社福の説明会がありました


[コメントツリー表示を見る] [発言時刻順表示を見る]

Posted by 管理人 on 2001/10/26 13:23:47:

    昨日、東羽衣保育所で来年4月からの移管先に予定されている(あえて決まったとは書きません)社会福祉法人の説明会がありました。まず、市・保健福祉部長の挨拶のあと、法人(理事2名と園長予定者)の紹介がありました。その後、理事さんの挨拶に引き続き、保護者会民営化対策委員会が作成した質問事項に答えていただきました。裁判のことが大々的に報じられたためか、理事さんの挨拶はかなり気負ったような感じで「小泉内閣が保育所の民営化を推進している!」(←“待機児解消のため”“新設する場合は”とあったような気がしますが・・・)とか「国鉄がJR、電々公社がNTT、専売公社がJTになり、それぞれサービスが良くなった!」と、素人受けのよい「民営化肯定論」をふりかざしていました。もちろん、保護者側からは保育所の「民営化」と国鉄などの「民営化」は方法論がまったく違うと抗議しました。理事さんはよほど構えていると見えて、質問項目に対し「組合みたいだ」と批判ぎみでしたが、園長予定者さんは風邪気味であるにもかかわらず丁寧に答えてくれました。しかし、その答は、民対メンバーが市との移管条件の懇談で要望した「これまでの保育を継承する」ものではなく、「○○園(同法人が運営する市内の認可民間園)のやり方をコピーする」という意外なものでした。しかし、これももっともな話で、同じ法人が経営しながらA園とB園で運営基準が違うことの方が難しく、結局は公立園が廃止され、民間園が新設されるということなのでしょう(市側はこれまで「無償貸与」するのだから、同じではないと言い張ってましたが)。

    さて、私たち当該園の4歳児以下の子を持つ保護者は、11月になると来年4月からの入所先を決めなければなりません。同じ地(新設の民間園)を選ぶか、残る市内の公立園を選ぶか・・・。いずれにせよ、「廃止処分取り消し」の判決が出ない限り(もしくは、判決がでるまでは「執行停止」とならない限り)、東羽衣保育所の全員が“転園”するわけです。3月から4月に変わると、保育所の名前や保育士さん、運営方針などすべての環境が変わる。これこそが、財政難のツケを何の罪もない子どもたちに押し付けるということではないでしょうか。


このメッセージに返事を書く

ハンドル:
タイトル:
内容: