2001 英仏公演日記
本文へジャンプ 8月17日〜9月16日 



9月10日(月)ロンドン公演スタート


朝7時過ぎに起きて階下に行くと聡君とゆう君が朝食の真っ最中だった。
奥さんがオランダ出張中なので聡君がゆう君の食事の支度をしている。
奥さんの出張がよくあるみたいで慣れているようだった。
ゆう君は私立の小学校に通っているので、送り迎えはどうなるのかと思っていたら、
奥さんがいないときはベビーシッターが来てくれて送り迎えしてくれるとのこと。
ここは衛星のチャンネルで日本のテレビ番組をいつもつけていて、
朝のこの時間は日本の夕方のニュースをやっている。
7時半頃テレビでNHKの朝のドラマ「ちゅらさん」をやっていた。
ちゅらさんもしばらく見ないうちに話が進んでいて、子供が大きくなったなぁとか、
やっぱりこの二人はひっついたかと思って見ていた。
日本人のベビーシッターが8時頃に来て、後は彼女に任せておけばいいらしい。
8時10分頃聡君は仕事に出かけ、20分頃ゆう君が制服に着替えて登場。
制服を見てびっくり。
グレーのズボンに濃紺と紫のストライプのネクタイ、
それに同じ色のストライプのジャケット。かなり派手な制服。
20分頃にベビーシッターとゆう君は出ていった。
朝食後いつものようにシャワーを浴びPCに向かって作業していると、
マルコや福矢が起き出してくる。
午前中はそれぞれで過ごし、3時半頃マイケルがやってきた。
今日からロンドン公演で、今日は英語字幕版。明日は日本人のみの通常の落語会となっている。
今日はいつもの字幕版の「お玉牛」だけではなく、中入り後「皿屋敷」もする。
字幕版で初めて2席連続やることになる。
皿屋敷のマクラを追加するため、僕が口述する物をマイケルが訳しながらPCに入力する。
作業が手間取ったのと、渋滞もあって会場入りが少し遅れてしまった。
6時前に会場のケンジントン・パレス・シスル・ホテルに到着。
今日の主催者のJALロンドン支店の伊賀さん達はすでに来ていた。
高座や舞台袖、字幕機材などの設営にかかる。
7時頃、設営途中でJALの人が、もうお客様が来られているのですがと心配そうに聞く。
開演時間を確認すると、開演は7時だった。
今まで夜の公演と言えば8時とか8時半だったので、8時開演と思いこんでいた。
慌てて設営を済ませ、開場。
15分ほど押して開演。
明日の日本人向け落語会はソールド・アウトとなり、こっちに回ってもらったお客さんもいるので、
日本人が約半数いる。
中入り後隣の部屋で慌てて着物を着替える。
やはりまず「お玉牛」をやってから「皿屋敷」をする方が反応がいい。
終演後ロンドンにいる後援会長の娘さんからお土産を頂く。
エジンバラまで来てくれたマイケルの同級生ローナも見に来てくれて、一緒に食事をとなった。
ロンドン在住のローナにどこかいい店ないかと聞くと、レバノン料理屋があるという。
レバノン料理なんか食べたことないのでみんな大賛成。
レバノン・レストランではマイケルのメニューの説明を聞いていろいろ注文したが、
結構レモンを使った料理が多く、あんがいうまい。
食事後マイケルに車で聡君宅まで送ってもらった。


ゆう君の小学校の制服。さすが英国の私立小学校。
我々が大阪でこんなジャケット着てたら、「昔の漫才師か」と突っ込まれるところ。


判読不能のレバノン料理のメニュー。英語のページもちゃんとある。



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