1998/9/6(日)晴れ プラド美術館と闘牛は最高! 〜 マドリッド 〜 朝食はバイキング。ソーセージ・ハム・スモークサーモン・いろいろな種類のパン・コーンフレーク・スペイン風オムレツ・スクランブルエッグ・フルーツ、生ジュース等。旅行中、このホテルの朝食が一番豪華でおいしかった。朝食後、マドリッドの市内観光に出発。
生ハムとスモークサーモンがグー♪ 王宮とスペイン広場でちょっと写真を撮ってから、お昼ごはんのレストランへ。念願のパエリアを食べたけど、特に感激するほどのものでもなく、ただすごい量を食べるのに必死なだけだった。カレー味っぽかったような・・・。サラダのドレッシングは、オリーブオイルとワインビネガーと塩を、自分で好みの量をかけて食べる。まるで小学生のとき調理実習で作ったドレッシングのような味だったけど、これがなかなかおいしかった。デザートのプリンもおいしかった。あーあ、初日からオムレツだのプリンだの、卵たっぷり料理を食べちゃった・・・。以後、控えよう。 がっかりパエリア 昼食後、自由行動なので、食べ終わったら早々にレストランを出た。でも、今日は日曜日でほとんどのお店がお休み。相川さんとくまちゃんに「街を歩くときは危険だから、リュックは前にしてください」と言われ、忠実に守りながらエルコルテイングレスというデパートへ歩いて行った。やっと団体行動から離れて自由に歩けるうれしさがこみ上げてきたけど、「すり・ひったくり」という言葉が頭の中でぐるぐる回って、なかなか楽しく歩くことが出来ない。ヨーロッパを自由に歩くのはこれが初めてで、すこし緊張した。 エルコルテイングレスでは、下の階から上へぷらぷら見ながら上がったけど、特に気を引くものはなかった。闘牛ケーキ(丸いケーキの上に牛とマタドール(闘牛士)が飾ってある)はかわいかったので写真を撮った。でも食べたくはない。アイスを食べてからタクシーでホテルに戻る。途中、信号待ちのときに写真を撮っていたら、運転手さんは信号が青に変わっても待っていてくれた。降りるときにチップを多めにあげた。 飾っておく分にはかわいい闘牛ケーキ。 再び団体行動で闘牛を見に行く。私は「衝撃の瞬間!」みたいなテレビ番組で見るような「牛が人間を襲う」時もあるのが怖くて、けっちゃんは牛が殺されるのがいやで、このツアーに決定したとき、ふたりで「闘牛はパスしよう。」と言っていたんだけど、今日は日曜日でどこもお休みだし、もう2度と闘牛を見る機会なんてないだろうから、やっぱり参加することにした。 闘牛は3人のマタドールが2試合づつ行う。だから合計で6頭の牛が死ぬのを見ることになる。私は闘牛とはどんなものなのかよく知らなくて、牛を殺してしまうというのを初めて知った。けっちゃんは2試合が終わったところで、「やっぱり見れない」と出て行ってしまった。1・2試合目のマタドールはつまらなかったけど、3試合目のきみどりの衣装を着たマタドールはすごく上手で、見せ場も心得てるといった感じで、かっこよかった。5試合目が終わったところで、夕食の時間があるので帰ることになってしまった。6試合目は、またきみどりくんの試合だったのに・・・。 始めのうちはマタドールの「のけぞり」がおかしくて、「なにやってんのー。中森明菜みたいー。」って思ったけど、だんだんそれが素敵に見えてきて、絶対にまた闘牛を見ようと心に誓った。同じツアーの人と帰り道で「きみどりくぅーん!」と盛り上がってしまった、相変わらずミーハーな私。 この瞬間がすてきっ♪ 闘牛場の外観。ところどころタイルがはめ込まれててかわいい。 チケット バスに戻ると、私たちのバスの後ろにいたバスが追突してきたらしくて、私たちのバスは後ろがへっこんでいて、追突した方のバスのフロントガラスは、くもの巣のようにひびがはいっていた。突っ込んだ運転手はおじいちゃんで、「あーあ、これで職がなくなったら、あの歳だしたいへんだよねぇ。」と、けっちゃんと話した。ホテルに戻って、私たちが夕食を食べ終わった頃、何も食べずに事故の処理をしていた運転手のフェルナンドが戻ってきた。そして、おいしそうにタバコを吸っていた。 |