JMIUとは


JMIUは正式名称を「全日本金属情報機器労働組合」と言い、全労連に加盟し、鉄鋼、非鉄金属、金属製品、一般機械、電気機器、輸送用機械、精密機械など金属関連やコンピューター・情報機器関連産業の労働者・労働組合が集まってつくられた産業別労働組合です。日産自動車やIBMなどの大企業の仲間から10人前後の零細企業まで全国300以上の職場に支部・分会がつくられています。


JMIUは 1.会社となれあわず、労働者の利益をまもりぬく
       (資本からの独立)


      2.要求で団結し、特定の政党の支持や排除をおしつけない
        (政党からの独立)

      3.要求が一致する人たちと共同してその実現に努力する
        (要求にもとずく行動の一致)

      4.ひとりひとりの意見や要求を大切にし、民主的運営をつらぬく
        (組合民主主義)
      
      の労働組合としての基本的原則をいつも大切にして、はたらくものの生活と権利を
      守るためにがんばっています。


産業別労働組合とは、同じ産業ではたらく労働者でつくる労働組合です。どんな会社の賃金・労働条件も、その会社の労使関係だけでは決まらず、その産業全体の水準に大きく影響します。どの会社も市場の中で生き残るために激しい競争をしています。また、親会社や銀行、経営者団体や政府の方針・政策の影響を受けながら企業活動をしているからです。したがって、賃金・労働条件の改善は、必然的に企業の枠をこえて産業や全国的な労働条件の水準を引き上げる労働者全体のたたかいへと発展せざるをえません。とりわけ今日の金属情報機器産業では、円高・産業空洞化の推進とリストラ「合理化」攻撃が産業全体にかけられており、これとのたたかいぬきに、わたしたちの雇用と生活をまもることはできません。
 こうしたたたかいをすすめるためには、企業の枠をこえた運動とそれを支える全国的な産業別労働組合が必要です。金属産業には、JMIUの以外にも金属機械やゼンキン同盟、電機連合などの産業別労働組合があります。しかし、どれも「連合」に加盟し、会社と一体となってリストラ「合理化」を推進する大企業労組が中心の運営で、労働者の雇用や生活をまもるという立場に立っていません。また、国政選挙などでは特定の政党や候補者への支持や選挙カンパなどを組合員におしつけています。





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