宮崎弁若者用語講座 上級編

アクセントに慣れる

 標準語圏のアクセントと宮崎のアクセントは、まったく違います。
 ここでは、宮崎のアクセントに慣れる練習をしましょう。

 「聴く」を押すと、実際のアクセントを聴くことができます(RealPlayerG2が必要です)。

例文:次の文を練習してみましょう。

A:昼どこ食べ行く?(お昼どこに食べに行く?)
B:どこでもいいよー。(どこでもいいよ。)
A:じゃぁよね、そこんマックでいいこっせん?(じゃあさ、そこのマックでいいよね?)
B:うん、べつんいいよ。(うん、べつにいいよ。)

A:昼どこ食べ行く? 聴く

「昼」は、「る」にアクセントをおきます。このように、2音で構成される単語は、そのほとんどが、うしろにアクセントがきます。これは名詞だけに限りません。よって、次の「どこ」も、うしろの「こ」にアクセントがきます。本来なら次の「食べ」と「行く」も、それぞれうしろにアクセントがくるはずなのですが、それではすべてが尻上がりのアクセントになってしまうので、少し変化を持たせて「食べ」のアクセントを前にもってきています。

B:どこでもいいよー。 聴く

宮崎のアクセントの基本は、平たんであることです(アクセントがない)。そして、あえてアクセントをおくならば、単語の語尾になります。ここでは「どこでも」はいちばんうしろの「も」に置きます。「いいよー」は基本的に、標準語と同じです。

A:じゃぁよね、そこんマックでいいこっせん? 聴く

「じゃあ」のアクセントは基本的に「あ」におくのですが、ここではその直後に「よね」があるために、はじめにアクセントを置きます。あとは後ろにアクセントをおく規則を文節ごとに適用して、「そこん」は「ん」に、「マックで」は「で」にアクセントを置きます。「いい」は、前の「い」に置いても、あとの「い」に置いても、どちらでもよいです。「こっせん」は、「せん」を上げるように発音します。

B:うん、べつんいいよ。 聴く

これもうしろにアクセントを置く規則に従って、「べつん」は「ん」に置きます。「いいよ」は、先に述べたように、標準語と同じです。

練習は以上です。あとは、実際に話して、慣れるのみ!

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