Posted by かうち on 2002/11/18 09:01:42: In Reply to: Re: 頑張って下さい! Posted by 管理人 on 2002/11/17 09:56:21:
こちらの場合も今年6月議会前にいつもトップで当選している H議員が市教委が極秘に進めていた統廃合問題を嗅ぎ付けた ところから始まります。 動きは速かったです。H議員はすぐにPTAに対し役員会を開く 事を要請し地域と協議し、他の統廃合対象園のPTAに連絡を 取り反対運動を始めました。 PTAも地域もすぐに反対運動をスタートしました。 「園児数が少ないから複数学級が望ましい」だけを理由に 通園距離や安全性などの議論はほったらかしで、決めました。 市教育問題審議会では文部科学省のというより総務省の勧告に 沿った形で答申され、先生ばかりで構成する「検討委員会」を 設置して理論形成を行なってきました。 議事録もH議員が本会議で質問をしたことから、ようやく公開。 全貌が明らかになりました。 そしてこちらの保護者は地域に助けを求めました。 地域は全戸全員署名を推進し、「地域の総意」であることを示すべく 活動を展開。99%の署名を集めました。 市議会では徹底追及が始まり、市教委は苦境に立たされていきます。 地域説明会では紛糾し、今度は白紙撤回を要求する請願書を提出。 市議会はH議員を中心に与野党関係なく署名(紹介)議員を確保。 23名の定数のうち、議長は署名できないので除くと、公明党議員 3人と保守系無所属議員2人以外は全員署名。 所管の委員長M議員までも署名するという前代未聞の展開になり ました。 結局は市長の政治決断もあり市教委は9月議会直前に統廃合問題 だけ白紙撤回としました。 請求要件をなくしたとして、市教委は請願取り下げをするように 裏工作しましたが市議会は10月4日最終日に請願を採択させました。 全国の同じような境遇の方より智恵を拝借し、統廃合を議会が 「もっと他のところで行革はできるはず」という意思を表明した ことはすばらしいことであると思います。 多少、議員間で思惑が違ったこともありましたが、教育に投資せず に市の発展を考えるのはおかしいことを議会は表明したのです。 でも運動してて、よく調べると2幼稚園を統廃合することで 年間2千万の経費が浮くそうです。しかし、通園距離が最長8`に なることや通園路の交通量が一日1万7千台にもなることを 考えるとスクールバスなどの対策を講じる必要がありました。 それを踏まえて試算すると逆ざやになることがわかりました。 市教委は最後までそれは試算してません。で通しました。 実は財政問題を理由にしてましたがこれではなかったことも わかりました。 市議会が反対表明したことで当面はないでしょうが、数年後には また同じ問題が出てくるでしょう。 しかし、統廃合の線引きをしてみると、同和地域の幼稚園は保育園 と連携して充実を図るのに対し、同じ規模の山村部2園では統廃合 というおかしな現象も見ました。 「園区変更」や「充実を図る」と「統廃合」とばらばらな対応は 保護者の誰もが納得しなかったでしょうね。 「芽が出れば摘む」方向で目を光らせていきます。
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