よりよい保育を求めて

初めまして。私は，南海愛児園に娘を通わせている者です。

このたびの，行政側の一方的な保育所幼稚園の民営化（財政健全化のために出来ることはいくらでもあるのに・・・）と，昨日の裁判所の執行停止却下の決定には，保育所に子供を通わせている親として，怒りを感じております。

けれども，明後日からは東羽衣保育所は，東羽衣保育園として新しいスタートを切ります。敬愛する園長先生はじめ，愛児園の先生方の半分が東羽衣に転勤されます。これまでの娘の担任は殆ど全員です。今までの保育水準が本当に維持されるのか，私達も不安です。それでも私達愛児園の保護者がそれを受け入れるのは，いつもよりよい保育を求め実践されてきた，そしてこれからの困難の中に飛び込んでいかれる先生方の誠意と熱意を肌で感じるからです。
愛児園の現場の先生方は，子供1人1人の気持ちと考えを大切にして，ある意味手間のかかる保育をしておられ，営利主義とはかけ離れた方々です。新入児と保護者の名前を1日で憶え，2日目からはどの先生も（担任でなくても）「○○ちゃんおはよう」と声をかけてくださいます。
全てが変えられてしまう東羽衣の保護者の皆様の，行政への怒りが，現場の先生方に向かわないことを，子どもたちと保護者と保育者の協力のもとで，子ども達が笑顔で安心して生活できる保育所が作られていくことを，切に願っています。

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