1998/9/5(土)
  
スペインは遠い・・・
  
 
 8時起床。地元の駅でけっちゃんと待ち合わせて、日暮里経由、京成の特急で第2ターミナルへ。これが一番安い成田までの行き方なのだ。空港の受付カウンターで、とても美しい添乗員さんの相川さんとのご対面。ちょっと見とれてしまった。最近ずっと仕事が残業続きで銀行に行く暇がなくて、両替をするどころかお財布の中には3000円くらいしか入ってなかったので、ひとまず東京三菱銀行を探す。やっとたどり着いた2階の北側にある東京三菱銀行のATMの横には両替所もあって、しかもすいている。これは穴場発見とけっちゃんと喜んだ。さっき相川さんに、「マドリッドの空港の方が両替の率が良いのでおすすめです。もし、それまで不安ならば、ふたりで1万円分もあれば充分です。」と言われたので、素直に一人5000円分両替した。そして昨日の夜、急にCDウォークマンが欲しくなっちゃって、成田で買うつもりでマライア・キャリーのCDを2枚持ってきているので、CDウォークマンを買いに行く。後日、この件に関して、けっちゃんに「前ならヨドバシカメラとかハシゴして一番安い物を買っていたのに、成り上がったなと思った。」と言われてしまった。でも、そんなに高くなかったもんっ。機内では使っちゃいけないんだけどね・・・。機内食まであと3時間くらいなんだから、おにぎりくらいにしておけばいいのに、おなかがすいていて、つい、そーめんセット(ねぎとろ丼付)を食べてしまった・・・。    
      
 飛行機は20分遅れの13:15にモスクワに向かって飛び立った。私は「モスクワ経由」というのも、すごく楽しみにしていた。ロシアはなんだか未知の国って感じでわくわくするっ。まずは、機内誌で映画をチェックすると、帰りの飛行機で2本目に「Good will hanting」、3本目に「仮面の男」を上映するという。絶対に見なければ!    
 モスクワの空港に着陸する時に窓から見えた家は、おもちゃのようにかわいらしい。家の周りは森になっていて、童話に出てきそうな雰囲気で、とても気に入ってしまったぁ。おばあさんがパンを焼いてい姿が思い浮かぶの・・・。モスクワの空港に着くと1時間の給油タイム。一度機内から降りなければならないので、免税店に行ってみた。そこには、開けても開けても出てくる人形や、毛皮の帽子があって「ロシアにいるんだぁ。」って実感した。帽子をかぶったら結構似合っていて、一瞬買おうかとも思ったけど使い道がないからやめた。記念に写真に収める。    
      
 再び同じ飛行機に乗り、マドリッドへ。マドリッドの空港で4万円分、両替した。だいたい、1ペセタ=1円。計算が楽でよかったぁ。疑っていたわけじゃないけど、やっぱり相川さんの言う通り、スペインの空港の方が両替の率が良かった。空港からホテルまではバスで10分。今日のホテルは、カステリャーナ・インターコンチネンタル。インターコンチネンタルというだけあって、今回のツアーで一番良いホテルらしい。ロビーは豪華だけど、私たちの部屋はスタンダード。同じツアーでも部屋のランクは、あたりはずれがあるらしい。部屋はホテル側で適当に振り分けるので、添乗員さんに罪はないけど・・・。明日からのホテルに期待しよう。寝る前に家に電話をしたらお母さんが出た。「さっきホテルに着いたところだよ。日本は今何時?」」「朝よ。朝、家を出て、そっちに朝着くのね。じゃあ、これから観光なの?」・・・お母さん、時差があること忘れてない?家を出てからマドリッドのホテルに着くまで、ほぼ24時間かかった。スペインは遠い! 
 

カステリャーナ・インターコンチネンタル・ホテルのロビー