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by 佐々木


[Explorer3Dm]JR製 2002年6月15日更新
完成機を購入し、約1年ちょっとで初飛行をすることができました。(諸事情のため、1年もかかってしまいました)パワープラントの性能が向上してきていますので、完成機でも十分な飛行を楽しむことができます。でも、当方はキットのほうがいいです。

◆機体緒元およびメカ
モーター ハッカーHBR13s   / AXI2820/10
アンプ Future45be Ver14a
バッテリー CP1700×10セル(469g)
ペラ APC-13×7、12×9、13×8   /  APC12×6、11×8
ギヤ 50プロダクト 0.48inch(81:15)  /  ダイレクト
電流等 35A / 38〜42A
メカ JR DS381×2(エルロン) NES341×2、NER-649s
フィルム オラライト
全備重量 1400g(目標)でも1460gになりそう(もっとかな)
生地完重量:470g
 胴体:193g、17g(ペリーパン)
 主翼:93g、101g(なんと、左右で8gも違います)
 尾翼:29g(水平)、10g(垂直)
 エルロン:13g、14g
搭載機器:436g
 サーボ:20g×2、12g×2
 受信機:29g
 RXバッテリー:48g
 アンプ:58g
 モーター&ペラ関連:237g
 脚:50g
製作編  エンジン用の完成機(キットもそうですが)の場合、モーターの取り付け部分の加工をする必要があります。今回もこれまで製作してきた機体と同様に、機首部の側板を延長し、最前部にギヤユニットを取り付けることにしました。これに伴い、エンジンマントを取り付ける防火壁の胴枠が不必要になりますので、可能な限り削り落としています。最前部の胴枠(機首部)を取り付ける前の状態です。 この後に機首最前部の枠を取り付けます。キット付属のカウリングを使うかどうか迷ったのですが、結局、バルサで追加部分を作ってしまいました。 横からの写真前からの写真内部の様子です。機首部分が完成したのち、重量を測定したところ、カウリング仕様と比べて増減無しでした。完成した後に眺めていると、どうも胴体が電動機仕様にしては丈夫過ぎるような気がしてきたため、フィルムを全て剥がし、加工を施した後、オラライト張りとすることにしました。ついでに、垂直、水平尾翼のフィルムもオラライトに張り替えることにしました。(フィルムを剥がした状態)胴体は何をするかと言うと、穴を開けることにしました。使用した鋸はホームセンターなどで売っている円筒鋸でドリルに取り付けて使用します。大小の経の歯がセットになっていますので、その中から適当な大きさのを選び、3箇所に穴をあけました。あとは、胴体内部の不必要な部分(じゃまな部分)の発泡スチロールを取り除きました。それと、主翼前部に位置する胴枠に穴を開けて、バッテリー用コードを通せるようにしています。これは、主翼下にバッテリーを搭載するためです。主翼に関しては、完成機に取り付けてあるエルロンホーン(ロッド)が重たそうということと、小さいサーボではトルクに不安があったため、サーボを2個仕様とし、両翼に内蔵する構造としました。これに伴い、サーボを取り付ける箇所を加工する必要が生じたため、結局主翼のフィルムも全て剥いでしまいました。せっかく完成機を購入したのですが、生地完状態に逆戻りです。元々付いていたエルロンホーンを取り外したところ。翼端は、プラスチックのカバー仕様となっていましたが、ソフトバルサを重ね合わせし、成型した後、内側くりぬいて取り付けました。(おまけ:主翼のフィルムを剥がしてビックリものでした。バルサは良く言えばソフトバルサ、悪く言うと??でした。また、リブとスパーの取り付けは隙間だらけ、割れたリブを適当なバルサで補強。とても生地完では???の物でした。値段が値段ですから、こんなものなのでしょうか)
[2001.12.24]エルロンサーボベッドを作製し、サーボを取り付けた状態です。(表側から裏側からの写真)
 エレベータとラダーサーボは、尾翼近くではなく、主翼近くの胴体内に搭載し、ワイヤーリンケージとすることにしました。サーボベッドを取り付けたところです。サーボは1列に配置し、高さを変えてあります。 ワイヤー用のプーリーは、大型丸形ホーンに溝を切って用意しました。3mmビスをホーンに取り付けて、その3ビスをボール盤のチャックにくわえさせ、回転させて、ヤスリにて溝を掘りました。
[2002.6.15]相当期間が空きましたがようやく完成しました。  胴体側板の空気排出口です。この面積では不足と考えられますので、胴体の底面にも排出口を設ける予定です。今回もキャノピーは、キット付属の物を型として、マイクログラスで作製しました。重量は約半分となります。カラーリングについては、はキット(違いましたね。完成機でしたね)のままとしました。裏面については、赤と白のストライプです。バッテリーは、胴体内部としましたが、取り扱い性の観点から主翼下にも取り付けられるようにしました。裏面の写真では、主翼部に穴は空いていませんが、加工済みで、バッテリーサイズに合わせて穴をあけるのみとなっています。初飛行前のテストで、ある回転で共振が起こり、モーターが結構振れましたので、モーターの後部に鉛を結束バンドで取り付けました。しかしながら、鉛付加だけでは、振動が止まりませんでしたので、モーターの後部をゴムブッシュを介して、胴体に固定しています。これで、ようやく飛行に差し支えないほどの振動に押さえることができました。

◆飛行について
 初飛行は、4月だったかと思います。(HPアップをサボっていました)各舵の方向をチェックして離陸開始です。いつもとことながら、やっぱり緊張します。でも、数mで離陸後、そのまま軽々と上空へ。エンジン仕様と比較し、100〜200gの重量増ですが、大口径ペラのおかげでパワフルです。当然本機は3D練習用ですので、楽々トルクロール可能なパワー設定としています。トルクロール練習中、大きく崩れてもパワーを入れて上方へ逃げることができます。飛行特性は、水平からゆっくりと引き起こしても、急に失速に入ることはありません。3D特性はと言うと、腕がありませんので、確認できません。元がエンジン機ですので、強度は十分と思います。着陸はと言うと、伸びることなく適度な角度で降下し、ゆっくりと接地することができます。無事初飛行を終えることができました、大きな問題が発生しました。共振現象で、とっても音が大きく、4サイクルエンジンみたいな感じでした。胴体機首部が丈夫過ぎ、その結果、モーターユニットが振動し、その振動を丈夫な胴体で増幅と言った感じです。クラブの方からは、「いい音出てるね」と言われ、「エンジン機みたいだね」と。着陸してモーターユニットを確認すると、ギヤユニットの後部プレートが若干曲がっていました。横方向はゴムブッシュを介して胴体に固定したのですが、縦方向に振れたみたいです。このままでは、プレートが折れそうでしたので、ガラスエポキシ板で補強しました。これで、折れることは無いと思います。ガラスエポキシ板(1.6mmt)をプレートの形に切り出し、瞬間接着剤で張り合わせています。
 どうしても共振音を押さえることができませんでしたので、初飛行から殆ど飛行させずにいたのですが、ダイレクト仕様のモーターを入手しましたので、テストも兼ねて換装しました。モーターは、缶がまわるAXI2820/10です。アンプにJETI-40A(BEC)を使用した場合の、電流と回転数を測定した例を以下に示します。だいたい、取り説に記載されているのと、同じような感じです。JETIのアンプは6極に最適となるようにタイミング調整してありますが、AXIに使用してもそれほど問題はないようです。(AXIは何極モーター?)
バッテリー ペラ 電流 初期回転
6セル1700SCRC APC12×7 22.5A 5500 rpm
7セル1250SCRL APC12×7 30 A 6600 rpm
8セル1700CP APC12×6 33.3 A 7300 rpm
10セル1700CP APC12×6 42.5 A 8400 rpm
10セル1700CP APC11×8 38 A 8500 rpm
10セル1700CP APC10×8 35.4 A 9400 rpm

ペラ11×8&10セルからのテストを開始し、現在は、トルクロール仕様ということで12×6です。電流値からすると過負荷ですので、もう少しピッチを浅くしたいところです。飛びはと言うと、MEGA22/20/2+ギヤダウン仕様に比べ、約60gほど軽くなっており、11×8の場合でも10mちょっとで軽々と離陸していきます。上空での機速の伸びは結構あります。やはりダイレクトの場合、機速にのせた飛行と言う感じでしょうか。当然、無限垂直上昇はします。しかし、9割のスロットルでホバリングですので、トルクロール中、姿勢を崩してからの上方への離脱は難しいところです。ペラを12×6にすると7〜8割でホバリングですので、トルクロールの練習は可能です。ただ、過負荷の領域ですので、機首部を加工してモーターに良く空気が当たるようにする必要があるみたいです。肝心の音はと言うと、とっても静かになりました。この設定で現在は、飛行を楽しんでいます。(10セルバッテリーは2本しか所持していませんので、週に2回のふらいとですが。)

 

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