エピソード30 

空のYeah!!

 ってな訳で、飛行機の中でよく見る光景。スチュワーデスが反対側の通路やひとつ後ろの非常口で待っている仲間、ボーディングブリッジをつなげ終えた外の係員等に合図を送るときに親指を立てるポーズをよくやります。「イェ〜イ」って…。

 

 でも、あれは海外に行くと全くといって良いほど見ません。っていうことはローカルルール?

 今日、聞いてみました。本当は朝の関西→東京便でやたら親指ポーズが大げさにみえるキャビンアテンダントがいたんですが、そのときに聞くのはあてつけがましいので、帰りの東京→大阪の便で、どちらかというと控えめなポーズ(肘を体につけて胸の前あたりで指を立てる感じ)の方にお聞きしました。

 

 どうも、あのポーズはマニュアルなんかで決められたものでは無い、とのこと。でも間違いなくみんなやってますよね。別に、知らせるべき相手の前まで行って告げるなり、インターホンで知らせるなり、要するにわかりゃ何でもいいらしいんですが、NGではなくOKであることを告げればいい場合には最も確実なサインであるわけです。だから、顔の見えない機長にはイエーイは通じません、といわれました。はぁ、その通りです。

 

 考えてみると、ジャンボ機を始め大型の旅客機を惜しげも無く近距離便として頻繁に活用するのは世界中を見回しても日本だけです。離着陸時に必要で大きい飛行機でこそ有効なこのポーズが、一日中あちらこちらで見られるのは恐らく日本だけなのではないでしょうか。

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