電動ラジコンコーナーへようこそ

by 佐々木

since 18. Feb. 1999.


[マーチ]QRP製 2000年5月19日
現在、高さを2cm増やした胴体を製作中です。当然、ナイフエッジ目的などなど。
【機体諸元】
【初飛行】1999.7.4
【HBR11Sに変更】1999.11.21
【ギヤ比変更】1999.12.5
【6セル化】1999.12.19
【ナイフエッジ調整】2000.2.11
【中破】 2000.2.27
【改造】 2000.6.10

◆機体諸元およびメカ
モーター コントロニックKBM42-30 レイナーハッカーHBR11S
アンプ コントロニック3SLB40-6-12
バッテリー 三洋2000SCR7セル
ペラ APC11×8
ギヤ 京商改0.5モジュール /56対24(初期電流:43A, 8200rpm) 自作ギヤ。0.4モジュール/76対28(初期電流44〜45A, 8200rpm)
メカ JR NES341×3、JR NER649s
フィルム オラライト、翼裏面は蛍光塗装
全備重量 1173g(生地完256g) 1123gくらい。修理で若干重くなったと思います。
製作編 やはり、電動機専用キットの製作は楽です。それに正確さを誇るQRP製ですので、原寸図がなくとも正確に組み上げることができます。今回の変更点は数点です。できる限りの肉抜き(三角材部など)と、エレベータ&ラダーサーボの位置変更と、胴体上面と下面のプランク材厚を2mmから1.5mmへの変更です。(生地完状態)フィルム張りもようやく終わり、メカ済みを実施しました。エレベータとラダーサーボの位置を変更し、主翼より後部の胴体の中としました。(搭載位置の様子)ラダーおよびエレベータのリンケージは、ワイヤーです。ホーンは1mmtの航空ベニヤをマイクログラスでサンドイッチしています。(尾翼リンケージ)ホーン取り付け位置はマイクログラスで補強しています。エルロンサーボは横にせず、立てた状態で取り付けています。エルロンロッドはテトラのSを使用しました。(短く、直線であるため)なお、エルロンホーンを取り付ける部分のエルロンもマイクログラスで補強しています。とりあえず完成しましたので、重心位置を確認することにしました。アンプをモーターと同じ位置とし、受信機を主翼前縁部の位置としたところ、機首部のほうが重くなってしまいました。ということで、アンプを主翼前縁部、受信機を主翼後縁部として、どうにか重心位置を指定範囲とすることができました。(アンプ、受信機の搭載位置)当初、エレベータとラダーのサーボを後部に移動したため、後ろ重を心配しましたが、これでも今回は前重でした。後残すところ、テールのそり(車輪)部のみです。苦労した割に、キット完成予定重量より、30gしか軽くなりませんでした。(瞬間接着剤を余分に使い過ぎたかな?)

◆飛行編
 やはり7月4日が初飛行となりそうです。あとアンプもBEC付きが入手できそうですので、これも初テストとなります。注意その1:離陸直前の動作チェックは舵の向きも確認。

 「初飛行は7月4日、集いにて」行いました。何回やっても、初飛行は緊張するものです。えーっと、エルロン右で、右が下がって(バキ)、違う、左がさがって、エレベータアップで上がって、それとラダーの向きも確認して、おもむろにスロットルを上げます。クロスは滑走路が広いため、飛行機の様子を見つつエレベータをゆっくり引きます。緩やかな角度に調整し、無事離陸は成功しました。トリムはというと、若干のアップ気味を調整し、若干左へエルロンを調整し、直線飛行するようになりました。話に聞いていましたが、メリット540とくらべ若干大きいためかどっしり感があります。舵角次第と思いますが、クイックではないが素直に確実に舵に対して反応します。とても飛ばしやすい機体だと思います。対称翼ではないですが、背面時のダウン量は少なくてすみます。各舵量については、エレベータとエルロンはほぼ満足のいく設定でした。(適当にしたのですが)ラダーは若干、足らなかったみたいです。送信機側で10〜15%増やしてOKとなりました。パワフルさというと、バッテリー後半でもトルクロールの練習は可能です。(トルクロールは可能と書きたいのですが、パイロットが未熟なため練習は可能としか書けません)飛行時間は、7分は可能でしょう。6分半後の放電で670mAhありましたから。着陸は意外と伸びてきます。サイドスリップでとはいきませんので、クロスの滑走路を端から端まで有効に使っての着陸となりました。遠くから低めで進入するといいのですが、結構風が舞っていそうでしたので、高め進入、高めのスピードでの進入となりました。無事、着陸しほっとした瞬間でした。ちなみに、初期回転8200rpm,43Aでした。

◆HBR11Sに変更(400クラス相当のブラシレス) 1999.11.21
 KBM42-30に比べ、約50g軽くなります。モーターのサイズとしては、400クラスになるのでしょうか。KBM42-30が540クラス相当のサイズですから、同じ機体に搭載すると、とっても小さく見えます。このクラスの機体にとっては、50gは結構効きますね。(ギヤユニットも自作のためもっと軽くなっていると思います。)KBM42-30の時と比べ、初期回転数は気持ち落ちるのですが、上昇力は上回ってるような感じがしました。初期電流がちょっと多めですので飛行時間は短くなると思います。でも、6分半前後は十分可能だと思います。(KBM42-30は7分〜7分半)本日は急遽搭載したため、ペラ等のバランス取りが十分でなく若干共振音が気になりましたが、それでも十分なパワーでした。最近思うのですが、投入電流が同じであれば、モーターの出力パワーの差はそれほどないような気がします。後は、投入ワッテージ(モーターで消費される電力)にモーターが耐えうるかどうかではないでしょうか?。ブラシレスモーターはブラシモーターに比べると機械的に電気接触部分がないため、そのワッテージが高いように思われます。ブラシレスモーターの効率は80%〜とブラシモーターに比べ高く、そのため、ブラシモーターに比べれば、投入ワッテージは高くなるのでしょう。しかし、モーターで消費される熱量の限界は、モーターのサイズで一義的に決まる?(まっ、冷却方法次第とは思いますが。)のでしょう。HBR11Sは小型モータのため、余裕はそれほどなく夏場での使用には、若干の不安は残りますが、7セル540クラスの機体にとっては十分なような気がします。KBM42-30は冷却条件に厳しい機体か、もしくは〜12セル(もしくは14セル)の機体用として試してみたいと思います。
ギヤ比

APC11×8

エアロナウト10.5×8
76:28(7セル)

45A/8200rpm(定常状態)

 A/   rpm(初期)
76:26(6セル)

 A/   rpm(初期)

 A/   rpm(初期)
76:25(7セル)

44A/7700rpm(初期)

40A/8300rpm(初期)
76:25(6セル)

37A(予想)/7200rpm(初期)

33A/7800rpm(初期)

◆1999.12.5 ギヤ比変更
 ギヤ比を変更しての飛行です。スパー76、ピニオン25。初期電流ならびに回転は上記の通りです。飛行はエアロナウトのみです。APCのペラに比べればパワーは落ちますが、おとなしく、かつ十分なパワーです。たぶん、パターンをするのであればエアロナウト10.5×8のほうがいいでしょう。軽い分パワーON/OFF時の反動トルクは小さくなります。当然、軽快に垂直上昇していきます。時間もたぶん7分は可能でしょう。ピニオンをもう一つ少なくして、様子をみたいと思います。
◆1999.12.19 6セルRC2400
 
前々から試してみたかった6セルでの飛行を実施しました。スパー76:ピニオン25、ペラはAPCとエアロナウトです。
 ○APC11×8  電流未測定、7200rpm、5分、残1200mAh
 ○エアロナウト10.5×8 33A,7800rpm、8分、残370mAh
 APCの場合、電流はたぶん37A前後だと思います。RC2400,6セルの重量375gで、RC2000約7セルの414gに比べ、39g軽量となります。APC11×8の場合、1082gです。7010Wのベスト時に比べると、初期回転数は500rpmほど低くなっていますが、軽量化も相まってパワー感は、上回っています。無限上昇は当然のことで、バッテリー最後まで可能です。エアロナウトの場合、加速していく垂直上昇というわけにはいきません。しかし、トルクロールもしくは空中静止は、APCに比べ楽です。低い回転の十分な引きが感じられ、超低速水平飛行から垂直上昇へ、そして静止。スロットル9割で空中停止くらいでした。ペラが軽いことと引きがいいため、APC11×8の場合より、うまく練習ができました。パターン練習はエアロナウトペラのほうが楽でしょう。エアロナウトのほうが時間が短く感じられるのは、ほとんど空中停止の練習をしていたからでしょう。
◆2000.2.11 ナイフエッジ調整
 今更ですが、本機はとても気楽に飛ばせる機体です。ゆっくりと低空での飛行。最近は、癖をとりつつ飛ばし込むようにしています。ナイフエッジの練習を開始したのですが、左ナイフエッジだと、修正舵を打つ間もなく。アップサイドに来てしまいます。重心位置を確認したところ、それほど前よりではありませんでしたので、ミキシングにより癖をとることとしました。左ナイフエッジでは約7%のダウン、右ナイフエッジでは、4〜5%のダウンで、飛行中、指で修正レベルにすることができました。左ナイフエッジの時は起き癖はないのですが、右ナイフエッジの場合、若干起きあがってくる感じです。指で修正できる程度でしたので、今回はエルロンにはミキシングはかけていません。これまで、飛行機に関してはサンデーフライヤーでしたので、こんなに一つ一つ練習(癖取り)したことはありません。(キャリアは長いが、パタンは形にならず)調整の結果、側面積および舵角が足らないのか上昇はできませんが水平は維持可能です。(まだ、ナイフエッジのままの旋回は練習していませんので、直線のみです)
◆2000.2.20 中破
 本日三回目の飛行の時、ホールド状態になり最後は失速状態で墜落。主翼はほとんど無事でしたが、胴体の機首部が粉々状態でした。アンプ、モーターはどうにか無事でした。NiMH3000、7セルでの最初の飛行でした。76:22、エアロナウト10.5×8、HBR11S+Future45beで初期回転数は8500rpmでした。電流は測っていませんがニッカドよりも少ないでしょうから37A以下でしょう。飛行時間は10分近くにも及ぶ?と思います。(今回、確認する前に落ちてしまいました。)機首部は粉々となりましたが、できるだけ破片を集めてきて組み立てました。(写真1写真2写真3)ちょっと、破片が足らなかったみたいですね。胴枠の部品も無くなっていましたので、切り出して補修します。モーター取り付けプレートはどうにか元通りになりました。
◆2000.6.10 改造
 
改造といっても、全部作ってしまいました。主翼は以前、QRPの千葉さんから主翼のみキットを購入していましたので、それを製作しました。胴体は、キットの胴枠を高さ方向に2cm伸ばし、それに合わせて側板も変更しています。機首部のサイズ、主翼、水平尾翼の位置関係は変更していません。手を抜いたためちょっと不格好になってしまいました。(写真4写真5)エレベータとラダーのサーボ位置は、1号機と同じで主翼後方です。あとフィルム張りを残すところですが、のんびりと製作する予定です。(サーボ等がないため)

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