戻る。
今日は土曜なので3時開演。
120人ほどのお客さんで、約80%がベルギー人。
昨日はオランダ語圏のお客さんだったけど、今日は85%ぐらいがフランス語を使う人らしい。
昨日よりもいい反応。
終演後またホテルに戻って夜の夕食会まで自由行動。
部屋に荷物を置いて、一人タクシーでまたグラン・プラスへ
土産物屋でそそくさと買い物してすぐにホテルに戻ってきた。
ロビーにはもうみんな集まっていて、夕食に招待してくださった
ベルギー竹中工務店の樋口さんらも待っていた。
実は5月にとあるパーティーで竹中工務店の方に会い、
欧州公演の話をすると、ベルギーに行かれるなら現地の社員に
食事会を設けるように言いますと言ってくれた。
竹中工務店ブラッセル事務所所長の樋口さんの呼びかけで、
ベルギー日本通運社長の松崎さん、旅行代理店の滝口さんらが
我々のために食事会を開いてくれた。
グラン・プラス近くのレストランに向かう途中、小便少女を見に行く。
小便小僧に対抗して誰かが作ったらしいが、
少女が裸でしゃがんで用を足している様は、小僧ほど愛嬌がなく、
ちょっと何だかなぁと言う感じ。
レストランは「オ・ザルム・デ・ブラッセル」という、ムール貝で有名な所。
ここで今回のオランダ語の翻訳でお世話になったバート・ゲインズさんと合流。
現在フィンランドにいるバートさんはヘルシンキからわざわざ駆けつけてくれた。
山盛りのムール貝が出てきた。
昨年の英仏公演の時、エジンバラのフィッシャーと言うシーフードレストランで
バケツ一杯のムール貝をみんなで黙々とたいらげたのを思い出す。
2週間のエジンバラ滞在中2回も行った。
こちらのムール貝もすばらしく、ホワイトクリームで煮た物、
ガーリックが効いたエスカルゴ風など、ヨーロッパのムール貝はうまいとつくづく思う。
その後それぞれヒラメやエイなどの料理を注文する。
夕食の後グラン・プラスへ。
どの建物もライトアップされ、とてもきれい。
昼間とはまた違う趣。
11時過ぎ、宿泊先のホリデー・イン・シティー・センターに戻ってきた。
我々5人とバートさんで近所のアイリッシュ・パブでベルギービールを何種類か飲む。
デュビルビールはアルコール度数が8.5%もある。
何杯も飲むとかなりこたえるのでほどほどにしておく。
2杯ほど飲んだところでみんな眠そうなのでホテルに戻った。



ブラッセルの中心地グラン・プラス。



今日の会場、日本大使館内広報文化センター。



ムール貝を山ほどいただく。
右列手前から樋口さん、松崎さん、滝口さん。



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