電動ラジコンコーナーへようこそ

by 佐々木

since 18. Feb. 1999.


[MADMOUSE14C]QRP製GP機改 2001年2月25日
先週の日曜日にまた、大破?しました。
【飛行編】
[1999.09.26] 初飛行
[1999.10.02] 再テスト
[1999.10.10]
[1999.10.24] 重心位置調整
[1999.12.05]
[2000.07.16] 復活&APC-E
[2001.02.18] またも??大破


◆機体緒元およびメカ
機体諸元 幅:1300mm、全長:10503mm、翼面積:30.0dm2
モーター AVEOX1406/3Y (kV:2000)センサー無し(センサーを取り外して使用)
アンプ コントロニック3SL40-6-18(BEC無し)
バッテリー 三洋2000RC14セル(417g×2)
ペラ APC12.5×10   (7700rpm, 72:22)電流は未測定
ギヤユニット 自作(0.5モジュール、72対22、6mmФカーボンシャフト)
メカ S3101×4、JR DS1000
カバーリング オラライトブルー(初物が大好きなため新発売のブルーを使用)
全備重量 1856g(受信機電源110mAh)目標を達成しました。
重量計算

355g(ギヤ+モーター+アンプ+ペラ)
417g×2(バッテリー)
30g(受信機)
30g(受信機ニッカド)
20g×4(サーボ、ホーン類含む)
54g(タイヤ+ピアノ線脚)
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搭載物その他の合計1383g→余裕を見て1400g

ということは、機体はフィルム張り完成状態で500g以下ということになります。フィルムが60gとすると生地完で440gとなります。しかしキットの部材(エンジンマウントを省いて)重量は500g前後あり、その内主翼の部材は243g。主翼はプランク材を2.0mmから1.5mmに変更して約20g軽くできそうですが、胴体は部材選び(厚さも含めて)から全て作り直しとなります。エルロン材を作り替えると若干軽くなりますが、エルロンサーボマウントを両翼に追加するため帳消しでしょう。ということは、主翼の生地完で約230gとなりそうです。(540クラスの全生地完重量と同じですね)結局胴体は生地完で210g以下となります。

製作編

【胴体編】(部材切り出し後)
○変更点
 ・側板のバルサを4mmtから2mmt。
 ・胴枠ベニヤを3mmtから2mmt。
 ・胴側補強ベニヤを3mmtから2mmt。(および機首最前部までの延長)
 ・脚取り付け方法をマーチ、メリットと同じ方法に変更。
 ・エンジンマウントを取り外し、ギヤユニット取り付けはマーチ等と同じ方法。
 ・後部胴体の上部、ブロック削りだしから、モノコック(プランク)構造に変更。
 ・胴体下部のプランク、2.0mmtから1.5mmtに変更。
 ・サーボマウント材厚を3.0mmtから1.5mmtに変更するとともに、場所変更
 ・水平、および垂直尾翼の厚さを7mmtから5mmtに変更するとともに、ラダーを組んでいます。
 ・胴体前部上部は、超ソフトバルサに変更(厚さ変更なし)して、キットと同じように削りだし。
 ・三角材等は内側の肉抜きを施す。(軽量化への貢献は気持ちだけかもしれません)

○その他
 ・側板の要所(よわそうなところ)は、4〜5mm幅3mm厚バルサで補強しています。

結局、胴体関連のキット部材は丸まま残ってしまいました。胴体の生地完状態です。この状態で、167gです。(尾翼関連は53gから37gへの軽量化。たった16g、されど16g)動力用ニッカドの取り付け部がありますので、たぶん20gはこれより増えると思います。目標値はクリアすることはできましたが、バッテリーの取り出し口を胴体上部に設けるとなると、現在のところ不安です。胴体の主翼取り付け部は胴体上部のバルサブロック材(板)で強度を保っている状態であるため、その部分に穴を開けるということは、強度低下を招くためです。この強度低下を防ぐためには、バッテリー取り付け部(ホールド部)でもって、胴体、特に主翼取り付け部分の強度を確保する必要があります。構造は主翼を作ってから考えることとします。
 バッテリー取り付け部の構造は、取りあえず主翼を取り外して交換となりそうです。フィルムを貼って重量に余裕があるようであれば、胴体上部を開閉して交換する構造に変更したいと思います。
○[1999.9.24] ほぼ完成
 とりあえず、動力用ニッカドのホルダー部を作り込みました。両サイドの胴側板に2個のニッカドを固定する構造とし、2個のニッカドの間を空気が流れるようにしました。ニッカドのホルダーは胴枠としても機能し、メカ室の強度アップに貢献しています。当然、空気の穴を出来る限り大きく中央付近にあけています。ニッカドは前部のホルダーの穴にさし込み、後部ホルダー部にてベルクロテープにて固定するようにしています。これで上下方向は固定されるのですが、前後方向は力が加わった時ずれる可能性がありますので、ニッカドの前部に発泡スチロール等を固着し、ズレ防止と万が一の場合の衝撃吸収をはかりたいと思います。

【主翼編】
 変更点はプランク材厚のみとなりそうです。今週末には製作開始です。 主翼がエルロンサーボ取り付け部を除いて完成しました。エルロン材は9mmtのソフト材から削りだしとなりました。エルロン含めて主翼重量186gとなりました。サーボマウントを含めても、195g以下となるでしょう。エルロンは2サーボとしました。
生地完状態の写真です。

【メカ済みその他】1999.9.24 追記
○キャノピーはキット付属のものは、厚く重そうでしたので、これを型としてマイクログラスにて製作しています。たぶん10g前後は軽くなったと思います。透明度がいまいちでしたのでスモークとし、今回はパイロットは乗っていません。(息子に交渉しましたが、3個目となるとダメでした)
メカ室の様子です。メリット14Cと同じような配置となっています。主翼後部の胴体内にエレベータ、ラダーサーボを搭載し、受信機、動力用ニッカドとなっています。受信機用のバッテリーは動力用ニッカドと同じ位置の胴体上部か、写真左(機首方向)のスペースかに搭載する予定です。(重心位置次第です。)今回重量に若干の余裕がありますので、110mAhから350mAhに変更するかもしれません。アンプは機首部の空気取り入れ口付近に搭載しました。この位置だと冷却にもよく、さらに、動力用ニッカドの延長上でなく、クラッシュ時にニッカドのパンチをくらうことは無いと思われます。メリット14Cはクラッシュ時に直撃を受け、アンプは再生不能状態となっています。このためアンプをコントロニック製に変更し、センサーレス仕様となった次第です。(センサー用のコードがないことが写真でわかると思います)

製作を終えて  今回バルサ等を吟味し結局胴体を新規に製作した形となりました。しかし、エンジン機キットそのままでも2000g以下は可能だったかもしれません。それに、やはり52クラスの機体は大きく、取り回しに苦労しています。(保管場所も)

◆飛行編
 ○[1999.9.26日]
 
本日、初飛行をすることができました。風がおさまった午後3時ちょっと過ぎに。スロットルの位置が中スローの時、モーターが息をつくのが気にはなっていたのですが、距離テストを省き各舵の方向のみをチェックして離陸。(距離テストはすべきでした)中速くらいのスロットル位置にて容易に離陸。一こまのトリム調整で横方向は調整がとれました。エレベータについては、ダウンスラストがどうも合っていなく、トリム調整まではいきませんでした。スローで下降気味にもかかわらず、エンコンを上げると上昇していきます。ダウンスラストが足らなかったみたいです。数往復をしていると右の方向でターンして水平にエルロンを戻し、おもむろにエレベータを引いたのですが、効きません。10度くらいの角度で下降してきましたので、メリット14Cのことを一瞬思い出しましたが、数秒たち(1〜2秒)送信機と機体の位置関係が変化したのか、高度が低くなったためか分かりませんが、地上数メートルでコントロール出来る状態になったため、スロットルを上げることなく、そのまま草むらに着陸させました。草むらと思っていたのですが、先日の洪水で砂場状態となっていましたので、若干脚に力が加わりちょっと曲がっていましたが、その他は無傷でした。
 回収後、機体後方に離れての距離テストを実施し、ホールド状態まではならなかったのですが、やはり、モーターは時々息をつくような感じでした。機体前方への距離テストをおこなったら若干変わったかもしれません。(モーターからのノイズを受けやすい??)とりあえず、機体自体の調整箇所は判明した初飛行でした。(ダウンスラスト増とエレベータの舵角減)しかし、安心した飛行を楽しむためには、ノイズ対策をする必要があるかもしれません。現在思案中です。(アビオックス1406/3Y+コントロニック3S40-6-18の組み合わせ)
 飛行した感じとしては、安定していそうです。41〜42A設定ですが、パワー的には十分のようです。ダウンスラストが合っていませんでしたので、フルハイにはしていません。
 ○[1999.10.2]
 昨日、クロスの飛行場にお邪魔して再度飛行に挑戦しました。当日の朝、どうも体調が今ひとつでしたので、安全をみて角倉さんにテスト飛行をお願いしました。飛行前に、送信機のアンテナを縮めて(もしくは外して)の距離テストを行いました。モーターをスローにしたりハイにしたり。30mほど離れてもホールド状態に入る様子はありませんでした。動力系統からのノイズの影響はないようでしたので、飛行を行いました。アンプの高温による影響も懸念されましたので、安全をみて2分程度で降ろすことにして、離陸。問題なく普通に飛行していました。パワーは相当のオーバーパワーという感じでした。通常のパターンは中速でも十分の様子です。錯覚かどうかわかりませんが、メリット14Cよりも機速が速いような感じがしました。(重量および動力系のセッテングは同じ)安全を見て、ちょっとしたパターンを1分程度おこなった後、着陸しました。モーター、アンプを触り温度を確かめたところ、十分触れる温度でした。ダウンスラスト等の影響を角倉さんにお伺いしたところ、「わかりません。ただ、各舵のリンケージによる癖等はないみたです。」との弁。たぶん、スタント性において適切かどうかと言う観点でお答えになられたと思います。数パターンではわからないと言うことだと思います。それに、送信機のスティックの動きを拝見すると、どうもニュートラルは必要ないといった感じで、飛行機の姿勢に応じて指が勝手に飛行を制御していると言う感じでした。スロー近くのモーターの息つき感はどうもアンプの影響(設定で無くすことはできますが、スローおよび中スローの効率が低下するみたいです)のようです。機体には問題なさそうなので、その他の影響がなければ飛行が楽しめそうです。
 ○[1999.10.10]
 
本日、ようやくスティックを持ちました。先週は、体調不良のためパイロットを角倉さんにお願いしましたが、本日は自分自身での飛行でした。トリムは、まーまーというところでした。(たぶん、角倉さんが微調されたと思います)ダウンスラストはたぶん、ピッタシ。滑走し始め、おもむろにエレベータアップ、糸を引くように離陸していきました。トリム調整のための場周飛行後、色々試しました。エレベータはまだ、ちょっと効きすぎ。(重心位置の関係もあるかもしれませんが)しかし、スロットルは中速、もしくはそれ以下。中速でも十分なパワー感があります。14Cともなると重量感がありゆったりとして安定しています。その他、ナイフエッジで上昇していきます。背面でのダウンはほとんど必要ないくらいです。ちょっとした背面でしたら、ダウンは必要ありません。たぶん、連続ロールはアップのみで可能でしょう。着陸は、安定しておりスピードをおとしても十分浮いています。本機体の場合、12セルでも十分なスタントは可能と思います。
 ○[1999.10.24]
 重心位置を5mmほど前に移動しました。(ニッカドを5mmほど前へ移動)これまでよりは、大分飛ばしやすくなりました。左ナイフエッジの時、まだ若干ダウン側へ逃げますが、修正できる範囲です。この状態でしばらく飛ばし込んでみます。中速主体で6分程度の飛行が可能でした。どうも、スティックの位置は中速ですが、出力は7割程度出ていそうでしたので、スロットルカーブで調整する必要がありそうです。イチ、ゼロでないスロットルワークを使用とすると、ロール中にもスローになったりします。まだ、指がなれてなさそうです。
 ○[1999.12.05]
 
重心位置はほぼ決定し、飛ばし込んでいるところです。コントロニックのアンプの場合、中スローから中速域にかけて出力が大きく変化するため、スロットルカーブで調整(下凸カーブ)して、通常の水平飛行(結構ゆっくり)時にスロットル中央となるようにしています。重心位置およびダウンスラストを調整した結果、背面での落ち込み、ナイフエッジ時の癖を無くすことができ、とても飛ばしやすい機体(もともとそうですが)となりました。通常のパターン練習で7分半くらいは可能かと思われます。(6分半で残り590mAh)この機体は、スロットルを上げた分スピード感が増します。軽量に仕上がったため、ゆっくりしたスピードでの飛行も可能ですので、電動機らしい飛行を目指して練習中です。
 ○[2000.07.16] 復活&APC-Eペラ
 
先週の夏の集いにて大破してしまいました。アンプのヒートプロテクションが作動し、高度が低い位置でのモーターカット。着陸方向を迷ってしまい、結果的に主翼より前が全損。ターンして引き起こしして、脚、そして機首。グシャといって地面へ。それ以外は影響なし。全て機首部で衝撃を吸収したみたいです。パワープラントは、6mmфのカーボンプロペラシャフトが折れたのみでその他は損傷なし。集いの当日、現地にて散乱したバルサ屑をみなさんに集めていただき、パズルよろしく、どうにか形とすることができました。(ありがとうございます。)後日、自宅にて補強しつつ元の形としました。(修復後の機体、下部から上面から)フィルムを貼ったのですが、色がちょっと違ってました。たぶん、紫外線の影響なのでしょうか?。
 修復後の本日、ようやく復活飛行となりました。大破原因となったアンプのヒートプロテクション機能を解除するとともに、放熱フィンをアルミの空き缶を再利用し取り付けました。それと、APCから発売となった電動用のペラを取り付けてのテストです。使用したのは13×10Eです。設定はスパー102、ピニオン29(モーターAVEOX1406/3Y?)、初期電流41〜42、回転7300rpmです。ペラは12.5×10のペラの半分の重量ですが、機首部の修理での重量増で、重心位置はそれほどずれませんでした。
 さて、新しいペラでのフライトインプレッションです。たぶん14セルにはこれって言う感じです。十分な推力のため静止からの加速、そして不安ない離陸。ペラのバランスは若干のテープでとっています。飛行時の音は以前のぺらに比べて静かな感じです。水平飛行速度もまーまー。12.5×10に比べて600rpmほど回転は低いのですが、垂直上昇時はパワーを入れた分だけ加速していく感じです。反動トルクは重量が半分になった分だけ少なくなっていると思いますが、まだ調整不足でちょっとわかりません。でも、この13×10Eのペラに合わせた機体だと、もっとおもしろいかもしれません。現在、スポーツ機でなくスタント機を物色中です。
○[2001.02.18] またもノーコンで大破
 
先週の日曜日、5分くらい飛行後、そろそろ降ろそうかと低空を水平飛行をしている最中に、どうも飛行機が指に反応しないみたいで、スロットルをスローにしたりちょっと上げたりして様子をみましたが、どうもノーコン。これまでの経験である程度高度が下がるまで、エルロンにはさわらず我慢すること数秒。でも回復せ枯れ草の中へ。運わるく最後ちょっと傾いていたらしく、右翼端から。落ちたところ近づくとどうも、主翼と水平尾翼がちょっとずれて見えました。やはり、胴体がぽっきりでした。衝撃を全て、折れた部分で吸収したみたいで、主翼、機首部、尾翼、全てOKでした。(折れた写真)その場で、舵を確認しましたが、正常に動きました。受信機用のバッテリーも放電して残が190mAh(容量250mAh)でしたので、バッテリー切れではなさそうです。キレイにぽっきり折れたため、修理は楽で約1時間半で修復しました。(次、製作する時に、この部分を補強したほうがいいのか、悩むところです。当然、この部分を補強すると、墜落した場合、他のところに影響が出てきます)接着剤や、補強板で10ちょっと重くなったと思います。

◆その他
 QRPのキットは、もともとバルサ材を吟味してあり、バルサ材の変更による軽量化は難しいですね。厚さならびに構造しか残されていません。(ただし、GPのキットのみ。電動用のキットは、そのまま作ったほうが重量パフォーマンスは高いでしょう)

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