2002秋 欧州公演日記
本文へジャンプ 9月24日〜10月3日 



9月27日(金) ベルギー公演


今日はベルギーへ移動。
朝7時にホテルに迎えが来て空港へ。
見送りの登さんと挨拶して別れ空港のビジネスラウンジへ。
ここでコーヒーなど飲みながらしばらくすごす。
まずラウダ航空でウィーンまで行く。
ウィーンのビジネスラウンジでまた乗り換えの間しばらく過ごし、
チロリアン航空でベルギーの首都ブリュッセルへ。
飛行機はプロペラの小さいの。
ウィーン空港でメモリーカードリーダーを見つけて買ったが、
前のリーダーのドライバーを残したままでインストゥールしたら
うまくいかない。
時間がないのでそのまま。
せっかく買ったけどしばらくまた写真をアップできない。
12:50ブリュッセル着。
空港には大使館の荻野さん(偶然ブルガリアの担当者と同じ名前、こちらは女性)と
広報文化センターの塚原さんが迎えに来てくれていた。
ワゴン車に荷物を積み込みまず大使館へ。
明日公演する大使館内の広報文化センターを簡単に下見。
すぐホテルにチェックインして今晩の公演に必要な荷物を持ってロビーへ。
車でブリュッセルから約1時間のゲントへ向かう。
実はこちらのゲンクでプレーするサッカー日本代表の鈴木選手に
大使館を通じて招待状を出していた。
ゲンクとゲントは車で1時間半ほどかかるらしい。
ネットで調べると28日はホームで試合があるが27日はない。
昼間練習があるかも知れないが、リフレッシュがてら落語でも聞きに来ませんかと、
大使館の人がチームにはオランダ語で、鈴木選手には日本語で招待状を出してくれていた。
日本を発つ1週間ほど前に大使館に鈴木選手から
「お招きいただきありがたいですが、自分はチームでは1軍半的な存在で、
その日は2軍の試合に同行しないといけないので残念ながら行けません。
桂様にもよろしくお伝えください」とご丁寧な返事をもらっていた。残念。
今夜の会場はゲント大学のフィルム・プラトーという150席ほどの映画用のホール。
少し傾斜のついた立派な椅子が並び、舞台もちゃんとある。
高座とプロジェクターはいいのを業者が持ってきてくれた。
高座と字幕位置の調節など設営に少し時間がかかったが、
6時半頃設営終了。
7時頃、道が空いていたとかで早く着いた在ベルギー全権特命大使の
佐藤大使が到着、挨拶をする。
開演まで少し時間があるので、今回の公演で大変お世話になったゲント大学
日本学科のバンデンブルック先生の奥様(日本人)が差し入れしてくれたおにぎりをぱくつく。
だし巻きやきゅうりの漬け物もあり、とてもおいしかった。
8時開演。
バンデンブルック先生が日本語とオランダ語でスピーチし出番が来た。
ベルギーはオランダ語圏とフランス語圏があり、ゲントはオランダ語圏。
明日公演するブリュッセルは両国語併用地域なので、
フランス語・オランダ語、2カ国語併記の字幕を作ってきた。
字幕ならではの公演。
入りは約2/3ほどだけど、ここも熱心によく聞いてくれる。
終演後場所を移してレセプション。
他のメンバーは撤収作業をし僕は紋付き袴のまま近くのレセプション会場に。
ゲント大学学長の後、佐藤大使のスピーチ。
シャンパンで乾杯し、学長、大使、バンデンブルック先生らと談笑。
撤収していたメンバーも駆けつけ、約1時間ほどでレセプション終了。
それから着替えてまた車でブリュッセルへ。
疲れが溜まってるのか帰りはずっと寝ていた。
部屋に入って着物だけ持ってきた衣紋掛けに掛け、
風呂も入らずにそのままバッタリ寝てしまった。



会場のゲント大学フィルム・プラトー。



字幕はフランス語とオランダ語の2カ国表記。



終演後のレセプション。
右が佐藤大使、左はゲント大学学長。



もどる