June 15 sun.
曇り 〜 いろんな想い 〜
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バスの中では眠れたような、浅い眠りのような・・・ぼーっとした状態でブレックファーストタイムのバスディーポに到着。イングリッシュ・ブレックファースト・ティとアールグレイの紅茶を1杯づつ飲んだ。今まで暖かい紅茶は好きではなかったのに、この旅行でいつのまにか好んで飲むようになっていた。イングリッシュ・ブレックファースト・ティは、特に強い香りもなく柔らかい感じでとってもおいしい。再びバスに乗り、ずーっとマライアを聞いていた。
昼食はバスディーポに着く直前に通りかかったマックへ歩いて行った。車道の横に歩道はあるけど、歩いているのは私だけ。どうしても食べたかったマックのフィレオフィッシュをお持ち帰りにして、バスの中で食べた。私がフライドポテトを食べていたら、隣の席の4・5歳くらいの女の子が自分が食べていたケンタッキーのポテトにつけるグレイビーソースを分けてくれようとした。もう、かわいくてかわいくて、もって帰りたかったけど、そういうわけにもいかず、「スマイル!」と言って写真を撮らせてもらった。ちゃんとカメラのレンズを見てニッコリ微笑む姿がニクイ。あー!かわいいっ!!
午後も快適なドライブが続く。数年前に夜行バスで行ったスキーのときに「もう絶対に長時間バスに乗るのはいやっ!夜行バスなんて二度と乗るもんか!」って思ったけど、今回の旅ではバスがまったく苦にならない。
その快適な長距離バスの旅はもうすぐウィニペグに着こうとしていた。ウィニペグ…じゅんちゃんはカナダに旅立つ前「ウィニペグに住む」って言っていた。私は何度聞いてもウィニペグってカタカナを覚えられなかった。その地に到着したのだ!ここでじゅんちゃんは数ヶ月生活してたのか…なんだか感慨深いものがある。
18:00にウィニペグに到着。ディーポをうろうろしていたら、3週間前にナイアガラのユースで一緒だった女の子にばったり会った。「うわぁー!元気だったー?!」なんて話していたら、1週間前にプリンスエドワード島のユースで一緒だった女の子(もう日本に帰りたい…って言ってた子)も現れた。なんとこのふたりは数日前に出会い、それ以来一緒に行動しているとのこと。その女の子同士はお互いに私たちを知っていることは知らなかった。なんとも不思議な感じ。ふたりはこれからエドモントンに行くのだそう。こういう人との出会いがとっても楽しい。
じゅんちゃんとの待ち合わせのユースに行くと、私とじゅんちゃんが同じ部屋になるように話しをしてくれていた。部屋に行ってみると、じゅんちゃんの荷物はあるけど、まだ帰ってない。今日は友達のうちに行くと言っていた。
日本に電話しようとお財布の中を見たら、クレジットカードがない!さっきチェックインしたときに、フロントのお姉さんに渡して返してもらってなかった。慌ててフロントへ行ったらシャッターがしまっていて焦った。うろうろしていたら、掃除中でゴム手袋をしたままのお姉さんが戻ってきた。カードのことを話したらお姉さんもびっくりして、謝りながら返してくれた。よかったぁ・・・。落ち着いたところで、これから3ヶ月間アジア周遊の旅に出る日本の友達に電話したら、昨日出発してしまっていた。前回、働いていた会社の派遣仲間が今、ワーキングホリデーでニュージーランドとカナダに1人づつ、長期旅行で1人タイに行っていて、私もカナダにいる。働いていたときのお昼休みは旅の話で盛り上がって、とっても楽しかった。
ウィニペグは日本人にはマイナーな街。でもユースに日本人の女の子2人と男の人も1人いた。私たちを含めて5人もいる。カナダの東と西のちょうど中間地点で、バスで旅する人はここで休憩って感じだからかな?!男の人はアメリカに留学中で、車でアラスカを目指すと言っていた。
21:00を過ぎてもじゅんちゃんは帰ってこなくて、ちょっと不安になっていたら電話がきた。帰りが遅くなるということなので、私は22:30頃、ペットに入ってカナディアンロッキーの勉強をしていた。同室の女の子が寝てしまったので23:00に電気を消したけど、疲れすぎているのと、じゅんちゃんの顔を見るまで安心できずに眠れない。
24:00前にじゅんちゃんが帰ってきて、1:00頃まで話しをした。
左下が私の寝床。
きちゃないから載せるなって…(^^;)
June 16 mon. 晴れ 〜
ひとり焦っている私 〜
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8:30起床。じゅんちゃんが起きるまでまた日本の友達に電話をした。友「今、どこにいるの?」、私「ウィニペグだよ。」、友「はっ?!」、私「ウィニペグ。」、友「えっ?!」、私「ウ・ィ・ニ・ぺ・グッ!」、友「・・・それはどこにあるの?」と、こんな会話が続いた。『ウィニペグ』という地名は確かに難しい。その友達は1ヶ月前に一緒にバリに行った子で、ワヤン(ラグジュアリーな旅
in BALI参照)から手紙がきたと言っていた。私はちょっぴりワヤンがお気に入りだったので、すっごくうらやましい・・・。
ユースをチェックアウトした後、バスディーポのコインロッカーに私の荷物を預けて、フォークスマーケットへ行った。昼食にラザニア、ガーリックトースト、シザーサラダのセットと、どーしても気になってバジル風味のガーリックオイルで和えたポテトを食べた。どれもおいしかったけど油物ばっかり食べ過ぎ。
私がよく食べるからじゅんちゃんも一緒になって食べて、
じゅんちゃんの痩せた体がちょっと戻ってしまった。
マニトバ州議事堂
プラムと1.5リットルの水を買って近くのVIA駅へ行き、じゅんちゃんが行っていた英語の学校を懐かしんだ。じゅんちゃんは、もう1日ウィニペグに滞在するので、ここで再びしばしのお別れ。私は一刻も早くカナディアン・ロッキーに行きたいのだ。
バスディーポまで「ここから歩いて15分くらい」とじゅんちゃんは言っていたけど、歩けどもたどりつかない。乗ろうとしているバスは13:00発で、それをのがすと夜までない。だんだん焦ってきて途中から走ったけど途中の信号でつかまり、抜かした人に追いつかれる、それの繰り返しで最後には「追いつかれてたまるかっ!」と走っていた。
25分くらい歩いて、走って、焦って、汗びっしょりになりながら、バスの発車3分前にやっとバスディーポに着いた。明日の夜泊まるバンフのユースは人気があり予約なしでは泊まれないらしい。でも予約する時間もなくて慌ててバスパスをカウンターに出したら、「きみ、なんて名前?リュウコ?ん?オー!リョウコ!!良い名前だぁ〜。」なんてのんきにくっちゃべってる。おいおい!バスの発車まであと2分だよー!のんびり話している時間はないのっ!おじさんは、ゆーっくり「Banff」と書いて“Have
a nice trip!!”と微笑んだ。
猛スピードでコインロッカーから荷物を出し、10mくらい走って急に不安になり、ロッカーに戻って忘れものがないかチェックした。再び猛ダッシュでバスのゲートに向かうと、運転手のおじさんはカウンターのおじさん同様、のーんびり構えて待っていた。慌ててるのは私だけ・・・。とにかく間に合ってよかったぁ。
無事にバスに乗れて出発。このバスには5人くらいしか乗っていない。途中で増えたけど、それでも10人くらい。レジャイナで休憩のときにバンフのユースに予約を入れたけど、明日は満室。とりあえずあさっての予約を入れていたらコインがなくなって途中で電話が切れてしまった。「今電話の途中で切れちゃったんだけど・・・」って英語でなんて言えばいいんだろう!とパニックってしまい、英語の辞書と英会話の本を見て、あたふたしているうちにバスの発車時間になってしまった。あとから冷静に考えれば、電話が途中で切れた予約は成立していないから、また新たに予約の電話を入れればよかっただけなのに。ホントに情けない。。。
今回のバスは、今までのバスの中で一番座席が広くて超快適。バンフに着いてからの宿が決まってなくて不安だったけど、夜は足をまげて横向きに寝転がり、よく眠れた。快適!快適!
夕焼けの中、バスが列車と平行して走っていた。
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