2001 英仏公演日記
本文へジャンプ 8月17日〜9月16日 



9月13日(木)パリ公演スタート


朝はゆっくり起きていつものようにシャワーとホームページの更新。
ここのシャワーは広くてお湯がふんだんに出る。
イギリスにいる間どこも狭いところでシャワーを使わなければいけなかったし、
どこに行っても「mira」製のシャワーは力無く頼りない。
ここのシャワーは熱いお湯が勢いよく出るが、排水が悪いようですぐに下にたまる。
2ついいことがない。
1時半頃服部さんが車で迎えに来てくれて、会場の日仏文化センターへ。
設営にかかっているところにマイケルが大太鼓を持ってロンドンからやって来た。
高座にもうせんをかけ、舞台袖をセンターの定式幕を張って作り、
プロジェクターを設置する。
ここは白壁なのでスクリーンを使わず、直接壁に字幕を出すことにする。
舞台設営が早く終わったので字幕の内容を変更することにする。
日本にいるときに去年のバージョンで翻訳してもらった。
今回の公演の間にマクラはかなり毎日手を加え、
変化しているので、今のバージョンに変えることにする。
しかしフランス語なので、ここのスタッフに翻訳してもらって入力しないといけない。
日本語で行ごとに番号をうったマクラをもとに追加部分を翻訳してもらう。
こっちが全部書いてから翻訳にかかると時間がかかるので、
半分書いたところでここにメールで文面を送り、
翻訳作業中にもう半分を書き上げ、全部翻訳された訳文をまたメールでこちらに送ってもらって
入力することにした。
ところがサーバーの不具合で何度やってもメールが届かない。
アシスタントのヤンヌが僕のLANコネクターを見つけ、
LANでここのPCと接続してデータのやりとりをしようとしたがこちらもうまくいかず、
プリント・アウトして文面を手渡すことになった。
ここのプリンターのドライバーをインストゥールし、文面を印刷。
ところが翻訳文の入力だけでなく、ごっそり順番を入れ替えたところもあり、
結構時間がかかり、開演30分前になってしまった。
このまま作業を急いで続けて字幕に間違いが出るといけないので、
ニューバージョンを断念、去年バージョンでやることにする。
その旨鳴り物陣に伝え、楽屋で着替えにかかる。
服部さんのフランス語の挨拶の後、8時過ぎ開演。
お客は約7割が日本人。
字幕のタイミングがよく合っていたのかフランス人も同じ所で笑っている。
マイケルはフランス語がよくわからないので、字幕にふられた番号と
日本語台本の番号を首っ引きで見ながら操作している。
字幕がずれるといけないので、アシスタントの松永さんにマイケルの横でチェックしてもらった。
終演後簡単に片づけ、松永さんとメトロでアパートに向かい、荷物を置いて食事に出る。
タクシーで松永さんの近所のカフェに向かい食事。
食事の後もう一軒カフェで飲んでアパートに帰った。



会場の日仏文化センター


3階に約100人が入れるスペースがある。


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