2001 英仏公演日記
本文へジャンプ 8月17日〜9月16日 



8月19日(日)公演スタート


朝10時にオーガスティンで公演の空きに照明その他のセッティング。
高座として去年使ったちょうどいい高さの台を今年も発注していたが、
何かの手違いで届いてない。
マイケルは何度も確認したらしいが去年からこんな事ばっかり。
外国は割といい加減。
楽屋のテーブルを二つ並べて置いてみたが少し低い。
楽屋にあったベンチを三つ並べて上に乗せると少し高いがいいようになった。
字幕用のスクリーンを高座の後ろに上からつるす。
今回スクリーンがネックだった。
昨年プロジェクターのコネクターがPCに合わず苦労したので、
今回はプロジェクターを持参した。
しかしスクリーンは巻いても長さが1.8mぐらいになってしまって、
飛行機や車の移動に支障が出る。
そこでコンパクトになるスクリーンを自分で製作した。
ホームセンターで伸縮する物干し竿と壁紙を買ってきて、
のばした竿に壁紙をクリップでとめる。
しまうと長さは1mほど。
プロジェクター、高座、照明とセッティングしていき、
昼過ぎホテルに戻って荷物を引き上げ、31日まで滞在するフラットへ。
車から全員のスーツケースと鳴り物、舞台用機材などを降ろしてフラットに入って驚いた。
我々の部屋は5階で階段しかない。
去年は3階でも荷物の上げ下ろしはヒーヒー言っていたのに、5階とは・・・・
僕のスーツケースは特大で子供の体重ぐらいの重さがある。
全ての荷物を運び上げたときはもうヘトヘト。
荷物を運ぶたびに体力が削がれる。
少し腰にダメージを受けたみたい。
部屋は去年のフラットより少し狭いが3LDK+1。
3ベッドの部屋に僕と福矢が、セミダブルのシングルには松井さんとマルコが
それぞれ入り、一番狭い3畳ほどの部屋にマイケルが入った。
ここはお宅の巣窟か、僕らの部屋は007のポスターがベタベタ貼ってあって、
ドアには水爆のキノコ雲の写真。
マルコの部屋はモンティーパイソンやら、オースティン・パワーズのポスターに、
ドアには「エボリューション」ちらしが。
マイケルの部屋にいたっては四方の壁になにやら漢字が書かれ、
どうやら風水の部屋らしく、ドアにはスター・ウォーズのヨーダの写真が。
近所のイタリア料理屋で昼食をとり、マルコ・福矢達はチラシ配り。
僕とマイケルは字幕の入力となったが、審査員が来るときに準備不足の「皿屋敷」は危険なので、
去年と同じ「お玉牛」に急遽変更。
新しいネタなども入れて字幕を手直しし、夕方劇場へ。
審査員のために急遽設定した公演なので、この公演はプログラムに載っていない。
劇場に頼んで人を集めてもらい無料で入場してもらった。
結局審査員は現れなかった。
せっかく審査員がこの日しかというので劇場に無理を言って1日借りたのに・・・
でもまだ字幕がうまく合わないところもあるようなので、
かえってよかったのかもしれない。
夜は近所の中華のデリバリーで知ってる限りの英語と中国語と筆談を駆使して、
四苦八苦しながら僕と福矢で春巻きと八宝菜、酢豚を買って部屋で食べた。
マイケルの荷物はやっとバルセロナで発見された。


ミキサー卓で字幕用のPCのセッティング


フラットのリビングで。マルコはスッピンなので・・・



もどる