2001 英仏公演日記
本文へジャンプ 8月17日〜9月16日 



8月30日(木)完全オフ


朝9時頃、うちに泊まっていた黒田先生はイタリアに向けて旅立った。
朝日の上田さんも12時前に日本に帰った。
上田さんは31日に日本に着き、1日の彦八まつりの取材をするそう。
かなりハードなスケジュール。
今日はイギリスに来て初めての完全オフ。
ところが朝からあいにくの雨で、昼頃からマルコと福矢はビールを飲みだし、
僕もスコッチでつきあう。
しばらくすると、福矢が部屋で寝だし、マルコも自分の部屋へ消えた。
酔いもあって完全オフはフラットでだらだら。
2時頃から陽が照りだし、エジンバラ最後の休日なのに、
このまま部屋にいるのももったいないので4時頃タクシーでホリールード宮殿へ。
エリザベス女王も泊まる現役の宮殿だけど、一般公開されている。
部屋の奥にキングとクイーンが並んで座るような接見の間、
王様の寝室、妃の寝室などなど、見て回る。
ホリールードを出てハイ・ストリートをまっすぐお城に向かって歩く。
そのままロイヤル・マイルからお城へ。
まだミリタリー・タトゥーのスタンドは残っていて、撤収作業中だった。
珍しく夕陽がまぶしい。
晴れていてもなんか雲が多いので、こんなに陽が傾いてても雲に遮られることなく
陽が差すのは珍しい気がする。
城から下り坂を歩いてフラットに帰ることにする。
下りが終わると今度はフラットまで緩やかな登り。
この町はアップ・ダウンが多い。
6時半頃フラットに戻ると誰もいなかった。
福矢・マルコも出かけたよう。
洗濯した手拭いにアイロンをあてているところにマイケルから電話。
明日の大移動のため少し大きめのレンタカーを手配しようとしてるが、
今は手頃なのがなく、待っているそう。
8時過ぎ、福矢とマルコが帰ってきて近所のイタリアン「インカ」に出かける。
味が薄味で我々によく合い、おやじが楽しい。これでこの店3回目。
マイケルがいなかったので、我々だけでおやじに聞きながらメニューを注文するが、
やはりどうしてもわからないものがある。
おやじは現物を厨房からもってきてムール貝とわかる。
ムール貝は昨日食べたからと別のお勧めメニューを聞く。
このおやじはよく冗談を言って我々を楽しませてくれる。
今夜エジンバラ最後の夜だからと一緒に記念撮影し、
改めてお互い名前を教え合う。
消化にいいからと前に飲んだサンブッカという火をつけて飲む酒を飲み、
何度あるねやろとボトルをもってきてもらい、度数を見ていると、
明日何時に発つという。
12時に出るというと、店に寄れ、サンブッカをプレゼントするという。
ほんとに気のいいおやじや。
明日はニューカッスルに発つ。


ホリールード宮殿


エジンバラ城前の衛兵。去年はキルト姿やったのに今年はズボン。



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