和解ならず


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Posted by 管理人 on 2005/10/03 13:01:45:

    3月8日の第3回口頭弁論(結審)から始まった和解協議の末、大阪高等裁判所から和解勧告案が出され、この9月議会で審議されました。

    議案第19号
    高石市立東羽衣保育所廃止処分取消等請求控訴事件に係る和解について
    和解事項
    1 控訴人らは、本件控訴をいずれも取り下げる。
    2 ア 控訴人らと被控訴人は、高石市の行政運営において、「子どもに優しいまちづくり」が重要課題の一つであることを確認する。
      イ 被控訴人は、次世代育成支援行動計画の趣旨に基づき、進捗状況を公表していくとともに、見直しに当たっては、必要に応じ市民の意見等を聞く機会を設けることを約する。
    3 控訴費用は各自の負担とする。

    9月28日が裁判所の和解期日だったのですが、昨年12月の消防議案同様、ギリギリとなる前日27日に審議が行われました。本来は福祉土木委員会に付託されている案件ですが、採決に関係ない委員も発言できる福祉土木総務文教委員会連合審査会なるもので質疑が行われました。午前中は協議に入らず実質午後開始。夕方には7時間の延長が決定。多数派野党からは「勝てる裁判なのになぜ和解しなければならないのか」とか「高石市民全部が告訴されているのと同じ」、「行政は一圧力団体に屈すること(和解すること)は出来ない」などと乱暴な発言が相次ぎました。午後9時すぎ、当該委員以外が退席して採決。4対4の同数で委員長決裁となり、“現状維持の原則”とやらで否決となりました。そして、10時前に行われた本会議では討論もなく、賛成少数となり否決が確定しました。
    明けて28日、午前10時に高裁で裁判官と双方の代理人(弁護士)が面談。まさかの勧告否決に裁判官も意外そうな表情でしたが、これでもう和解はないので判決言い渡しに向けてスケジュールを調整することになりました。


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