2001 英仏公演日記
本文へジャンプ 8月17日〜9月16日 


8月17日(金)ロンドン到着



朝9:30、関西空港到着。
鳴り物担当のマルコ(住田益子)と、桂福矢とは10:00に待ち合わせているので
 少し時間があったが待ち合わせ場所に行ってみると、マルコと福矢はすでにいた。
今回はこの三人でロンドンまで旅立つ。
空港の出国カウンターで露の新次と会う。
聞けば娘の留学先のロンドンに行くという。偶然同じ便だった。
プロデューサーのマイケル・ジャックソンは、7月中旬からずっと捕鯨のドキュメンタリーやなにやらで
イギリス・オランダ・スペインなどを旅していて、最後はアメリカのニューメキシコの
能の公演終わりでバルセロナに行き、別の仕事をこなして17日、
ロンドン・ヒースロー空港で我々と落ち合う手はず。
かなりハードなスケジュールをこなしている。
JAL421便で11:50関空発。約12時間のフライト。
機内では映画「トラフィック」を見る。
ほぼ定刻どうりにヒースロー空港に着いたが、入国審査のカウンターに長蛇の列。
いろんな国のいろんな人種が列に並んでいる。
マイケルは我々より早い便でバルセロナから着いていて、我々を待っているはず。
遅くなったので心配しているかもしれない。
着いて1時間半ほどかかりやっと到着ロビーに。
たくさんの迎えの人の中からマイケルを探したがいない。
昨年ロンドンで買った携帯を出し、1年ぶりにスイッチオン。
日本用のコンセントアダブターを買い、チャージしていたが日本の電圧は低すぎて
全然チャージできていない。いきなりローバッテリー。
何とかマイケルの携帯に電話したが留守電モードになっていて連絡できない。
改めてクレジットカードの使える公衆電話で2つ目の携帯に
電話しているところにマイケル登場。
聞くとニューメキシコからバルセロナに移動の際にスーツケースが消えたとのこと。
航空会社に問い合わせたが見つからないと言う。
スーツケースの中には今回のエジンバラフェスでやる「皿屋敷」の
翻訳フロッピーが入っていると言う。
初日の空港到着から大トラブル発生。
マイケルはすでにレンタカーを借りていて、車に荷物を積み込み、
夕方9/10・11の公演先のKensington Park Thistle Hotelを下見。
去年もたいへんお世話になったJALロンドン支店の伊賀さんと合流。
会場を見たが少し狭いので同じ通りの15m先にある
系列のKensington Palace Thistle Hotelに会場を変更。
夜は日本料理屋さんでマイケルの知人のとし子さん母娘と合流。
とし子さんは京都に住んでいるが、毎年夏には娘の留学先のロンドンに来ている。
去年もロンドンで何度か会ってフォーラムホテルのロンドン公演にも来てくれた。
料理屋にアメリカでマイケルと仕事していた能の松井あきらさんも到着。
松井さんは数日後にロンドンで能を教えるそうだけど、少し早い目に英国入りし、
エジンバラ・フェスの芝居をいくつか観劇するため、しばらく我々と行動を共にする。
夜はロンドン郊外のルートン空港近所のホテルに宿泊。
明朝グラスゴーに発つ。



関空で 




もどる