メリット14Cの紹介です。
by 佐々木
メリット14C (設計: 角倉真広 氏)
◆機体緒元
|
アヴィオックス1406/3Y(機首部) |
|
アヴィオックスL160 (ブラシレスへジャンプ) |
|
14セル、2000RC |
|
APC12.5×10 |
|
自作(0.5モジュール、72対22、6mmФカーボンシャフト) |
|
S3101×4、JR NER649s |
|
オラライト、翼裏面は蛍光塗装 |
|
約1850g |
|
角倉さん(e-mail:kdkr@cb.mbn.or.jp)設計の14Cスタント機のキットより製作しました。(市販はされていませんが、興味がある方はメールで連絡をとられてはどうでしょうか)基本的な構造はメリット540と同じみたいです。メリット540よりシェイプアップされてるいみたいで、軽量かつ必要十分な強度という感じです。本機はもともと02Hダブル用の機体として設計されたらしく、今回はブラシレス1個であるため、重心位置合わせに苦労しました。アンプと受信機用110mAhバッテリーをモーター室内におさめ、動力用のニッカドをできる限り前に移動することにより、どうにか合わせることができました。本機体の場合、1900g以下がベターだそうです。モーター1個の場合、それほど神経質にならなくても1900g前後で仕上がると思います。その他、組み上げる上での機体の特徴としては、尾輪、キャノピー取り付け方法、胴体下部の空気穴などです。尾輪は、端子(電線の端末処理用端子)とはとめ、ならびにピアノ線よぁ! ! ! w轄製します。端子とハトメはキットに付属しています。機体への固定は、穴をあけてさし込み、抜けないようにビスの頭の部分が端子部分に若干かかるように、ビスをねじ込みます。キャノピーは、片サイドをヒンジ用テープで胴体に固定し、もう一方の片サイドにキット付属のバルサ角を小ビスと接着材を用いて固定します。角材の機首側に1mmфのピアノ線を7mm前後飛び出す用に固定します。機体側の同じ位置に穴をあけ、ここにピアノ線をさし込みキャノピー前部は固定するようにします。キャノピー後部は、ピアノ線と、ホーン用の取り付け部品を流用して固定金具(スプリング)を組み付けます。 後部角材の上のキャノピーを少し切り欠き、金具でうまく固定できるようにします。キャノピーを固定金具(スプリング)で、前方向に押すことになるため、機体に取り付けたとき、キャノピーの角材部分が内側にそるようなことがあります。機体とのずれは1mm程度でしたが、ちょっと気になりましたので、機体側にバルサで、ガイドを取り付けました。 参考程度ですが ! ! ! wA空気穴の位置および大きさです。(これまで、540クラス7セルが最大で主に400クラスの機体を製作してきたため、14セルの機体の大きさに驚いています。ということでミシンを駆使して、主翼袋を作り、入れた状態で壁にかけて収納しています。持ち運びもこの袋に入れておこなっています。 |
◆飛行について
飛行については、現在のところ初飛行(詳細はこちら)のみで、正確のところはわかりませんが、メリット540よりは、簡単です。パワーに余裕がありますので、通常は中速以下です。離陸も中速で可能です。機体のサイズは4c52クラスで、飛びも2kgクラスの機体と同等以上です。まだ、1回の飛行なのでパターンがどうと言うことはできませんが、とても素直な機体です。まだくせ取りもしていません。着陸は、軽量な機体のためかとても楽です。スピードは薄翼のため結構速い部類にはいると思います。(1999.2.7)
3月14日2回目と3回目の飛行をようやく行うことができました。コンデションは、小春日和の風速〜1m/s程度。スポーツマンのパターンで様子を見ました。パワーに余裕があり、宙返り(正、逆とも)はとても楽です。ストールはヨー軸中心に癖もなく回ってくれます。宙返りの癖については、静バランスもとっていない状態ですので、なんとも言えません。癖というより、腕が悪くスタート時点で機体が傾いて
いるせいで分かりません。ナイフエッジについては、右、左とも起きあがってくるみたいです。(フルラダーを当てた時です)14Cはフルラダーを切ると上昇していくんですね。最後の着陸ですが、初飛行の時と違って、無風状態でしたので、何度もアプローチをやり直してしまいました。どれくらいで失速するか分からない状態でしたので、つらずにつっこみ気味でアプローチ。高度を結構低くしても、伸びて来てしまいなかなか速度が落ちず、オーバーラン状態でした。3度目か4度目でようやく着陸した次第です。吊った着陸だと短い距離での着陸は可能でしょう。3回目の飛行での着陸は若干、吊りぎみで進入し、静かに着陸。後は飛ばし込むのみです。2回目の飛行時間7分(2000RC 残240mAh)。3回目の飛行時間7分(1700SCRC 残10mAh,110mAh)。両フライトとも、後半での垂直上昇は余裕です。上記時間は、パターンならびに垂直上昇で遊んだ時の時間です。(99.3.15)
3月21日4回目の飛行をクロスウィンドの飛行場にて行いました。飛行場に到着した時には、黒澤さんのメリット14Cの初飛行は、無事終わっていました。気温は低いものの風速は1m/s程度。ようやく目の前で接地できるようになりました。飛行時間6分(2000RC 残670mAh)。ロール時のダウンはメリット540同様、気持ち程度でいいみたいです。メリット14Cの後、メリット540を飛行させたところ、着陸でちょっと失敗してしまいました。最後にストンと接地。あとは、メリット14Cの性能を引き出す練習あるのみです。(99.3.21)
◆14C最後
5月23日、メカトラ(フェイルセーフのホールド状態)で、墜落。ハーフリバースキューバン8中。引き起こし、じわーっとアップ。アップアップアップ--。そのまま、70度の角度で砂地へ。ドスンと音。探しあてると、機首部は跡形もなく大破でしたが(砂の中に粉々の状態にありました)、主翼後方は無傷。主翼大破。それと、ギヤユニット大破。アンプ大破。ペラ無事。モーター制御線断線。残念ながら、30フライト前に大破となりました。せっかく、ラダー、エレベータミキシングをとったのに。ただいま、落ち込み中。再生不能状態です。