May 30 fri. 曇りのち雨 〜 フランス語に戸惑う  〜
   
 夜中の1時ごろトイレ休憩があった。ナイアガラ→ニューヨークのときのように熟睡できない。夜のバスで寝れないってのは、つらい・・・。眠れないからウォークマンでも・・・と思ったけど、ウォークマンを聴く→電池がなくなる→高い電池を買わなければならない→無駄使いになるでしょ。しかも、聴きながら寝てしまった日にゃあ・・・最悪だし。しかたなく真っ暗な外を見ていたり、物思いにふけってみたりしているうちに、いつのまにかうとうとしていた。そんなときに限って、国境越えのためカナダの入国審査で起こされのよねぇ。審査官に「アメリカ経由でカナダに来たのか?」「どこに行くんだ?」「モントリオールとケベックの後は日本へ買えるのか?」「帰りの航空券は持っているのか?」「カナダに家族や友人はいるか?」等聞かれた。じゅんちゃんも無事にカナダへ入国できて、再びバスに戻りモントリオールへ向かう。後ろの席に座っていたカップルの男の方は、IDを持っていてもパスポートは持っていなくて入国出来なかったみたい。外国に行くときにパスポートを持ってこないだなんて日本では考えられないけど、ナイアガラではIDだけで入国審査が済んでいる人がたくさんいた。 
  
 6:00頃モントリオールのバスディーポに到着した。ここは地下鉄の駅も兼ねているのでとっても便利。地下鉄の改札近くのレストランで、ブレックファーストスペシャルを食べた。おばちゃんが、ちゃきちゃきしていてとってもかわいかった。 
  
 地下鉄に乗ってユースへ向かう。駅から近く、きれいなユースだ。私たちの部屋は2段ベットが2つの4人部屋で、シャワーとトイレ付き。じゃんけんで勝って下のベットをキープした。30分くらいうたた寝をして街へ。 
  
 じゅんちゃんが古着屋さんでジーンズを買った。古着だなんておしゃれー!と思ったら「安いから」と言っていた。私も太陽マークの黄色いTシャツが欲しかったけど、大きいサイズしかなくてあきらめた。うぅ〜、くやしい!! 

  
 昼食にマックに入った。モントリオールがあるケベック州はフランス語圏で、やっぱりマックもメニューがすべてフランス語だった。6年前にバンクーバーへ行ったときに、マックのハンバーガーの包み紙に英語とフランス語が書かれていたから、ケベック州もメニューくらいは英語表示のものがあるだろうと思っていたのが甘かった。フランス語は専門学校のときに2年間選択授業で習っていたけど、あれだけさんざん暗記して今覚えているのは「ガトーショコラ」くらい。メニューは読めないので写真で選び「ナンバーフォー、プリーズ」と注文したら、マックのお姉さん(というよりお嬢さん)はびっくりしていた。アイスティーのカップがすごく大きくて、片手でお盆を持っていた私は「危ないな・・・」と思った瞬間、アイスティーを床に落っことしてしまった。近くにいたサラリーマンのズボンのすそにかかってしまい、迷惑をかけてしまった。ごめんなさい。 
  
 ぷらぷら散歩しながらマッコード博物館へ行った。古い洋服なんかが展示してあった。VTRが流れていたけどフランス語でまったく分からない。まあ、英語でやってても分からないけど。 
  
 夕食はスーパーのサラダバーでレタス山盛り、生ブロッコリー(アメリカ・カナダではブロッコリーやカリフラワーは茹でない)、トマト、ゆで卵を買った。レッドポテト(皮の色はサツマイモだけど形と中はジャガイモ)があったのでチーズも一緒に買った。 
  
 ユースのキッチンでレッドポテトを茹でて、お皿にチーズと一緒に並べてレンジでチン。なかなかおいしい。とにかく野菜を食べたかったので満足の夕食だった。 
  
 ユースのシャワーは中が空洞で×。私の嫌いなタイプ。でもきれいだから許す。
    
    
May 31 sat. モントリオール 晴れ/ケベック 曇りのち雨
〜 困ったときのチャイニーズ頼み 〜
  
 8:30起床。チェックアウトのとき、日本人3人組の女の子が来たのでフロントのドアを押さえていたら"Thanks"と言われた。昨日も夕食のとき隣のテーブルにいて、じゅんちゃんが来るのをひとりで待っていたら英語で「塩とこしょうを取ってくれ」と言われた。私、日本人に見えないのかなぁ。トロントでもニューヨークでも中国人に中国語で話しかけられるし・・・。私が日本人3人組の女の子たちの前で、じゅんちゃんともちろん日本語で話しをしたら「へっ??」って顔してた。別に騙していたわけじゃないけど・・・。 
  
 バスディーポのロッカーに荷物を預けて旧市街へ歩いて行った。古いレンガの家に石畳、そして看板や聞こえてくる言葉はフランス語。ここはカナダじゃないみたい。ピンクの花をたくさんつけた、観光客用のぶりぶりの馬車があった。恥ずかしくて乗りたくない。川沿いのベンチで95セントのホットドックを食べた。このホットドッグを買うとき"steam? toast?"と聞かれ、なんとなくsteamしてもらったら、パンがほわほわになってとってもおいしかった。
  
  
観光客用の馬車がたくさんいた。こんなブリブリじゃ乗れない…。
  
 ノートルダム教会へ行こうとさまよい続けるも、なかなか見つからない。やーっと見つけたと思ったら違う教会だった・・・。気を取りなおして探し、今度は本物のノートルダム教会にたどりついた。中はステンドグラスが美しく、正面の祭壇もすごく凝っていて、青い照明も素敵だった。ベンチで跪いている人を見ると、なんだか不思議な気分になる。 


ノートルダム教会

  
 その後、ピンバッチを求めてお土産屋さんを数件見る。そうこうしているうちに、14:00過ぎたのでチャイナタウンの玉園―畔渓酒樓というレストランへ。ここはビュッフェ形式のレストランで14:00からのスペシャルタイムに行くと一番安い5.50ドルで食べ放題になる。そろそろお醤油が恋しくなってきたし、ここで思いっきり食べて昼夜兼用の食事をすることにしていた。焼売、餃子、チャーシューまん、ムール貝、ブロッコリー&カリフラワー、鶏肉、ごま団子、焼きそば、春巻き、湯葉まき等々・・・、全種類はとてもじゃないけど食べきれないほどの品数だった。結局2皿半くらいたいらげて、どれもおいしかったし安いし大大大満足♪超おすすめ! 
  
 17:00発のオルレアンバスでケベックシティに移動。とってもきれいで快適なバスで、1時間半くらい眠ってしまった。 
  
 20:00前にケベックシティのバスディーポに到着。チケット売り場のお姉さんにガスペ行きの時刻表とユースまでの行き方を教えてもらった。すごく親切な人だった。 
  
 バスディーポからユースまでの道のりは坂、坂、坂。40度くらいの角度の坂もありしんどい!じゅんちゃんはバックパックだから腰に負担がかかり、私はキャスター付きの小スーツケース(スチュワーデス型のやつ)だから腕が痛い。でも私は帰りはらくらくだー。 
  
 ユースに着くと今日は空いているみたい。昨日電話で予約しようとしたら「必要ない」といわれたとおりだ。「たぶん他にお客さんは来ないわよ」とドミトリーより1ドル高い4人部屋を勧められた。フロントのお姉さんは日本に住んでいたことがあるそうで、すこしお話した。ここのユースは建物は古いけど、なんかいい感じ。
    
      

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