バッテリー関連  2003.02.11更新

RC2400について

RC2400が製品として販売されるようになりました。ということで、ちょっと試してみました。重量は、左の写真にあるように、RC2000比べると16g増となっています。1セルあたり2〜3g増というところでしょう。ちなみに、6セルRC2400だと7セルRC2000より39g減となります。まだ慣らし状態ですので正確ではないですが、マッドマウスとマーチに搭載して、飛行時間等を測ってみました。
(どうも今回のロットは16時間充電電流は230mAと指定されてるみたいですね)

◆1999.12.19
【6セルRC2400 機体:マーチ(HBR11S)、ギヤ比76対25】
 前々から試してみたかった6セルでの飛行を実施しました。スパー76:ピニオン25、ペラはAPCとエアロナウトです。
○APC11×8  電流未測定、7200rpm、5分、残1200mAh
○エアロナウト10.5×8 33A,7800rpm、8分、残370mAh
APCの場合、電流はたぶん37A前後だと思います。RC2400,6セルの重量375gで、RC2000約7セルの414gに比べ、39g軽量となります。APC11×8の場合、1082gです。7010Wのベスト時に比べると、初期回転数は500rpmほど低くなっていますが、軽量化も相まってパワー感は、上回っています。無限上昇は当然、バッテリー最後まで可能です。エアロナウトの場合、加速していく垂直上昇というわけにはいきません。しかし、トルクロールもしくは空中静止は、APCに比べて楽です。低い回転での十分な引きが感じられ、低速水平飛行から垂直上昇へ、そして静止。スロットル9割で空中静止くらいです。ペラが軽いことと引きがいいため、APC11×8の場合より、うまく練習ができました。パターン練習はエアロナウトペラのほうが楽でしょう。

【14セルRC2400 機体:マッドマウス(アヴィオックス1406/3Y)】
○ペラ12.5×10、ギヤ比3.2727、8分、残500〜520mAh
 RC2000に比べ32gは重量増ですが、パワー的に余裕がありますので、飛行自体の感じはRC2000と全く同じです。飛行時間については、RC2000の場合6分半で残590mAhでしたので、RC2400の場合1分半ほど伸びることになると思います。まだ新品の状態(充放電3回ほど)ですので、今後伸びるかもしれません。

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RC3000H(EEH)(サンヨー製NiMH)

最近話題となっているサンヨー製のNiMHバッテリーです。先日の電動の集いの時に初めて飛行テストを実施し、とてもいい感触でしたので、とりあえずデータということで、約2.4A定電流放電時の電圧を時間とともに測定しました。リファレンスはRC2400(ニッカド)としています。RC3000Hの内部抵抗は約6mオーム。RC2400は約5.5mオームでした。内部抵抗では、若干ニッカドに劣っているようです。しかし、放電時の電圧が若干高く、これが内部抵抗の分を補っていると思います。ただし、これは低い電流値の場合であって、大電流の場合は、内部抵抗の大きさは結構、モーター出力に影響を与えると思います。マーチで飛行した感じも左のグラフの結果をそのまま反映した感じです。初期回転数はそれほど差はなく、中盤以降も十分なパワー。ブラシレスモーターの場合、10分は可能だと思われます。当方は暑さのため、バッテリーの前にダウンです。


最近、飛行時間が短くなってきたため、特性をとってみてビックリです。
充電電流:4.0A、使用後は、放電保管(1.0V/セル)
どうにかして、眠っている容量を活性化させたいものです。


どうも、上記のようになったバッテリーの再生は不可能みたいです。仕方ないので、放電中に各セル端子電圧を測定し、高いセルから順に7セルを選び出し、1パックとしました。使わなかったセルは、他の目的に再利用しようと思っています。どうも、ニッケル水素バッテリーの使い方が間違っていたみたいです。といことで、現在は使い方が確立されるまで、様子見モードです。(2001.02.11)

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1700MPについて
写真一番上が、タミヤから発売になっている1700MP6セルパックです。重量は約280gで、容量は1600〜1700mAhみたいです。1700SCRCみたいに1900〜2000ということはないみたいです。写真中段は、灰色のヒシチューブの代わりに透明なヒシチューブをかぶせたものです。最下段は、2パックから12セル1本としたものです。絶縁紙のしたはむき出し状態ですので、ショートしないように、6本状態でヒシチューブを被せ、それを2本あわせてパックし12セルとしています。12セルで555gですので、RC2400の12セルに比べると、約180gほど軽いことになります。容量が減少していますので、7分を越えるスポーツ飛行は難しいかもしれませんが、6分前後は可能ですので、GPの完成機をEP化するのもそれほど苦労もなくできると思います。
 容量は1700SCRCの1900〜2000mAhとは行かず、1600〜1700程度みたいです。

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リチウムポリマーバッテリー

今話題のリチウムポリマーバッテリーです。左から1200mAh, 700mAh, 250mAhです。左二つは、2セルをパックした状態です。それぞれ50g、33gです。右端のはパック前セルで、1セルで6gです。外観はレトルト食品の外装袋みたいな感じです。マイナス端子はNiめっきメタルで、プラス端子はアルミです。プラス端子にはNiめっきメタルが一部スポット溶接してあり、この部分ではんだ付けを行います。当方は間違って切り取ってしまいリード線との接続に苦労しました。(ほんのちょっとニッケルめっきメタルが残った状態でした)


今回購入したのは、福岡の飯塚市にあるAirCraftにて入手したもので、ショートタイムでしたら5C〜7CまでOKなものです。連続で3C。テスト状況等がHPに掲載されています。(ここのHP)左の写真は、2セルをパックした時の様子です。
 充電は、必ずリチウム電池に対応した充電器で行います。セル当たりの電圧ならびにセル数を正しくセットして行う必要があります。
 パークプレーンのミニゼロ戦に搭載予定でしたが、横幅の関係で断念し、同じパークプレーンのセスナに搭載して、試してみました。110mAh6セルニッカドの45gに比べ12g軽量になったということと、内部抵抗の低さも相まって、元気な飛びをします。以前、570mAh 2セルのリチウムイオンバッテリーを試した時とは、比べ物にならないくらいに元気な飛びです。リチウムイオンバッテリーの場合は、ニッカド6セルよりもフルスロットル時の回転が低く、満足のいく飛行をすることができませんでした。今回試したバッテリーは、ニッケル水素350mAh7セル(41g)と比較すると、それ以上のパワー感があります。フルスロットルで十分なパワーですので、中速もしくはそれ以下で低空での遊覧飛行(時々フルスロットル)が楽しめます。約10分の飛行後に充電してみると150mAh充電することができました。ということは、40分の遊覧飛行が可能ということになります。フルスロットルでも20分くらいは飛行可能ではないでしょうか。連続で20分は体がもたないので、250mAh2セルのバッテリーでも十分ということになります。250mAh×2セルだと15gくらいで出来るでしょうから、115gの元気に飛ぶミニ零戦も可能ですね。リチウムイオンバッテリーの時はがっかりしたのですが、またマイクロプレーンにのめり込みそうです。次期マイクロプレーンは、カブの予定です。以前製作したチップマンクも50XCモーターによるダイレクト仕様に変更予定です。

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