技術情報(充電器関連)コーナー


【電動用ペラ関連関連】

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1.外付け放電抵抗
 
シュルッツエ936は、放電用の外部抵抗を接続することにより、大電流放電を行うことができます。しかも、オートカット。(当然ですが)

外部放電用抵抗器を接続した場合の936の動作
(1)akku1のみ対応しています
(2)fix-dモードとします
(3)放電電流値を設定します。
  r=0.33, 0.66または1.5Ωを選択。
  接続している外部抵抗の値を選択。
(4)抵抗の端子ならびにファン(リレー)用端子をそれぞれのコネクタに接続。
(5)放電するバッテリーをコネクタに接続(すでにさしているプラグの上に重ねて接続)
(6)936がバッテリーをチェックした後、放電を開始。
(7)同時に、ファンとリレーが動作し、外部抵抗を放電するバッテリーと並列になるように接続。
(8)バッテリーの電圧が、0.9V×セル数(ディスプレイ上では0.7〜0.8V位)で放電をストップ。
(9)同時にファン、リレーがオフとなり、外部抵抗を切り離します。
 



【純正放電器(抵抗器)の場合の接続方法】
r=1.5Ωの場合
 ・中身は抵抗とファン(または放熱フィン)
 ・抵抗のマイナス側は、外部抵抗接続用コネクタのマイナス端子(4ピンともに)
  に接続。ファン用電源のマイナスと共用
 ・抵抗のプラス側の端子は、akku1のプラスプラグへ接続
 ・ファンのプラス端子は、外部抵抗接続用コネクタのプラス端子に接続

r=0.33、0.66Ωの場合
 ・中身は抵抗、ファン、リレー
 ・ファンとリレーのプラス、マイナス端子を
  外部抵抗接続用コネクタのプラス、マイナス端子に接続
 ・抵抗の両端子は、akku1のプラス、マイナスプラグに重ねて接続

r=1.5Ωモードの場合は、抵抗と放電するニッカドとの並列接続は、936の内部回路で実現。(電流がそれほど大きくないため)

r=0.33、0.66Ωモードの場合は、スイッチする容量が大きいため、放電するニッカドとの並列接続は、外部のリレーにより実現。
どちらのモードでも、外部抵抗接続端子のプラスとマイナス端子には、外部放電が開始すると12Vが出力がされます。
と、いうことは、0.33、0.66Ω(リレー内蔵)の放電器はどちらのモードでも利用できることになります。間違っても、外部抵抗接続端子(936の左サイド、一番奥)に外部抵抗の両端子を接続しないようにします。外部抵抗による放電がスタートするとこの端子には、親電源との回路が形成(12V出力)され、ここに抵抗を接続すると、親電源が抵抗でもってショート(放電回路形成)され
I=V/r
で親電源が放電されることになります。この電流は、936の許容値を上回っており、外部接続抵抗の回路の素子が短絡モード破壊されます。常に、端子に12Vが出力した状態。当方は、これで、936を壊しました。(本機能の部分の回路のみ)

電流

0.33Ω

0.66Ω

1.5Ω

1.0Ω

0.5Ω

5A

8.25W

1Ω/5W
×3

15.0W

2Ω/5W
×3

37.5W

1.5Ω/50W
×1

25.0W

1.0Ω/30W
×1

12.5W

0.5Ω/20W
×1

10A

33.00W

1Ω/15W
×3

66.0W

2Ω/30W
×3

150.0W

3Ω/100W
×2

100.0W

1Ω/100W
×1

50.0W

0.5Ω/50W
×1

15A

74.25W

1Ω/30W
×3

148.5W

2Ω/50W
×3

337.5W

6Ω/100W
×4

225.0W

3Ω/100W
×3

112.5W

1Ω/60W
×2

20A

132.00W

2Ω/50W
×6

264.0W

2Ω/100W
×3

600.0W

6Ω/150W
×4

400.0W

4Ω/100W
×4

200.0W

1Ω/100W
×2

25A

206.25W

1Ω/100W
×3

412.5W

4Ω/70W
×6

937.5W

12Ω/120W
×8

625.0W

312.5W


今回、自作した放電用外部抵抗器をご紹介しましたが、修理代を含めると、純正品と同等費用となりましたので、すなおに純正品を購入したほうがいいかもしれません。なお、自作される場合は、自分の責任にてお願いします。

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