2001 英仏公演日記
本文へジャンプ 8月17日〜9月16日 



9月2日(日)マンチェスター公演


朝9時にB&Bを出発。ハート・バーンからマンチェスターまで高速をとばす。
12時半頃マンチェスター到着。
しかし一方通行や左折オンリーなどでなかなか行きたい方向に行けない。
なんとかピカデリー駅近くのホテルに到着。小さな宴会場で設営にかかる。
毎回高座を何で作るかが問題になる。
ちょっと低いが宴会場のテーブルを二つくっつけてと・・・段取りしていると、
担当者がほかの宴会場で机を全部使ってしまっていると言う。
勝手にいろんなドアを開けて高座にできそうな台を探すと、
マイケルが畳一畳台のベッドの台を発見。
これを三段積むとちょうどいい高座になった。
定式幕で舞台袖を作り、鳴り物を配置する。
備え付けのスクリーンをそのまま使ってプロジェクターを設置。
マイケルは公演予定だったギャラリーで待ち受け、
知らずに来た客を誘導する。
今回のマンチェスターはネットで知り合った島田佳代子さんがずいぶん協力してくれた。
島田さんはサッカーチーム、マンチェスター・シティーが好きで、
マンチェスターに住みついてしまったという筋金入りのファン。
(現在発売中の雑誌「Number」にボルトンの西澤を取材した彼女の記事が出ている)
彼女が方々の友人に連絡を取り、チラシを配布してくれている。
そのお客さんをこっちのホテルに誘導し公演スタート。
入りは少なかったけど、昨日のイングランド大勝のギャグを早速入れるとすごくうけた。
実はこっちに来る車の中でマイケルに口立てでこのネタを話し、
開演1時間前に入力したギャグだった。
すぐに字幕を加筆訂正できるのがパソコンのいいところ。
去年は開演30分前に小咄を追加したこともある。
終演後島田さんも交えて欧州最大のパブで打ち上げ。
ここは昔の劇場を改装してパブにしたそう。
考えたら昼ご飯を食べてなかった。
時々バタバタしていて一食とんでしまう。
島田さんを送ってまた3時間半かけてハート・バーンへ。
途中で運転を代わる。
高速は苦手なランナバウトもないし、マニュアル車にもなれたので楽しい夜のドライブだった。
でも最近イギリスでも自動取り締まりカメラが設置されだしたそうで、
いたる所にカメラマークがある。
29日のスターリングからの帰り、マルコがおしっこがしたいと言いだし、
マイケルがスピードアップ。
何か背後でピカッと光ったことがあった。
後でわかったことだが、イギリスの速度取り締まりカメラは、
日本のように車の前面ではなく、車の背後からナンバープレートを撮るようになっているらしい。
マイケルはエジンバラにいた2週間ですでに駐禁が2回あった。
それに加えスピード違反1回。
イギリスの罰金は日本に比べてずっと低いそうやけど、
こう違反が多くては辛いやろうなぁ。
帰り道、近くで一番大きな町モーパスでビールやミネラルウォーターを買い、
B&Bのリビングで軽く一杯やってそれぞれの部屋に戻る。
明日はまた大移動。


マンチェスターでお世話になった島田さんと。


劇場を改装した欧州最大のパブで打ち上げ。



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