□■ 2日目 * 11/18 ■□
パースの街を散策、キングス・パーク
 
 
パースの空港に着いて入国審査は簡単に済み、出口の前に来たシャトルバスに乗り込んだけどなかなか出発しないし、いろいろなホテルを回って私が泊まるユースホステルが一番最後だったから、ユースホステルに着いたのは飛行機から降りてから2時間後だった。シャトルバスはこうなることは分かっていたけど、タクシーより安いし時間もあるし…。
 
チェックインは10:00なので、荷物を預けて街を歩いてみた。まだ早くてお店がやっていない。チェックインして部屋に入ってみると…「刑務所みたい」と思った。ユースホステルでシングルを使うのは初めてだけど、こんなに寂しい部屋だとは想像してなかった。カーテンが花柄なのが救われた。部屋にあるのはベッドとイスと扇風機だけ。備品がほとんどないから部屋が広く感じる。この部屋が寂しい気持ちををより一層大きくした。ポータブルMDとスピーカーを持ってきてよかった…。(←5泊お世話になった部屋)
 
飛行機の中ではほとんど眠れず、特に頭が疲れてる。ちょっと寝ようかと思ったけど、ぜんぜん眠れないのでカリヨン・センターにあるパース・ツーリスト・インフォメーションへ行った。どこにあるのかよく分からなくて迷ってやっと着いた。オーストラリア人のスタッフに「日本語を話す方はいらっしゃいますか?」と聞こうとしたのに、口から出てきた英語は「あなたは日本語を話せますか?」だった。「ほとんどの日本人はあなたと同じこと言うのよ」と言いながら日本人スタッフを呼んでくれた。Yoshikoさんは私がイルカと泳ぎたいのと、スカイダイビングをしたいのと、ピナクルズのツアーに参加したいことを告げると慣れた手つきでいくつかのパンフレットを見せてくれた。そしてひとつひとつユースホステルの会員割引があるかを確認してながら電話で予約をしてくれた。Yoshikoさんはもちろん英語が達者だけど、イルカとスカイダイビングは日本語で予約していた。これなら私にも出来るわ…と思ったけど電話代が浮いたので、やっぱり頼んでよかった。ここで全額カードで支払った。
 
マレーストリートとヘイストリートを2往復くらいして、なんとなく飽きてきたのでキングス・パークへ行ってみることにした。バスに乗って「いくら?」って聞いたら"free"と言われ驚いたけど、そういえばガイドブックに街の中心あたりは無料と書いてあったのを思い出した。街の中心ばかりを巡回しているブルー・キャットとレッド・キャットというバスも走っている(私は一度も乗らなかったけど)。キングス・パークからはパースのパンフレットには必ず載っているお馴染みの風景を見ることが出来た。芝生の上でしばらくボーっとしていた。それにしても蝿がすごい!ひとの顔の前でブンブン飛ぶので余計にうざい。3秒おきに手で顔の前をはらっていた。これはキングス・パークだけのことではなく、パースにいる間ずーーーっとで発狂しそうになった。
 
 
キングス・パークからの街の中心地の眺め

ラベンダーが咲いていた
   
シャワーを浴びて目覚まし時計をふと見たら止まってた。こんなことで朝ちゃんと起きれるのか…とっても不安なので、念のため日本の携帯電話のアラームもセットした。時計は止まってしまった目覚まししか持っていないので、今の時間を確認しにフロントへ行ったら、玄関のドアを開けられない日本人の女の子がいて、私が中から開けてあげた。玄関は4ケタの数字をプッシュしないと開かない仕組みになっている。その番号は毎日変わるので自分でフロントにあるシールをもらわなくてはならない。でものときはまだ20:00だったから、鍵はかかっていないはずなんだけど。その日本人の女の子はJunkoさんといってニュージーランドにワーキングホリデーで滞在していて、メルボルンとパースを旅行中とのことだった。でももともとニュージーランドで働くつもりはなくて、今は週に1回英語の授業を受けていて、週に3回老人ホームなどでボランティアをしているそう。「ニュージーは物価も安いしいいよぉ〜!ぜひ来て!」と言われた。私の友達もニュージーランドにワーキングホリデーで住んでいたけど、同じようなことを言っていた。カナダとオーストラリアとニュージーランドだったら、生活費はニュージーランドが一番安いと思う。私はもうオーストラリアへは年齢制限に引っかかってダメだけど、どちらかといえばカナダに行きたい。前にカナダを1ヶ月半旅したときに思った。Junkoさnとはダイニングで2時間くらいいろんな話をした。それにしてもカナダを一緒に旅した友達もJunko、カナダの旅先でもふたりのJunkoさんに出会った。Junkoという名前の子は旅好きが多いのか、ただたくさんある名前なのか…。
 
寝る前に時計を6:00にセットするのにベルの針をグルグル回していたら短い針がずれておかしな時計になってしまった(←あのときはもっとずれてたの…)。長い針が12のところを差しているとき、短い針がぴったり数字のところにこない。携帯電話のアラームもセットしたけどひとつじゃ不安なので、6:00に目覚ましのベルがなるのにいろいろと研究した。その結果、5:50にセットすると6:00になることが分かって一安心。でも私は早起きが大大大の苦手。携帯電話のアラームもたまにセットするのを失敗してならなかったりするし、目覚まし時計ははちゃめちゃだし…、昨日の晩はほとんど眠れなかったから今夜はきっと爆睡だろうし……、誰も起こしてくれる人はいないし………、朝起きる自信がまったくない。でも明日はイルカと泳ぐツアーに参加するのに6:00に起きなくてはならない。まずい、不安、どうしよう、あぁぁぁ…。
 

  
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