「400スタントへの誘い」
by 佐々木
since 07. Aug. 1998.
(1) 8セル+E-prop 8.5×6
【飛行結果】
短距離離陸OK、EP−CUBの1.8倍くらいの速度スタントは十分可能です。スロットルの位置はハーフとフルの位置の中間以上にする必要があります。上記時間は、フルスロットルの時間を8割程度の場合です。ダイブをかけるとスピードに乗ります。フルスロットルを多用すれば、十分楽しめると思います。ただ、10セルに比べると落ちますが。
(2)10セル+E-prop 8.5×6
【飛行結果】
短距離離陸OK、メリット540と同速度です。十分満足のいく性能が得られました。通常は半分以下のモーターパワーで飛行。いざと言うときに、フルスロットル。メリット540と同等かそれ以上の大きな大きな宙返りが可能でした。ストールターン時の上昇もメリットに負けないくらいに可能です
。常にフルスロットルだと3分30秒かなというところです。(モーターが心配なんで実際に試していませんが)
(3) 8セル+スリムプロップ 9×5
【飛行結果】
短距離離陸OK、EP−CUBの1.5倍くらいの速度
(4)10セル+スリムプロップ 9×5
【飛行結果】
垂直離陸OK、EP−CUBの1.8倍くらいの速度です。静止推力はすさまじく、1.3kgの20クラスのスポーツ機に負けじとばかり、手投げ後すぐに垂直上昇(30mくらいは上昇します)。ダイブをかけてもスピードののりは今一つです。スタントは十分可能です。縦物は、速度は遅いですが当然昇っていきます。スロースタント向きです。個人的には、この機体には8×6をつけた時のスピードののりが好きです。
(5)10セル+スリムプロップ 8×4
【飛行結果】
短距離離陸OK、EP−CUBの1.5倍くらいの速度。軽快なスタントが可能です。ただ、ダイブしても、それほどスピードは伸びません。8セルでも十分飛行できます。
(1)APC8×6、10セル
【飛行結果】
スロットル位置が中速以下では、引き(浮き)が良くなく、フルハイ率8〜9割。インメルターン後のスピードの乗りも良くない。宙返りの上昇では失速ぎみで、大きな宙返りは無理。飛行後は、モーターから焼損の兆候。(パイロン機飛行後と同じくらい)
本プロペラは、この機体の仕様に合わないみたいです。(×)
(2)E-Prop8.5×6、10セル
【飛行結果】
前回とほぼ同じです。前回と違う点は、インメルターン時は中スローで、宙返り開始20〜30m手前の水平飛行中にフルスロットル、頂上付近で最スローという具合にして飛行を続けました。フルハイの時間を極力短くしようとしたのですが、結果的には、モーターに若干負荷がかかったみたいです。(飛行後、ちょっとモーターが臭いました)やはり、インメルターンのダイブ時点でフルハイにしたほうがペラの回転も上がり、宙返りの上昇時にも負荷が減少し、結果、消費電力も減少?。このペラ、セル数、およびギヤ比の場合、中速がしっかりしたコントローラを使用して、うまくスロットル操作しないと、モーターの寿命が短くなる可能性が大。現在、JESを使用。slim24beだとスムーズにコントロールできると思います。飛び自体は、申し分ないと思います。(ただ技術が伴わないんで。。。。)7.2Vモーター+本ペラ+10セルの場合は、ギヤ比2.0以上が必要と感じました。やはり、電流は10A以下が無難。現在、京商のギヤで、2.0と2.18の2種類を機会があったら試そうと思い準備中です。
(3)E-Prop8.5×6、8セル
【飛行結果】
飛行時間、電流ともベストマッチ?と思っています。通常にスロットルワークを行っても、モーターの損傷する可能性が少ないため、気楽に飛行ができます。10セルに比べ40gと軽くできるのもメリットだと思います。強風の時はわかりませんが、最も良い組み合わせだと思います。(10セルのパワーに比べると気持ち足らない)モーターに進角をつけると、たぶん7500
rpmは回転するでしょうから、このギヤ比にはこれかなと思っています。(7.2Vモーターの場合)
(4)ペラ比較
若干、径が大きくなりますが、低回転からも効率(引き並びに浮き)が良いE-Propが気にいりました。APCの8×6はベストマッチだと思っていたのですが、ちょっと残念な結果でした。常に8000rpm回し続けてもモーターが損傷しない電流となるようにギヤ、セル数を設定する必要があるみたいです。
(1)E-Prop8.5×5、10セル
【飛行結果】
8.5×6に比べるとダイブ後のスピードの速度は遅いが、フルハイを多用できるため、宙返り等は満足のいくレベルです。メリットと同じかちょっとおよいくらいの速度。時間はたぶん、5分は可能と思われます。ベガ(改)においては、1.85のギヤ比、7.2Vモーター、10セルの場合は、このペラがベストかなという感じです。飛行後もモーターの発熱および臭いもありませんでした。
(2)E-Prop8.5×5、8セル
【飛行結果】
十分スタント飛行は可能です。ただ、物足りません。本ギヤ比、モーターの場合、△というところでしょうか。
(3)E-Prop8.5×6、10セル
【飛行結果】
今回は、ターン時の半ロール直後と宙返り、ストールターンなど機首が下を向いた時のみ最スローにするくらいで、あとはほとんどハイ。(メリット540より速いかも)スタントの様子は前回と同じです。宙返りはスピードがついてる分、大きな円を描くことができます。スピンは、ラダー面積ならびに舵角が不足しているせいか、(それとエレベータ?)、バレルロールとなってしまいました。(メリットのようにきれいには、はいりません)モーターは結構熱く、若干臭いもしました。E-Prop8.5×6ペラ+7.2Vモーター+10セルの場合は、ギヤ比を2.0くらいにして、電流を10A以下とする設定がベストかなというところです。
(4)E-Prop8.5×6、8セル
【飛行結果】
前回と同じですが、飛行時間が短くなっているのは、フルスロットルを多用したためです。なぜかというと、25クラスの高翼機(純粋な練習機ではない)と競争してしまったためです。なんと、ダイブ直後は同じくらいの速度(若干遅かった)にもかかわらず、水平飛行中に徐々にスピードが増し、抜き去ってしまいました。たぶん、メリットと同じくらいだと思います。7.2Vモーター1.85ギヤ+8セルの場合は、このペラがベストかな?(ただし、ベガ(改))スタント性は10セルと同じくらいあると思います。
この後、メリット540を飛ばしたところ、やはり”メリット540はすごい”という感じです。ただ、着陸のしやすさはベガ(改)に負けますが。
昨日、京商のギヤユニット(改)をベガ(改)に取り付けてテストしてみました。
結果は、小径の11Tピニオンギヤの摩耗?と0.6モジュールおよび精度? が相まって8セルにも関わらず、ギヤ鳴り(キー、ギャー:クラブ員から何あれと言われる始末)のため、全くダメでした。初期回転は6600rpm(ギヤ比2.18、E-prop8.5×6)でも、EP-CUBと同じような飛行は可能でした。ただフルハイだとキー、ギャー・・・。8セルで2パック試して、断念しました。すかさず、モーターユニットを載せ変え、グラプナーのギヤ&モーター(1.85、7.2V)+E-prop8.5×5+10セルの飛行を楽しみました。フルハイを多用したためか、5分ちょっとでモーターカット。シュルツでの放電20mAでした。(E-prop8.5×6+10セル+ギヤ比2〜2.18が妥当な線だと思うのですが)摩耗した11Tのピニオンギヤを取り替えて、また試してみます。また、12Tのギヤも試してみます。(0.6モジュールで11Tだと結構、小径でギヤ効率が良くないみたいです。)平行して、0.5モジュールのギヤユニットを自作して試してみます。(間に合えば、12日飛行可能かと)
(1)E−Prop8.5×6 8セル
【飛行結果】
ギアの音若干大。風がなければ、どうにか飛行(スタント)は可能。ただし、縦ものは小さくなる。フルハイを多用。このギヤ比と8セルの組み合わせは中途半端なので△。
(2)E−Prop8.5×6 10セル
【飛行結果】
フルハイ率は、7割くらい。飛びは、ギヤ比1.85に若干劣りますが、ベストな組み合わせかなというところです。手投げ時の引きも十分で、ちょっと押し出すだけで、高度を落とさず上昇していきます。ダイブのスピードもまーまーです。飛行後のモーターはちょっと熱いくらいで、臭い無し。ペラバランス、ギヤのかみ合わせの微妙なずれによるギヤ音大。前回みたいに大きなギヤ鳴りではありません。
(3)E−Prop7×7 10セル
【飛行結果】
ほとんどフルハイのまんま。機体のせいかダイブしてもスピードが上がりません。手投げ時の引きは8.5インチペラに劣ります。手投げした瞬間、高度が下がります。速度は、8.5インチでダイブした時と同じくらい。スタント性は、まーまーかなというところです。回転が高くなり共振点からずれたためか、ギヤの音はほとんど無し。翼厚を薄くしてスピードが出るタイプの機体に使用すると好結果が出ると思います。飛行後のモーターもそれほど熱くありませんでした。
(4)E−Prop7×7 8セル (参考まで)
【飛行結果】
飛行テスト無し
昨日、ベガ(改)における京商のギヤ改(0.6モジュール)および自作ギヤ(0.5モジュール)を使用してのテストを行いました。
(1)380PH+E−Prop8.5×6+10セル+京商ギヤ(ギヤ比2)
【飛行結果】
ギア鳴りはなくなり、結構スムーズに回転している模様。静かになりました。たぶん電流は10Aちょっとという感じです。スピードの乗り、および上昇時の引き、ならびに手投げ後の飛行は申し分ありません。フルハイ率70%くらいの飛行で5分くらいみたいです。(残量の150mAh分飛行したとして)ピニオンギヤ11歯(京商製)に比べて、ギヤ比は小さくなっていますが、スムーズな回転なため、モーターへの負荷は11歯の場合より小さいみたいです。モーターは暖かい程度。機体と適切なモーターコントロールによりスタント飛行で6分は十分可能と思われます。380用の京商のギヤを用いる場合のピニオンギヤは12歯以上が適切と思います。(0.6モジュールで11歯だと、ギヤに無理がありそう)
(2)380PH+E−Prop8.5×6+10セル+自作ギヤ(ギヤ比35対16)
【飛行結果】
ギヤの音は静かで、上記のギヤよりもスムーズに回転している模様。ただ、上記の場合よりギヤ比が若干大きくなったため回転が低くなり、フルハイ率は高くなりました。飛行時間の8割以上はフルハイのままです。このモーターは、まだ飛行ならしの段階のため、水平飛行および水平旋回をしておとなしく飛行させました。とはいっても、ほとんどフルハイ。でも、ロール数回と、宙返り2回ほどしてしまいました。飛行後のモーターは暖かい程度。私は、2.0ぐらいのギヤ比の場合の飛びが好きですが、飛行機によっては、ベストマッチの部類にはいると思います。スタントはギヤ比2.0の場合と同程度可能です。0.5モジュールでギヤ比2.0での飛行を試してみます。
(3)380PH+E−Prop7×7+10セル+自作ギヤ(ギヤ比35対16)
【飛行結果】
ギヤの音は非常に静かで、ダイレクト駆動とほとんど変わりません。前回の京商のギヤを用いての飛びと同じでした。以下前回と同じ。ほとんどフルハイのまんま。機体ためダイブしてもスピードが上がりません。手投げ時の引きは8.5インチペラに劣ります。手投げした瞬間、高度が下がります。速度は、8.5インチでダイブした時と同じくらい。スタント性は、まーまーかなというところです。回転が高くなり共振点からずれたためか、ギヤの音はほとんど無し。翼厚を薄くしてスピードが出るタイプの機体に使用すると好結果が出ると思います。飛行後のモーターもそれほど熱くありません。
(4)ロベ6V+E−Prop8.5×6+7セル+京商ギヤ(ギヤ比24対11)
【飛行結果】
飛びはまーまーです。十分スタントは可能です。ギヤ鳴りが大きく、パワーの何%かは消費している模様。全飛行、フルハイのまま。モーターはそれほど熱くはありませんでした。
(5)ロベ6V+E−Prop8.5×6+8セル+京商ギヤ(ギヤ比24対11)
【飛行結果】
飛びはまーまーです。ギヤ鳴りが大きい。普通にスタントは可能でした。(とは言っても、慣らし飛行ですので無理はしないようにおとなしく飛行させました)10セルには負けますが、時間が短いことを除けば、飛びは十分です。モーターはちょっと熱い程度。
電動機の集いにて最後のテストを実施しました。(4月12日)結果は以下に示しますが、後は、当日400スタント機のテストを行われた千葉さんのレポートならびにキット待ち?と言ったところでしょうか。
(1)380PH+E−Prop8.5×6+10セル+京商ギヤ(ギヤ比2)
【飛行結果】
同じ設定で2度目の飛行です。ギヤ音も前回よりは静かになりました。ただ、若干、機体の共振音が出る程度です。飛行に関しては、上昇時の引きも十分でメリット540程度はありました。スピードも540と同等。
(2)380PH+E−Prop8.5×6+10セル+京商ギヤ(ギヤ比2)
【飛行結果】
アンプを替えてのテスト飛行です。(やっと、slimでのテストができました。長〜い、3カ月でした)モーターはjesにくらべスムーズなコントロールが可能です。jesの時はモーターコントロールのスロットルカーブを細工して使っていましたが、slimの場合、直線でスムーズなコントロールが可能です。飛びに関しては、気持ち上昇時の引きがjesよりいいようです。飛行時間は、もっとモーターコントロールをしっかりやると5分以上は可能だと思います。
(3)380PH+E−Prop7×7+10セル+自作ギヤ(ギヤ比32対16)
【飛行結果】
ギヤの音は非常に静かになり、スムーズに回転している模様です。機体の共振も無くなりました。飛びに関しては、ベストです。
おまけ
4回目の飛行の時、離陸させての飛行を試みました。数メーターで離陸し、そのままロールして草むらへ。みなさん、離陸前の舵のチェックを必ずやりましょう。チェックを忘れた時に、限ってモデルを間違えていることがよくあります。(メリット540を飛行後にベガ(改1)を飛行したため、モデル違いによる舵が反対でした)運よく、機体はセロテープのみの修理で飛行することができました。機体によっても変わると思いますが、ギヤ比はモーターに関わらず2:1が妥当な線ではないでしょうか。薄翼にすると、7セル(6Vモーター)、APCペラでも十分な飛びが確認できたのは、うれしい限りです。