オーロラ鑑賞
 
初めてのオーロラ鑑賞、冬のアラスカ、しかも真夜中。どれだけ着込めばいいのかさっぱり検討がつかない。今日はとりあえず、ばばシャツ、雪山用長袖シャツ、雪山用セーター、フリース、タイツ、登山用タイツ、普通の靴下、登山用分厚い靴下にレンタル防寒着を着た。あとは現地に着いてから耳あて、フリースの筒状マフラー、フリースの普通のマフラー、厚めのマフラー、フリースの帽子も装着することにした。
 
22:00にロビーに集合し、スキーランドに向けて出発!ワクワクドキドキ…のはずが、いろいろと着すぎて車の中ではすごく苦しかった。ガイドの前田さんは運転中もあっちこっちキョロキョロとオーロラを探していた。「途中で見えたら車を止めますから」なんて言ってたけど、見えずにスキーランドに到着した。
 
スキーランドは昼間はスキー場のロッジで、夜はオーロラ観賞のための待機小屋になる。中では暖かいコーヒーと紅茶が無料で飲めてトイレもまあまあきれい。なによりも暖かい。売店等ある部屋以外は外が見えるように真っ暗なので、懐中電灯は必需品。売店では一番間近に撮影したオーロラの写真を買うことができる。店員さんは日本語を話せるし、近くにツアーのガイドさんがいるから言葉の心配はまったくない。JTBのツアーで「オーロラと一緒に記念撮影付き」なんてのがあったけど、スキーランドでもオーロラをバックにデジカメで撮影してくれる。1枚10ドルか20ドルくらいだったかな?

私たちははりきって外でオーロラが出るのを待っていた。気温は−20℃くらい。オリオン座くらいしか知らない私はボケ〜と星空を眺めていた。白くモヤモヤするものを発見し、てけてけさんと「もしかしてオーロラ?!」なんてこっそりと話していたんだけど、Y沢さんが「すばるが見えるよ。あれ。」と「もしかしてオーロラ」を指して言った。小さいけどまるでプラネタリウムのように見えるすばるはとにかく美しかった。宇宙の神秘を肉眼で見ることができて感激!恥ずかしいけど北斗七星も教えてもらった。オーロラだけを楽しみにしていた夜だけど、星空鑑賞も楽しいわ。
 
外に出たり室中で暖まったりを繰り返していたけど、結局オーロラは現れずタイムリミットの2:00になってしまった。マ、マジ…見れないの?するとガイドの前田さんは「あっちの方に白いものがある気がするから、晴れてるし、2:30くらいまで待ってみますか?」と言ってくれた。でも現れなかった…。
 
車に乗り込むとき、「あれ…?もしかしてーっ!?」と白いモヤモヤが見えた。興奮気味に前田さんに聞いてみると「そうですね。では帰りましょう。」だって。冷たいもんだよ。晴れていて雲がなければオーロラは見えると思っていたけど、そういうものでもないんだ。アラスカ大学のオーロラ予報では今日は「頭上にオーロラが見える」だったのに。
 
3:00過ぎにホテルに到着し5:00くらいに寝た。

  
  
  
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