KAMIKAZE | |||
台風シーズン。航空会社は大変だと思います。欠航、引き返し、はたまたそれに伴う払い戻しとクレーム対応、計画外の機材と乗務員のやりくり…。 今日、2002年7月16日は台風7号が首都圏直撃するかもしれない、にもかかわらず出張のため大阪→東京移動をしなければならなかったのです。 朝、ニュースを見ると…天気予報によればまさに飛行機は静岡あたりに上陸しようとしている、でも公共交通機関の運行状況によれば全日空で欠航が決まったのは別の航路の1便だけとのこと。
空港に着いて、チェックインカウンターの機械に回数券を差し込んでみると、「近くの係員にお問い合わせください」のメッセージが。で、尋ねてみると「天候調査中」とのこと。しばらく待っていると「途中で引き返す可能性もありますのでご了承ください」の条件で出発することになりました。少し心配になってチェックイン前に係員にいろいろ聞いてみました。 「行って戻ってきたら時間はどれくらいかかるの?」
飛行機は定刻から10分くらい遅れで出発しました。空ではコーヒーを飲み、新聞を読んで、時間的にはそろそろ着陸態勢に入るころ…そのときです。 とにかく、周囲は雲の海。どこにいるかもわからないところを延々と飛行していきます。機内では乗客のみならず乗務員も着席し、じーっと何もできない(たまにトイレに立ってしまうオジサンあり)の状態が続きました。しょうがないのでお決まりの暇つぶし…。 「スチュワーデスさん。次も仕事あるんでしょ」 そういって、「翼の王国」とイヤホンを差し出されました。 てな会話を時々しているうちに、飛行機が着陸態勢に入ることを示す「ポン、ポン、ポン、ポン、」という音がしたのでした。 (う〜ん、新幹線も午後の飛行機も飛ばない状況で、数少ない便で東京入りできるなんて、なんてラッキーなんじゃ。) 近畿地方を通り過ぎて関東に逃げていく台風(台風、嵐といえば神風!?)に敢えて追いつき突撃していく飛行機。しかしまあ…神風に特攻していくなんて、まるで…(省)
……それは違いますね。 |
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