1999/9/23(木) □■□ パリの街よ、ボンソワール! □■□ 8:03新宿発のNEXに乗り成田空港第2ターミナルへ向う。4人掛けの席のうち、私以外は海外出張のビジネスマンで、私の隣に座っていた若ゾウ君(といっても30歳半ばくらい)は二人の上司の話を真剣に聞き、ジュースの缶が空いたら即座に捨てに行き、とっても好感が持てた。それにB’zの稲葉さん似でカッコ良し。幸先良いスタートだ。 9:40頃、第2ターミナルの団体専用カウンターで旅の相棒「なる」と合流した。今日の空港は「年末年始だったっけ?!」ってくらいすごく込んでて、こんなの初めて見た。チェックイン後、東海銀行でT/Cを1,000フランと現金200フランを両替した。出国審査官はどうしてパスポートのはんことはんこの隙間を狙って「出国」印を押すのだろう?まだまだページはたーくさんあるのに。 「本日、空港が大変混み合いまして積荷の作業が遅れております。」とのことでNH205便は出発予定時刻を約1時間も遅れた。ったくー!同じ日の1時間後にインドへ向うけろんぱくんが乗ったエア・インディアは遅れることなく出発したらしい。エア・インディアが定刻で全日空が1時間遅れってのが気に入らない。高いお金払って乗ってるのに。しっかりしておくれっ!! ハワイに全日空で行ったとき機内食がおいしかったので、今回も期待していたけど「う、うまいーっ」ってほどではなかった。この間の感激が大袈裟だったのか?!私は機内食を食べてもおなかいっぱいにならず、飛行機に乗っている間ずーっと「おなか空いたぁ〜」っとつぶやいていた。なるに「これからの旅で1日に何回も『おなか空いたぁ〜』って言うと思うから」と言っておいた。旅の間の私の口癖なのだ(常日頃って話もある)。機内ではほとんど眠れずパリに着く頃には気持ち悪くなっていた。
オペラ座まで行く「ロワッシーバス」をすぐに発見。カウンターでチケットを買おうとしたら、先客の日本人の女の子が英語で必死に「ロワッシーバス乗り場はどこか?」と聞いていた。でもカウンターのおじさんには通じてなかった。私たちの存在に気づいた女の子は私たちにも聞いてきた。「ロワッシーバス乗り場はこっち」という看板(見ればなんとなくそんな感じの看板)が真上にあるので、それを指差して「あっちだと思うんですけど・・・」と教えてあげた。 チケットはバスの運転手さんから直接買った。そのチケットを運転手さんの後ろにある切符切り器に突っ込んで「ガッシャン」する。しばらく走るとビルの屋上にSONY、TOSHIBA、ISUZU、SANYO、SUZUKI、etc・・・の日本企業のローマ字のみの看板がたくさんあった。行き交うフランスの車は前と後ろが短くてまるっこいコンパクトな感じだ。歴史ある街並みは道路の幅が狭いからなのかなぁ。 約50分でオペラ座に到着。バスを降りたら、さっきの女の子が「地下鉄乗り場はどっちですか?」と聞いてきた。地図持ってないんかい?!ひとりだっていうのに、すごい度胸だなぁ。私は「たぶん、あっちだと思いますよ」と指差した。私だって、初めて来た街なんだから。わかんないよぉー。 宿泊するアパルトマンはオペラ座から歩いて5分くらい。アパルトマンのセキュリティのところにいたおにいさんに地球の歩き方のAKO weekly mansionの広告を指差したら裏口に通された。そこには鉄格子の手動のエレベーターがあり、それに乗れと言われた。おにいさん「ホニャホニャホニャ?」、私「・・・・???」、おにいさん「Can you speak English?」、私「・・・a little.」、おにいさん「スーツケースがあると向こうのエレベーターには乗れないんだよ。重すぎて。(と英語で言っていた)」、私「あぁ、なるほどねぇ〜」などと話しているうちに6階に到着。「あそこのドアだよ」とおにいさんは教えてくれた。親切な人だ。
6階のオフィスのチャイムを鳴らしたら中国系のおじさんが出てきた。「何号室か?」と聞かれ「今来たばかりだから、そんなのわからない。今日から7泊お世話になります。どうぞよろしく。」との思いを込めて略して「I don't know.」と言ってたら、私が日本から問い合わせの電話していたときにいつも話していた女性の声がした。ご対面してみると想像以上に若かった。どうも韓国の人らしい。日本語がちょっと訛ってた。
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