◆デビッド・クローネンバーグ

デビッド・クローネンバーグ ◆David Cronenberg
◆でびっどくろーねんばーぐ

◆1943年3月15日生まれ
◆出身地:カナダ/トロント

◆デビュー作:「シーバース/人喰い生物の島」(1975)

◆1961年トロント大学に入学し生化学、生物学を専攻するが1年後に英文学部に転向。バロウズ、ナボコフに熱狂する。在学中に友人が映画に出演したことで映画に興味を持ち16ミリで短編映画「Transfer」「From the Drain」の2本のSFを製作。また、短編小説でも賞を受ける。最初の36ミリ映画は短編の「ステレオ/均衡の遺失」(1969)。その後、多くのTV作品を手がけたのち、大学卒業後に書いた脚本がカナダの映画会社に気に入られた「シーバース/人喰い生物の島」(1975)で長編映画監督としてデビュー。超能力戦を描く「スキャナーズ」(1981)の頭部爆発シーンで一躍注目を浴び、「ビデオドローム」(1982)では生物と機械が融合したようなプロップでカルトな人気を集める。「ザ・フライ」(1986)が世界的にヒットし一流監督の仲間入り。俳優としてのカメオ出演は多く、メガネをとったときのあぶない目の表情を生かした役が多い。古い手術道具のコレクターで、「戦慄の絆」(1988)では自らデザインした手術道具が多数スクリーンに登場した。1990年にはフランス政府から、芸術文化勲章「シュヴァリエ」を授与され、1999年にはカンヌ国際映画祭で審査委員長も務めた。娘のカサンドラは「裸のランチ」(1991)以降の作品で助監督を務めている。

「スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする」(2002) トロント国際映画祭最優秀カナダ映画賞
「スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする」(2002) 第55回(2002年)カンヌ国際映画祭パルム・ドールノミネート
「クラッシュ」(1996) 第49回(1996年)カンヌ国際映画祭パルム・ドールノミネート
「クラッシュ」(1996) 第49回(1996年)カンヌ国際映画祭特別賞
「イグジステンズ」(1999) 第49回(1999年)ベルリン国際映画祭芸術貢献賞
「クラッシュ」(1996) カナダのジニー賞5部門を独占
「裸のランチ」(1991) 第57回(1991年)NY批評家協会賞脚本賞
「ザ・フライ」(1986) アカデミー賞特殊効果賞
「戦慄の絆」(1988) 第14回(1988年)LA批評家協会賞監督賞
「戦慄の絆」(1988) アヴォリアッツ国際ファンタスティック映画祭グランプリ
「デッドゾーン」(1983) アヴォリアッツ国際ファンタスティック映画祭批評家賞
「デッドゾーン」(1983) アヴォリアッツ国際ファンタスティック映画祭ヒッチコック・サスペンス賞
「デッドゾーン」(1983) アヴォリアッツ国際ファンタスティック映画祭黄金のアンテナ賞

「スパイダー/少年は蜘蛛にキスをする」(2002) : 監督/製作/脚本
「ジェイソンX 13日の金曜日」(2001) : 出演
「アメリカン・ナイトメア」(2000) : 出演
「short6:camera」(1999〜2001) : 監督
「レザレクション」(1999) : 出演
「イグジステンズ」(1999) : 監督/製作/脚本
「TABOO タブー」(1998) : 製作総指揮
「クラッシュ」(1996) : 監督/製作/脚本
「ダーク・ハイウェイ」(1995) : 出演
「スキャナーズ5/ザカリアス・リターンズ」(1994) : 原作
「エム・バタフライ」(1993) : 監督
「スキャナーズ ニュー・エッジ/ザカリアス」(1993) : 原案
「スキャナーズ3」(1991) : 原案
「裸のランチ」(1991) : 監督/脚本
「ミディアン」(1990) : 出演
「戦慄の絆」(1988) : 監督/製作/脚本
「ザ・フライ」(1986) : 監督/脚本/出演
「デッドゾーン」(1983) : 監督
「ビデオドローム」(1982) : 監督/脚本
「スキャナーズ」(1981) : 監督/脚本
「ザ・ブルード/怒りのメタファー」(1979) : 監督/脚本
「ファイヤーボール」(1978) : 監督/脚本
「ラビッド」(1977) : 監督/脚本
「シーバース/人喰い生物の島」(1975) : 監督/脚本
「DAVID CRONENBERG SHORTS デヴィッド・クローネンバーグ 初期傑作選」(1975)(TV) : 監督/脚本
「クライム・オブ・ザ・フューチャー/未来犯罪の確立」(1970) : 監督/製作/脚本/撮影
「ステレオ/均衡の遺失」(1969) : 監督/脚本/撮影