2001 英仏公演日記
本文へジャンプ 8月17日〜9月16日 



9月9日(日)いとこの家でのんびり


朝8時頃起き出して1階に下りていくと、家族はすでに朝食にかかっていた。
実は聡君の奥さんが通訳の仕事をしていて、朝からオランダに発つらしい。
迎えの車に乗る奥さんを見送って、朝食後のんびり。
バイクレースのテレビ・ゲームをしたりして一人息子のゆう君と遊んだ。
昼前、みんなで散歩に出る。
聡君親子を見ると革ジャン着てたりするので、慌てて上着を重ね着する。
もう気温はすっかり秋のような状態で結構寒い。
日曜の午前中、車の通りも少ないしのんびりした住宅街だった。
公園はここも広々した芝生で、サッカ−を楽しむ人たちがいる。
児童の遊戯場でゆう君がブランコに乗ったりジャングルジムしたりして遊び、
僕の携帯のプリペイド・カードを買いに駅の方に向かう。
カードを買った後家に戻って車で昼食に出る。
聡君のボルボは修理中で、今は代車の小さなフォードを乗っているが、
どうやら前に使っていた人が犬を乗せていたようで、
犬アレルギーの聡君は車に乗る度に大きなマスクをかける。
それでも1時間が限度だという。
車で10分ほどのショッピングセンターに着く。
ここは元ヤオハンでおいしい飲茶の店があるらしい。
行くとかなり大きな店だけど日曜の昼時とあって、店の前に長蛇の列ができている。
あきらめてフード・コートの方で食事することにする。
日本のショッピングセンターと同じように、回りにいろんな店が並び、
そこの料理を広場のテーブルに運んで食べるスタイル。
ぐるっと一通り回ると日本食や中華などが多く、ラーメン屋でラーメンと餃子のセットを食べる。
かなり日本のラーメンに近い味。
ここは元ヤオハンと言うこともあって、結構注文も日本語で通じるし、
メニューや看板なども日本語で書かれ、館内のアナウンスは日本語で
「今日のお買得商品はアジのたたき」などと言っている。
客の大半は日本人と中国人のよう。
いったいここはどこなのかわからなくなる。
昼食後家に戻り、夕方予約していた整体師の所に行く。
車で約10分。
日本の食材がたくさん売られている小さなスーパーの地下に指圧センターがある。
日本から来た整体師さんに約50分、左の首筋から肩にかけて残った凝りをほぐしてもらう。
だいぶん楽になった。
ここはレンタルビデオも扱っていて、日本のドラマやバラエティーなどのテレビ番組を
録画したものをレンタルしている。
夜は聡君お勧めの中華料理屋で食事。
紹興酒を飲みながら珍しい料理をいただく。結構あっさりしていてうまい。
帰りの車の中で運転中の聡君がゴソゴソ何かを探している。
聞くとマスクがどこかにいったという。かなり鼻がもぞもぞしてるよう。
マスクが見つからないので窓を開け、窓から顔を出しながらの運転となった。
帰ってゆう君を寝かせ、腹ごなしにみんなでサンブッカを飲む。
グラスに注ぎ、それぞれライターで青白い火をつけて楽しむ。
明日から2日間ロンドン公演。
残すところ4公演、1週間。
長いツアーもいよいよ終盤にさしかかった。


我々がやっかいになっているロンドン郊外の聡君の家。


公園で遊ぶ聡君とゆう君。



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