= 日米出入国時の受託手荷物・機内持込荷物検査について =
 
 
2003年2月上旬にアラスカへ行ったときの手荷物検査についてです。
長文ですが・・ご参考までにどうぞ。

 
【受託手荷物検査】

成田のNWのカウンターでチェックインしたとき、係員に「スーツケースの鍵を開けていないと、鍵を壊されて中をチェックされることがあります」と言われた。「荷物盗まれたりしませんか?」と尋ねると、「ありません、とは言い切れないですけど・・」との返事。でも実際に鍵を壊された報告も何件か来ていると言う。

ちょっと考えたけど、盗まれて困るのは三脚、カイロ、防寒着・・といったところ。でもスーツケースの鍵を壊されて、ふたが閉まらなくなったりしては絶対にイヤだ。ということで、スーツケースベルトを買いに走った。ベルトをきつく巻いて、鍵をOPENにして、スーツケースを預けることにした。

シアトルで一度荷物をピックアップし、再び係員に預けるときも「鍵はOPENか?」と聞かれた。

フェアバンクスでスーツケースを受け取ると、セキュリティのシールははがされていなかったから中身のチェックはなかった模様。でもてけてけさんのシールははがれていた。中身は無事だった。

アラスカで現地係員のひとも「鍵を閉めっぱなしにしてスーツケースを預けたら鍵を壊された、というお客さんいますよ」と言っていた。

 
【機内持込手荷物検査】

出発前にフィルムのことをいろいろと調べていると「フィルムは必ずハンドチェックしてもらうこと」と書いてある。

先進国の空港にある手荷物検査機のX線はISO1600までなら感光しないと記されているけど、最近はX線の強度がかなりきつくなってきているらしい。空港のひとはISO400までなら大丈夫、と言っているようだけど、私は念のため全部のフィルムをハンドチェックしてもらおうと思っていた。私が持っていったフィルムはポジISO100、ネガISO400、ネガISO800の3種類。

シアトルで一度だけネガISO400はX線に通されてしまった。そのとき、なぜだかポジISO100はハンドチェックしてくれた。ポジだから?ISO800は見せるだけでハンドチェックしてくれた。

でも、ほとんどが「フィルム」と言って見せるだけで全部ハンドチェックしてくれた(私は一番上にISO800を見えるように入れておいた)。ということは、よほど強いX線が出ているんだろうな、と思った。

X線をシャットアウトする袋にフィルムを入れて、スーツケースに入れたりすると、X線ではその影が怪しまれ、X線の強度をさらに強くして中を見ようとするようで、そのときに感光してしまう可能性があるらしい。とにかくフィルムはハンドチェックしてもらおう!!

その他の手荷物はX線を通しただけで、ほぼノーチェックだったけど、フェアバンクスの空港で一度だけ貴重品が入ったバッグの中身を見せろと言われた。いろいろ探って、係員が「あ?、これね」という顔をしたのは家の鍵とスーツケースの鍵がついたキーホルダーだった。

あ、あと去年、NYに行ったときは眉毛カット用に小さいハサミとか毛抜きとか爪きりとか・・そういったものを没収されているひとがいた。だから私は今回はそれらのものはすべてスーツケースに入れておいた。 
 
以上
 
 

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