Posted by 大東市の大西です。 on 2004/05/18 01:42:44:
大阪地裁での判決は、私も判決文を読みながら、非常に憤りを感じました。特に、改正児童福祉法の「保護者の入所選択権」を認めながら、保育所という「公の施設」の管理・廃止は、地方自治法にある長の広範な裁量権にあり、今回の民営化は、その「裁量権を逸脱していない」とした判決には、素人の私でも奇異な感覚を覚えました。 「入所選択権」という権利があるのに、その権利は、地方自治法にある長の広範な裁量権で、「いかように変更してもかまわない」といわれているように感じます。おまけに、裁判所が、児童福祉法やその施行令に、保育所廃止に関する条項があることをもって、保護者と市町村との「入所契約」には、「廃止・民営化されることを前提とした契約」であるかのような考え方を示したことには、何とも言いようのないむなしささえ感じます。 思えば、高石市でのみなさんの運動を手本にしながら、大東市でもここまでがんばってきました。状況の違いはあっても、「住民投票条例」や「裁判」という流れは、全くと言っていいほど同じです。そして、高石・大東と続いてきた保育所裁判の流れは、枚方市へと続き、横浜でも裁判が提訴されるに至りました。 今回の高石での判決が、私たちの大東や枚方市への裁判に影響を与えることは当然のことでしょうが、私たちは、今回の判決で出された「入所選択権」を裁判所が認めたという有利な点は、大いに生かしながら、判決の矛盾した点を追求し、今後の裁判を取り組んで行くつもりです。 そのため、今後ともみなさんと一緒にがんばって行きたく思っています。みなさんの思いも同じだと思いますが、今回の判決に屈することなく、次なるステップへたたかいの場を移して、力を合わせてがんばりたいと考えています。 是非、そうなることを願って、大東から高石のみなさんへのお礼としたいと思います。 これからも、一緒にがんばりましょう!
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