爆笑王インタビューホームラン寄席とは何か※はじめに 本来こういう企画はビッグスターになってからやるとカッコイイものですが、スターになれそうもないので、 (聞き手:高木) |
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| 高木: ホームラン寄席(以下HR)も新世紀を迎える事になりました。 爆笑王: そうだな。旗揚げして3年くらいか? 高木: そうですね。旗揚げ(HRをはじめてイベントした日)が1998年5月30日ですから、約3年半になります。 HRが新世紀を迎えれると旗揚げ当時思いましたか? 爆笑王: 思うというか「続けないといけない」と思った。 高木: 「続けないといけない」とうのは必要なモノという事だからですか? 爆笑王: 必要なモノという部分は旗揚げして何回かしてから思うようになった。 最初の「続けなきゃいけない」は我々には何も力がないワケだよ。資金もない、知名度もない、 じゃぁ力になるものは何か?と考えたら「継続は力なり」の継続しかなかったワケだ。 高木: そもそもなぜHR寄席をなぜやろうと思ったのですか? 爆笑王: おい、高木、それは愚問だよ。やるしかなかったんだ。やらなければ潰されてたからな。 高木: 潰されてた? 爆笑王: そう。ホームグランドがなかったんだから作るしかなかった。ずっとサッカーでいうアウェーで 闘ってたんだからな。 高木: いや、でもずっと定期的な舞台には出られてましたよね? 爆笑王: そうじゃないんだ。「アウェー」というのはまぁ会場の雰囲気かな? 高木: 雰囲気? 爆笑王: う〜ん(熟考)なんていうのかわかるんだよ。舞台に出て行った時に「招かれてる」のか「招かれてない」が。 それはファンとか知ってる知らないとかじゃなくてね。わかるんだよ、最初出て行った時に感じるんだよ。 高木: う〜ん、ウケるウケないじゃないんですよね?わかるようなわからないような…。今もそれはあるんですか? 爆笑王: 自分等の月イチ以外ではあるよ。まぁ今は応援の多いアウェーという感じかな? ホームという感覚はあるが回数は少ない。だから月イチでいいから確実なホームが欲しかったんだ。 アウエーでずっと闘ってたら10年持つ体が1、2年で潰れちゃうよ。これは舞台踏んでる者にしかわからない。 高木: わかりました。HR寄席の裏話というかそういうのがあれば教えてください。まずなんで新ネタの寄席なんですか? 爆笑王: さっきも言ったけど我々には「継続」しかなかったわけですよ。続けるにはどうすればいいか?歩き続けるには どうしたらいいか?荷物が重くちゃ長く歩けない。だから「荷物を軽くする事」を考えた。荷物を軽くするというのは なにも「手を抜けるように」じゃない。「無駄な荷物を省く」という事。そこ勘違いするなよ。 イベントをやる場合「このイベントはこう」というようなウリみたいなモノがないといけない。プラス、出演して もらう人にも何かメリットがないと申し訳ない。我々のイベントに出る事のメリット。それらを一番ベストな状態で お客さんに提供出来るのは何かを2人で考えた結論が「新ネタの寄席」になったワケですよ。 ネタの数は多すぎて無駄になるというのは絶対にない。2人でね、一回のイベントでネタを何本もするというのは 全然出来るんですよ。最初その案もあったしね。それはもちろん芸人にとって絶対必要な事ですよ。 でもそれだとお客さんの層が広がりにくいというデメリットもあるワケですよ。 我々は自分等で作り上げた舞台で一生暮らしていけたらと思ってるワケだから「層の拡大」は必須なわけですよ。 「Aというコンビを観に来たがBというコンビも面白い。今度Bのイベントも観に行ってみよう」 そうなる事は素晴しい事だろ?ホームページのリンクに似た感じかな? 高木: でも「新ネタの寄席」だと舞台の出来具合というか新ネタだから当日全組スベるという可能性もあるワケですよね? 先が見えないという恐怖みたいなのはないですか? 爆笑王: それは無い。出てもらう選手(メンバー)はスタッフで一生懸命考えて舞台に出ていただいてるワケだから信用して るしね。それに他の出演者に関してはスベってもらってOKという部分もあるよ。 高木: えっ!何故ですか? 爆笑王: 誰も今日はスベってやろうなんて思って舞台に立たないからね。それにさっきも言ったように信用してるから。 我々スタッフが他の出演者に望んでいるうちのひとつとしてHR寄席でやったどこにもかけた事のないネタをまた ねりにねって大舞台というか自分達にとってのビッグイベントでね、そのネタが大いにウケてくれたりとか、 HR寄席で冒険してもらってね、それがきっっかけで幅が広がったりしてくれたら嬉しいから。 実験の場というのはまた違うと思うけど、お客さんにとっては例えば音楽や映画ってそれにハマるとそれの ノーカット版や原曲を知りたくなるでしょ?そんな感じで見てくれたりするのもまた喜んでもらえるのかなと。 原曲が素晴しいのはそれはまた凄い事だしね。だから他の人は極論でいうとスベっていいと思う。 私達はもちろんダメだけどね。 高木: 出演者はどうやって決めてるのですか? 爆笑王: 基本ラインみたいなのを決めてからそこからあとどうするかをスタッフとかに相談する。 高木: 出演者選びのポイントみたいなのはあるんですか? 爆笑王: 第一はやっぱり我々がファンというか「この人達(人)の新ネタが見たい」という部分かな? これは一番必要な部分だろ?我々が見たくないモノをお客さんが見たいと思うか? 「この人をよべばたくさんお客さんが入るからよぼう」だけでよぶのは絶対したくない。絶対にね。 ファンというか出演してもらう方は私はどんなに後輩だろうが尊敬している。 だから先輩はもちろん、出演依頼は日程に無理がない限りは本人に直接交渉するようにしている。 高木: 直接交渉というのは特別なモノなのですか? 爆笑王: 普通は無い事ですよ。ウチは直接交渉してOKなら出演してもらうし、もしダメなら「またお願いします」 となるしね。私らが先輩ということで断れないとかあるんだろうけど(苦笑)。 でもそれは私はこちらからお願いする事だからたとえ後輩とはいえ最低限の礼儀はつくしたいと思うしね。 別に断られてもツライのはツライけどいいと思うんですよ。ただ「私達はアナタ達の笑いが好きなんです」という メッセージさえ最低限伝わればいいかなと。 高木: 今まで断った方はいますか? 爆笑王: いますよ(笑)。かなり名の通った方でもダメモトで交渉しますからね。 別に断られてもツライのはツライけどいいと思うんですよ。ただ「私達はアナタ達の笑いが好きなんです」という メッセージさえ最低限伝わればいいかなと。 その中でリットンさんや木村祐一さんみたいに心良く引き受けてくださったりとかあるんですから。 こんな嬉しい事はないですよ。
つづく |
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