2001 英仏公演日記
本文へジャンプ 8月17日〜9月16日 


8月18日(土)エジンバラ到着


8時にホテルを出てルートン空港へ。
ルートン空港はロンドンの郊外にあるが地球の歩き方にも乗っていないローカルな空港。
日本人は僕たちしかいないよう。
レンタカーを返し、チエックイン。
出発ロビーは不親切でどこ行きか表示がない。
ここでいいのかどうかもわからない。
マイケルがその辺の人に聞くがみんな「たぶんここ」みたいな返事。
そこかしこで同じようなことを聞く人がいる。
英国人でもわかりにくいよう。
グラスゴーまでは約1時間。
グラスゴー空港でまたレンタカーを借り高速を走って1時間ちょっとでエジンバラに到着。
ヒースロー空港からエジンバラ行きの便があるが、
1泊ロンドンに宿泊しても次の日ルートンからグラスゴーに行く方が安くつくらしい。
車で走っているとおなじみのエジンバラ城が見えてきた。
ところがいくら走ってもなかなか見覚えのあるところに行き着かない。
エジンバラは高台のエジンバラ城を中心にした町で、
どこからでも城が見える。
城にさえ向かえば道はわかるはずだけど、全然知らない道ばかり。
去年歩き回っていたときは小さな町だと思っていたが、
車で走ると案外大きい。
やっとなじみの道に出て、公演するオーガスティン着。
ここは教会で1階の礼拝堂と地下の集会所が劇場になっている。
エジンバラ・フェスの期間中こんな仮の劇場が市内に200カ所も出現し、
フリンジだけで6000ほどの公演が行われる。
我々の公演場所は去年と同じ約100席の地下集会所。
ここには近郊のスターリングに留学している岡本亜希子さんが待っていてくれた。
去年最終日の公演に時間を間違えて終わってから来た女の子で、
今年はスタッフとして手伝ってもらうことになった。
なじみのスタッフと挨拶し、打ち合わせ。
それからハイ・ストリートにチラシまきに出かける。
ハイ・ストリートはお城に至るロイヤル・マイルに続く道で、
フリンジ・オフィスがあり、たくさんの観光客が訪れるため、
大道芸や公演の宣伝のためのアーティスト達が衣装のままチラシを配ったり、
パフォーマンスをしたりで一番賑やかな通り。
チラシをある程度まいて遅い昼食。
昼食後チラシをまきながらオウガスティンに戻り、1泊だけするホテルに到着。
変わったホテルで、部屋は2LDK。
ツインの部屋が二つにソファーベッドのあるダイニング・リビング・キッチン。
ソファーベッドはマルコの寝床。
夜は去年も行ってうまかった中華屋。ホテルに帰るときかなり寒かった。
Tシャツに長袖シャツではぶるぶる震える。
明日はエントリーしているペリエ・コメディー・アウォードという
ヨーロッパ最大のコメディー賞の審査員が見に来る。
マイケルのスーツケースはまだ見つからず、
思い出しながら一から翻訳してるみたいだけど、間に合うか。


オウガスティン前のパフォーマー


ハイストリートのストリート・ミュージシャン



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