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[304] リスト超絶技巧練習曲集第八曲「狩り」 投稿者:リョウ 投稿日:2000/05/18(Thu) 10:59:38

「狩り」なんですけれども、選集を含めてアラウ、リヒテル、キーシン、横山幸雄、ボレット(ロンドンのほうです)、ベレゾフスキー、ヤンドー(ナクソス)、ゲキチあたりは聴いたことがあるのですが、ほかになにか興味深い音源ってあるのでしょうか?
もしご存知でしたら、お願いいたします。


[304へのレス] 投稿者:たーき 投稿日:2000/05/18(Thu) 13:11:36

「こだわり」の方にも書きましたがベルマンはやはり外せないと思います。「らしい」です。


[304へのレス] 投稿者:リョウ 投稿日:2000/05/18(Thu) 14:52:22

私のミスで、ベルマンは所持しております。1959年のほうだっと記憶しておりますが。あと、ボレットのENSAYOの方は


[304へのレス] 投稿者:リョウ 投稿日:2000/05/18(Thu) 14:54:20

ミスってしまいました、申し訳ないです。日本シフラ協会からボレットのライヴが出ており、その中に超絶もあるようです。それは六十年代、と八十年代だったと記憶しておりますが、その「こだわり」のほうにかかれていた40、50年代のものというのはどういったものなのでしょうか?よかったら教えて下さい。


[304へのレス] 投稿者: 投稿日:2000/05/18(Thu) 18:08:29

ぼく,シフラしか持ってないんですけど。。。ダメ?


[304へのレス] 投稿者:リョウ 投稿日:2000/05/18(Thu) 18:36:11

今日、ENSAYOの方のボレットを購入しました。かなり私としてはいい感じで、これがベストパフォーマンスかもしれません。テンポがゆったりしていても、音楽が弛緩していいないあたりは流石!!といったところではないでしょうか。時々、思うのですが速すぎるテンポは返って音楽的興奮を下げる事もあるのではないでしょうか?


[304へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/05/18(Thu) 18:54:22

アシュケナージはいかがでしょう? なにかと評判の悪い彼ですが、あのリストは悪くないと思います。


[304へのレス] 投稿者:リョウ 投稿日:2000/05/18(Thu) 20:38:16

>なかださん アシュケナージもいいですよね、書き忘れましたがロンドンからの超絶の選集のヤツですよね。「狩り」では冒頭のブロークン・オクターブの弾き方が少し面白い感じに弾いていますよね。いやはや、これも凄い演奏ですよね。


[304へのレス] 投稿者:たーき 投稿日:2000/05/19(Fri) 11:20:14

私もあの超絶集は名演の部類だと思います。あと、ここの方々の評判はイマイチかもしれないですがキーシンのRCA盤も狩りを含めて凄いです。


[304へのレス] 投稿者:たーき 投稿日:2000/05/19(Fri) 11:21:58

あと、詳しくはあとで「こだわり」に入れますがボレの録音時期は私の勘違いで1972年でした。


[304へのレス] 投稿者:やぎ 投稿日:2000/05/20(Sat) 03:11:36

本気を出して弾いたアシュケナージはめちゃくちゃ凄いですよ。

http://www.ne.jp/asahi/yagi/piano/


[304へのレス] 投稿者:リョウ 投稿日:2000/05/20(Sat) 12:49:19

>やぎさん そうですよね、「やってやるぞ」ってなった時のアシュケナージって「こんなに物凄かったの?」って思うくらい凄い演奏しますよね。なんだか、ライヴではかなり熱い所も有るらしいですが、CDからでは想像もつかないですよね。


[304へのレス] 投稿者:リョウ 投稿日:2000/05/20(Sat) 12:51:39

やっぱり、いつものアシュケナージは本気じゃないんですかねぇ・・・(^^; あのリストは私は大好きです、メフィストもいいですし・・・あとボレットってすぐに入手できるのが晩年のロンドンのばかりだから、彼の全盛期で、しかもライヴのは凄いのに、なかなか見えてこない所のようです。晩年でも「狩り」のライヴとかありますものね。とにかく、ENSAYOの超絶全曲はスタジオですが、かなりいい感じでした。


[304へのレス] 投稿者:やぎ 投稿日:2000/05/20(Sat) 21:12:58

メロディア時代のアシュケナージは別人(^^;

http://www.ne.jp/asahi/yagi/piano/


[304へのレス] 投稿者:リョウ 投稿日:2000/05/20(Sat) 21:40:30

どなたか、「狩り」を弾かれた方で、冒頭の右手を含め、スタッカートの旋律を出す所、中間部の後にもありますよね、あそこて1〜5指で弾かれましたか?それとも右手は1指で全て弾かれましたか?


[304へのレス] 投稿者:リョウ 投稿日:2000/05/22(Mon) 01:37:46

そういえば「狩り」って超絶の中では普通程度に難しい、という話を聞いたのですが、そうなんですか?結構中間部とか歌わせるのは大変だし、後の方の跳躍も難しいと思うのですが・・・


[304へのレス] 投稿者:リョウ 投稿日:2000/05/22(Mon) 01:38:32

それでも「雪かき」とか「鬼火」「マセッパ」の比べれば・・・という事なんでしょうか


[304へのレス] 投稿者:天宙亞 投稿日:2000/05/22(Mon) 02:15:38

20世紀の名演奏でのアシュケナージの謝肉祭、秀逸でしたよ。


[304へのレス] 投稿者: 投稿日:2000/05/22(Mon) 16:18:08

アシュケのショパコン・ライヴのCDはお気にいりです。


[304へのレス] 投稿者:やぎ 投稿日:2000/05/22(Mon) 19:10:49

「雪かき」は比較的弾きやすいと思うのですが。超絶では「鬼火」がダントツに難しいでしょう。

http://www.ne.jp/asahi/yagi/piano/


[304へのレス] 投稿者:リョウ 投稿日:2000/05/22(Mon) 22:24:05

やっぱし重音というのは大きな壁って事ですか?私は到底「雪かき」も弾けませぬが・・・やぎさんは、超絶の中でどれがお好きですか?


[304へのレス] 投稿者:天宙亞 投稿日:2000/05/22(Mon) 23:56:48

やっぱ、鬼火じゃないですかね、難しいのは。マゼッパはそこまでの難曲とは思えないのですが。


[304へのレス] 投稿者:けん 投稿日:2000/05/23(Tue) 16:31:40

”超絶”の他の曲は「やっつけ」でも弾けそうですが、鬼火は右手の重音トリルだけでなく左手もゴドフスキー並の難しい部分があります、ちょっと異色ですよね。


[304へのレス] 投稿者:天宙亞 投稿日:2000/05/23(Tue) 17:43:16

オグドンは「やっつけ」で弾いちゃってますが(^^)


[304へのレス] 投稿者:やぎ 投稿日:2000/05/23(Tue) 22:23:29

超絶の中では「鬼火」がやっぱり一番でしょうか。スワンのライヴなんかは如何?

http://www.ne.jp/asahi/yagi/piano/


[304へのレス] 投稿者:天宙亞 投稿日:2000/05/23(Tue) 22:25:38

鬼火ですが、わたいの個人的な嗜好では、最後の和音をペダル等で伸ばされると嫌なんですが、みなさんはどうですか?


[304へのレス] 投稿者:やぎ 投稿日:2000/05/24(Wed) 00:18:49

リャプノフの超絶の11番だったかもやたら細かの音符の曲でしたね。

http://www.ne.jp/asahi/yagi/piano/


[304へのレス] 投稿者:きゅう 投稿日:2000/05/24(Wed) 10:31:20

リャプノフのは最初に聴いたとき鬼火のパロディーかオマージュかと思いました。


[304へのレス] 投稿者:きゅう 投稿日:2000/05/24(Wed) 10:31:59

ところでコンクールではたいてい10番(ヘ短調)がダントツ人気ですね。何か理由があるのかな?


[304へのレス] 投稿者:天宙亞 投稿日:2000/05/24(Wed) 15:00:59

妖精の踊り、でしたっけ?>リャプノフ11番。あれもハチャメチャムズイ。鬼火以上か?そいえば、ゴドフスキのショパンエチュード編曲で鬼火っていうのもありますよね。


[303] ショパンはお好き? 投稿者: 投稿日:2000/05/16(Tue) 12:19:39

このBBSに来られているひとなら,ショパンはもうn年前に卒業したという方が多いと思いますが,
ショパンの曲ではどれが好みでしょうか?
みなさまの意見を聞きたいです。


[303へのレス] 投稿者: 投稿日:2000/05/16(Tue) 12:21:15

私は,最近「幻想曲」が気がかりです。


[303へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/05/16(Tue) 13:30:13

どうしてショパンは卒業しなきゃならないのですか? どんなに技巧的な曲がばりばり弾ける人にとっても、ピアノ弾き永遠のバイブルがショパンだと思うのですが。


[303へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/05/16(Tue) 13:34:02

ショパンこそは、プロ作曲家としての卓越した技量と、天才的な発想との両方を完璧に備えた、西洋音楽史上最大の巨人の一人(あとはモーツァルトとバッハぐらい)だと思います。


[303へのレス] 投稿者:やぎ 投稿日:2000/05/16(Tue) 13:44:40

なかださんのおっしゃるとおり、ショパンに卒業はないでしょう。やはり最も優れたピアノ音楽といえばショパンの諸作品を挙げなくてはなりません。

http://www.ne.jp/asahi/yagi/piano/


[303へのレス] 投稿者:やぎ 投稿日:2000/05/16(Tue) 13:45:24

失礼、色が一緒でした(^_^;)

http://www.ne.jp/asahi/yagi/piano/


[303へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/05/16(Tue) 17:39:38

で、そんなショパンの作品のうち(バラ4とか舟歌だとみな書くでしょうから)ややマイナーなもののうち気に入っているものは、前奏曲作品45、マズルカ作品24−4、ノクターン作品55−2、同作品62−1といったところでしょうか。ピアノ曲じゃないですが、チェロソナタもあげときます。


[303へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/05/16(Tue) 17:40:26

ホロヴィッツお気に入りのロンド作品16も好きです。


[303へのレス] 投稿者:OK! 投稿日:2000/05/16(Tue) 20:54:45

そうですね・・・、夜想曲のop.9-3 H-durなんかどうでしょ?先日「春秋社」と「全音」版で中間部のNoteが違っているのを発見!ちょっと目立たない曲かもしれませんが、ショパンらしい音楽のひとつだと思いますし、とても好きです。


[303へのレス] 投稿者:ぶち 投稿日:2000/05/16(Tue) 23:43:18

ポロネーズ作品26−1,同作品44なんていかがですか?前者の甘美な中間部なんて聴く度にうっとりします。ノクターンも作品55−2以降の曲は大好きですね。作品9−3もいい。あとやっぱりソナタ3番の1楽章ってどう考えても名曲ですよね。


[303へのレス] 投稿者:NOV 投稿日:2000/05/17(Wed) 00:07:44

バラード4番が好きです。この間、夢の中できこえてきて、猛烈に感動しました。メタマジックゲームという分厚い本にこの曲のほんの数小節について詳しく書いてありますよ。


[303へのレス] 投稿者:みのこ 投稿日:2000/05/17(Wed) 03:40:56

マズルカ59−3は最初に小学生の頃に


[303へのレス] 投稿者:みのこ 投稿日:2000/05/17(Wed) 03:43:59

マズルカ59−3はどうでしょうか?もっともドラマティックで、マズルカの中の最高傑作だとおもうのですが。。


[303へのレス] 投稿者:みのこ 投稿日:2000/05/17(Wed) 03:50:31

あれ?最初のレス、ヘンですね。


[303へのレス] 投稿者:じろう 投稿日:2000/05/17(Wed) 10:12:47

演奏会用アレグロ。


[303へのレス] 投稿者:なつい 投稿日:2000/05/17(Wed) 12:09:14

この話題になるといつも書いてしまいますが,素人作曲家が跋扈したロマン時代にあって,数少ない「プロの」作曲家がショパンです。

http://www.ne.jp/asahi/piano/natsui/


[303へのレス] 投稿者:なつい 投稿日:2000/05/17(Wed) 12:11:45

バラード第1番で第2主題が最初に登場するところの、左右のバランス、メロディーと伴奏の絶妙な絡みはまさに天才的。

http://www.ne.jp/asahi/piano/natsui/


[303へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/05/17(Wed) 13:25:43

たとえば超有名なノクターンOp9-2の1小節目の後半、右手旋律の動きと左手伴奏低音部の動き、「レ→ド」と「ド→シ」、9度で平行で動くんですね。縦のハーモニー構造を考えると同時に明らかに低音部独自の動きが対位法的に考えられています。で、結果として絶妙に不協和音が連続する。


[303へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/05/17(Wed) 13:30:00

ノクターン9−3は、主部の中間部、嬰へ長調の部分がとってもロマンチックでセンチメンタルなハーモニーと、涙のしずくをつらねたような絶妙な装飾音を聞かせるメロディがいいですね。ソナタ3番の1楽章といえば、その第二主題とそのあとの展開部前の小結尾。こんなにも美しいメロディはなかなかありません。


[303へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/05/17(Wed) 13:33:56

ショパンがいかに「完璧」な作品を書いたか、それはエチュードOp25-1,12などの、ハーモニーの推移だけからなるような作品を見ればわかります。バッハのフーガぐらいとしか比較できない、完全無欠の作品といっていいでしょう。


[303へのレス] 投稿者:Buzz 投稿日:2000/05/17(Wed) 13:51:51

うーん・・・やっぱりバルカロールかな。あとマズルカ、24のプレリュードとか。他にももっとありそうだけど。


[303へのレス] 投稿者:Buzz 投稿日:2000/05/17(Wed) 13:53:25

あ、歌曲の「春」ってのもなんか好きです。この曲のどこが春なんじゃあって言う人もいそうだけど、でも好きっす。


[303へのレス] 投稿者:Buzz 投稿日:2000/05/17(Wed) 13:59:03

なかださんのおっしゃるとおり、ショパンって曲の作りは意外と(・・っていうとかなり語弊がありますが)しっかりしてますね。流れがきちんとしていて、変な滞りがあまり見られないですね。


[303へのレス] 投稿者:Buzz 投稿日:2000/05/17(Wed) 14:05:18

あ、あとスケルツォの4番も。4曲の中では一番まっとうなスケルツォ風の可愛いくて明るい曲だから(中間部はちょこっと暗くなるけど)。もちろん他の3曲の存在感は充分感じてます。


[303へのレス] 投稿者: 投稿日:2000/05/17(Wed) 14:53:50

私は,やっぱり「英雄」,「幻想ポロネ−ズ」,バラ1,4,スケ1,舟歌,幻想曲,練習曲作品10−3,25−8あたりが特にすきです。他にもたくさんありますけど。。。


[303へのレス] 投稿者: 投稿日:2000/05/17(Wed) 14:55:20

プレリュ−ドは3番がきれいです。


[303へのレス] 投稿者: 投稿日:2000/05/17(Wed) 14:58:41

バッハの平均律が旧約聖書,ベ−ト−ヴェンのソナタが新約聖書ならショパンの諸作品はピアノ作品の金字塔なのでは、、、


[303へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/05/17(Wed) 17:43:15

Buzzさんがいみじくもおっしゃってますが、『曲のつくりが「意外と」しっかり』ということは、それだけ普通に聴いていても曲の作りを意識させないような、自然な仕上がりになってるということなんですね。そこが、まさにプロ中のプロだなあと思うわけです。たとえばリストのソナタ。偉大な、非常に斬新な構成を持った作品ですが、あれは曲の構成というものをあれこれ論じてこその作品だと思うわけです。ショパンの場合、幻想ポロネーズのように複雑な構成の作品もありますが、概して一見単純な3部形式です。


[303へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/05/17(Wed) 17:49:24

しかしながら、たとえばハ短調の偉大な中期のノクターン(番号失念)のごとく、形式的というか主題的には全くもってただの3部形式なのだけれど、律動的(リズム的)には第2部の真中からすっぱり割れる2部形式なんですね。前半が2分や4分音符主体で付点がからむ。そして後半は怒涛の3連符という具合に。つまり、形式を2重に持ってるわけ。あと、彼はよく主題を再現するときに、単純に元に戻るので無く、中間部の情緒をどこかでひきずりつつ再現し、徐々に元に戻るという高級なことをやってます。


[303へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/05/17(Wed) 17:53:21

すみません、ショパンの話になると止まらなくなっちゃうんですう。一度論文を書いてみたいと思ってるんだけどなあ。ショパンだったらねたはいくらでもあるぞ。


[303へのレス] 投稿者:Buzz 投稿日:2000/05/17(Wed) 21:13:49

うむむ。ではソナタ第2番第1楽章の、展開部から再現部への推移などはどのように思われますか。あれは第1主題の再現をすっぱり省略してしまって、第2主題に入ってますが、代わりに展開部ではかなりしつこく第1主題を展開させて、最後のコーダでも低音部で第1主題を出してバランスを取る、ということをやっているように思いますが。


[303へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/05/17(Wed) 21:21:55

↑その通りです。これは第3ソナタでも、チェロソナタでもそうですね。協奏曲2番の1楽章など、第1主題の再現がされることはされますが、わずか4小節でいきなり第2主題になっちゃいますね。およそショパンの多楽章形式の楽曲全7曲のうち、1楽章の再現部で型どおりに第1主題が再現するのは協奏曲1番のみです。


[303へのレス] 投稿者:OK! 投稿日:2000/05/17(Wed) 21:23:19

ショパンの音楽が十分練られて書き上げたか、即興でつらつら書きとめた作風かは作品をながめ、音にしてみると殆どが即興だったという説が私にはどうしても信じ難いとか、否!ショパンなら当然かと感じさせる等、良い意味で「謎」の多い作曲家だと感じています。一説によるとその即興で演奏しあいにく書きとめなかった音楽は、現存の作品の


[303へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/05/17(Wed) 21:24:23

特にチェロソナタの1楽章の展開部から再現部にかけての技法は、ショパンの最高のエクリチュールが発揮されています。ただ、そんなことはあまり聞き手に意識されないように自然に曲ができているんですね。


[303へのレス] 投稿者:OK! 投稿日:2000/05/17(Wed) 21:25:31

半数近くあるとか、ないとか。そんな記事をどこかで読んだ気がします。もしそうだとすると、なんとも勿体無い気がしますネ(^^


[303へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/05/17(Wed) 21:26:29

ショパンが自ら出版した曲のほとんどは、推敲に推敲を重ねたものだと思われます。これが一番顕著なのはチェロソナタでして、非常に膨大な量のスケッチが残されています。ただ、その作品の多くの原型は、即興的に指からつむぎ出されたものなのでしょうね。


[303へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/05/17(Wed) 21:31:00

OK!さん、かぶってしまってすいません。マズルカ作品7−4のごとく、少年時代の作品を数年後に推敲して完成させたものもあります。この変イ長調のマズルカの初稿と出版稿との比較は大変おもしろいものです。基本的楽想、和声構造は全く変わっていません。では何が変わっているのかというと、細かいリズム、無数の装飾音、そしてここが一番大切なのですが、非常に細かいアーティキュレーションの指示なのです。これにより、少年時代のやや素朴な作品が、まったくもって魅惑的な抗し難い色香の漂う作品に変貌しているのです。ただし彼の指示通りに各パートを弾き分けるのは至難の技、マゼッパに匹敵するかもしれません。


[303へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/05/17(Wed) 21:41:12

上記のマズルカでおわかりのように、彼のマズルカは、ちょっと弾き方を変えるだけで朴訥にも洗練の極みにもなり得ます。この両者をどの場面でどのように聴衆に向かって表出させるかを計算できて、はじめて彼のマズルカをプロのピアニストとして演奏し得たと言えるのです。世の大半のピアニストはこの点失格です。


[303へのレス] 投稿者:ぶち 投稿日:2000/05/19(Fri) 20:08:18

同感です。ショパンの他の作品についても、演奏者の裁量に任される部分は(他の作曲家の曲に比べて)多いように思いますが、マズルカは曲の構成がシンプルなため、より一層ピアニストのアプローチが浮き彫りになってしまいます。多くのピアニストは怖くて手を出せないのではないでしょうか。


[303へのレス] 投稿者:天宙亞 投稿日:2000/05/20(Sat) 20:06:15

嫌いじゃないけど、アマチュアだしわたしが弾かなくても・・・、というのが。


[303へのレス] 投稿者:のぶ 投稿日:2000/05/21(Sun) 00:58:37

話が飛んですいませんが、私はホロヴィッツのバラT(65Live)とスケ3、コルトーのノクop55−2、Hネイガウスのノクop9−3、チアーニのエチュード全曲が好きです。マズルカだと、やっぱりホロヴィッツかなぁ。


[303へのレス] 投稿者:天宙亞 投稿日:2000/05/22(Mon) 02:13:49

わたしも、ホロヴィッツの65年のバラ1だーいすきです(^^; あっ、言い忘れと言うか語弊がありましたが、ショパンを聴くのはやっぱり好きっすね。


[303へのレス] 投稿者:天宙亞 投稿日:2000/05/23(Tue) 03:47:06

知り合いにショパンの超オタクさんがいるのですが(とりあえず、全作品の作品番号は記憶している)、なかださんも凄いですね。張れるかも。


[303へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/05/23(Tue) 12:16:57

ためしに作品番号順に曲を思い浮かべてみましたが、ぜんぜんだめでした(笑)。とりあえず1番から17番まではわかりましたが、中期がだめ。でも、作品番号はわからなくても曲は覚えていると思います。


[303へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/05/23(Tue) 21:41:22

長年ショパンを弾き、聴き、そして文献をあさり、分析してきましたが、結局いきつくところはマズルカ全曲とチェロソナタのような気がしてきました。


[303へのレス] 投稿者:天宙亞 投稿日:2000/05/23(Tue) 22:19:45

わたし、なかださんほどショパンを研究してないので、同じ土俵で述べる事ができませんが、マズルカはたしかに深いかもしれませんね。あまり賛同者がいないけど、個人的にはスケ4の中間部、あれは何度聞いても泣けます!!


[303へのレス] 投稿者:天宙亞 投稿日:2000/05/23(Tue) 22:23:10

ま、知人のように曲名⇔作品番号即答、はちょっと行き過ぎか!?(^^)


[303へのレス] 投稿者:やぎ 投稿日:2000/05/23(Tue) 22:24:57

チェロソナタ(存在すら!)を知らないピアノ科って多いんですよ^^;)

http://www.ne.jp/asahi/yagi/piano/


[303へのレス] 投稿者:天宙亞 投稿日:2000/05/23(Tue) 22:27:20

ボレロよりマイナー?>チェロソナタ


[303へのレス] 投稿者:天宙亞 投稿日:2000/05/23(Tue) 22:29:30

前後しますが、ホロヴィッツのバラ1は82年のライブも大好きっすね。


[303へのレス] 投稿者:やぎ 投稿日:2000/05/24(Wed) 02:05:45

天宙亞さん、ボレロもエコセーズもタランテラもパガニーニの思い出もギャロップマルキも私の周りの音大生は誰も知りません(^^;

http://www.ne.jp/asahi/yagi/piano/


[303へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/05/24(Wed) 09:04:42

まあ、パガニーニの思い出やらギャロップやらは別に知らなくてもいいのでは…… しかし、チェロソナタを知らないのは困るなあ。


[303へのレス] 投稿者:天宙亞 投稿日:2000/05/24(Wed) 22:11:08

そいえば、タランテラは比較的人気がありますよね。


[303へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/05/25(Thu) 17:34:17

タランテラ、古いピアニストではコルトーがなぜかお気に入りでしたね。まあ、ショパンとしたら二流もいいとこの作品だけど、なかなかウィットにとんだ面白い曲ですね。ちょっと狂おしい情熱も感じます。リストにおける半音階的大ギャロップに通じるところがあります。


[302] ピアノ教室にて 投稿者: 投稿日:2000/05/15(Mon) 16:29:57

-----  ピアノ教室 -----

先=先生

彩:(アルカンの楽譜を広げて・・)
  「先生・・ここの指づかいはどうしましょう?」
先:「そうですねぇ」
  「ここは・・ (・・・中略・・・)」

・・・・・中略・・・・・

彩:「先生も一緒にアルカン弾きましょうよ!」
先:「・・・・・・・・・・(絶句)」 
彩:(沈黙)

というわけで(?)先生も「こっちの世界」に
引きずり込もうと思ったのに(バカ)。。。

相手にされませんでしたね(笑)


[302へのレス] 投稿者: 投稿日:2000/05/15(Mon) 16:31:14

こんなゴミばっか書いていたら管理人さんにおこられそう(^^;)


[302へのレス] 投稿者: 投稿日:2000/05/16(Tue) 12:27:22

ところでここのHPのチャットってつかわれているのでしょうか???


[302へのレス] 投稿者:じろう 投稿日:2000/05/17(Wed) 10:11:40

演奏会用アレグロ!


[301] はじめまして☆ 投稿者:雪野 投稿日:2000/05/13(Sat) 20:39:37

ほじめまして。高校二年の雪野と申します。
みなさんものすごく専門的なこととかをはなされてるの
でどうしようかとおもったんですが、みなさんにいろいろ教えてもらおうとおもって、カキコしました。
いま練習しているのはショパンのバラード3番です。まだはじめたばか
りであまりすすんでいないのですが、最近1オクターブのれんだなどが
でてくる曲(メンデルスゾーンのロンドカプリチオーソ)とかをしたの
ですがなんだか力まかせにひいてるように感じるのです。
はじめはハノンみたいに感情がこもってないといわれたのですが
曲がおわるときにはそうではなくなったと先生にいわれたのです。しかし自分ではどうかわったのかよくわからないのです。みなさんはどのようなところに注意してれんしゅうされていますか!?
それとよろしかったらバラ3の注意点を教えていただきたいです。
あつかましくてすみません…。

私もピアノは大好きです。中学3年間、ちょっとなまけていたのですが
高校に入ってピアノのすばらしさにきがついて、再びがんばっています。ツェルニー50番の14番をやっています。指を鍛えるにはどのようなことをしたら良いでしょうか。ああーーー3年間がくやしーー。
いつかリストのパガニーニ練習曲や、超絶技巧大練習曲(マゼッパがすき。)などやショパンのエチュード・バラード・スケルツウォを制覇したいです。

それではこのへんで。皆さんどうぞよろしくお願いします☆


[301へのレス] 投稿者:Buzz 投稿日:2000/05/13(Sat) 21:30:34

こんにちは。指を鍛えるには、記事番号[292] ショパンのエチュード のレスで私が挙げている本などが良いかと思います。まあ他にも色々本はあるようですが。


[301へのレス] 投稿者:Buzz 投稿日:2000/05/13(Sat) 21:37:04

あとバラ3の注意点・・・たくさんあり過ぎてよう分からんです。なんというか一言ではちょっと・・・。どなたか詳しい方お願いします。


[301へのレス] 投稿者:Buzz 投稿日:2000/05/13(Sat) 21:37:34

それと「曲を制覇する」よりも曲を好きになったほうがあとあとのために良いと思いますよ。・・・全く月並みな言い方で恐縮ですが。


[301へのレス] 投稿者: 投稿日:2000/05/15(Mon) 17:07:02

「マゼッパ」いいですよね(^^)「雪かき」も大好き(^−^))


[301へのレス] 投稿者:雪野 投稿日:2000/05/16(Tue) 07:21:25

Buzzさん、彩さんレスありがとうございます。ショパンではスケルツウォ二番、バラード1・3番がすきです。雪かきかなりむずかしそうで、かっことい。いつかひけるようになりたいなー。


[301へのレス] 投稿者: 投稿日:2000/05/16(Tue) 12:23:48

バラ−ドは4番もいいですよ。げきムズだけど(^^;)


[301へのレス] 投稿者:NOV 投稿日:2000/05/17(Wed) 00:41:08

ちらっと立ち読みしただけですけど、ムジカノーヴァ叢書の'ピアノ運指法'(だったかな?)という本にバラード3番についていくつか例があったと思います。


[301へのレス] 投稿者:なつい 投稿日:2000/05/17(Wed) 12:05:53

「ピアノ運指法」は隠れた名著だと思います。ありとあらゆる指使いの工夫、秘技が満載ですよ。

http://www.ne.jp/asahi/piano/natsui/


[300] シャコンヌについて 投稿者:じろう 投稿日:2000/05/12(Fri) 17:16:37

ミケランジェリの演奏について、皆さんに
お尋ねしたいことがあるのですが・・・・。

バッハ=ブゾーニ編のシャコンヌは彼の十八番でしたが、
彼がどこをossiaで弾いていたかお分かりになる方は
おられますでしょうか?(笑)。

中間部の展開部など、私には何となく、小節ごと、
フレーズごとに弾きわけているようにきこえるのですが。
また、明らかに譜面と異なる長さの音もあります。
私はブライトコップ版の譜面しか持っていないのですが、
他にいろいろなバージョンがあるんでしょうか?

何か重箱のスミをつつくような質問でごめんなさい(笑)。
ここの掲示板に来られる方ならあるいは、
と思ったもので・・・・・・。

他の掲示板にも書き込んでみたんですけど、
答えは集まるでしょうか・・・・。


[300へのレス] 投稿者:やぎ 投稿日:2000/05/12(Fri) 23:08:29

シャコンヌは初版から版を重ねるごとに書きなおされ現在の流布しているものは4版のはず、ブライトコプフからすべてのバージョンを収録した楽譜が出ている、と教えていただきました。確かにブライトコプフ版はみていて興味深いです。

http://www.ne.jp/asahi/yagi/piano/


[299] ら・ばるす 投稿者:OK! 投稿日:2000/05/11(Thu) 12:08:04

みなさんはじめまして。こちらのBBSは時々拝見させてもらっております。
 みなさんピアノにも音楽にも、とてもお詳しいので私の様な
素人にはとても勉強になっています、と同時に楽しませても
らっています。
ところで2台もの如何でしょう。私は好きで近くに住む友人と
時々楽しんでいます(下手ですが・・・)。
無謀にもラベル「ラ・バルス」やミヨー「スカ・・」なんて
ものに挑戦しています。「ら・ばるす」この2ndって難しいですね(^^;

この他2台もので、おすすめの曲ってありませんか?
できましたら皆さんから技巧的な知識も教えてくださいませんか。



[299へのレス] 投稿者:やぎ 投稿日:2000/05/11(Thu) 16:31:09

ラ・ヴァルスは自編ですか、コチシュ編ですか?懐かしのゴットリーブの作品集。ハチャトリアンのスパルタカス組曲なんかかっこいいですが。

http://www.ne.jp/asahi/yagi/piano/


[299へのレス] 投稿者:OK! 投稿日:2000/05/11(Thu) 20:17:34

やぎさん、はじめまして、こんばんは。ラ・バルスはラベル編曲の方です、コチシュ編というものあるのですね。ありがとうございます。


[299へのレス] 投稿者:藤牧 投稿日:2000/05/11(Thu) 21:44:17

2台ピアノといえば、やっぱりメシアンの「アーメンの幻影」でしょう^_^; 第5曲目なんて、私のもっとも好きなピアノ曲の一つです。 


[299へのレス] 投稿者:藤牧 投稿日:2000/05/11(Thu) 21:52:10

古ピアニスト好きだったら、アレンスキーのワルツでも弾いて、ガブリロヴィッチ&バウアーを気取るもよし^_^;  あれは、良い演奏ですねえ。軽妙洒脱の極みというか...、かつ、メランコリック。


[299へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/05/11(Thu) 23:22:01

ラフマニノフの組曲なんて、有名で格好良くていいかも。


[299へのレス] 投稿者:まつばやし 投稿日:2000/05/12(Fri) 01:00:39

リストの悲愴協奏曲に一票。


[299へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/05/12(Fri) 08:33:27

この前喫茶店でやたら通俗的なラテン音楽がちゃかちゃかと鳴ってると思ったら、よく聴いていみると「スカラムージュ」をそのままバンドで演奏したやつでした。原曲の2台ピアノだとあれほど生き生きと新鮮に響くのに、楽器をかえただけで全くつまらなくなっちゃうんですね。


[299へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/05/12(Fri) 08:35:21

私の好きな2台ピアノの曲は、アイヴスのthree quarter tone piecesです(笑)。これの実演を高橋悠治と一柳慧で聴いたときは本当にすばらしかった。


[299へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/05/12(Fri) 08:37:44

でも、モーツァルトのニ長調のソナタとハ短調のフーガかなあ、やっぱり。ソナタのほうは、あの当時としてはピアニスティックの極み。弾いていてこんなに楽しい曲はないです。一方フーガはもろにバッハ的。


[299へのレス] 投稿者:なつい 投稿日:2000/05/12(Fri) 11:01:24

やたらと苦労するのが好きな人には,レーガー編曲の「ブランデンブルグ協奏曲」。やけに弾きにくく,その割りに響かないらしいです。

http://www.ne.jp/asahi/piano/natsui/


[299へのレス] 投稿者:やぎ 投稿日:2000/05/13(Sat) 01:37:06

ベネットの「小組曲」は有名ですが、「カンディンスキー編奏曲」などは如何でしょう?ジョイオの「アリアとトッカータ」もしゃれた小品です。

http://www.ne.jp/asahi/yagi/piano/


[299へのレス] 投稿者:OK! 投稿日:2000/05/16(Tue) 20:49:14

みなさま、沢山の投票ありがとうございました。参考にさせて頂きます(^^)


[299へのレス] 投稿者:ぶち 投稿日:2000/05/16(Tue) 23:51:41

マルティヌーの「3つのチェコ舞曲」なんて弾いて楽しいし、演奏効果も抜群!あと、ルトスワフスキの「パガニーニ変奏曲」。これは両パートともすごく易しいのに、合わせると難しく、しかもカッコよく聞こえるおトクな曲。


[299へのレス] 投稿者:ぶち 投稿日:2000/05/16(Tue) 23:54:28

「春の祭典」も一人で弾くと死にそうだけど、2台ならお手軽に楽しめそうですよね。


[299へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/05/17(Wed) 13:19:48

え、春の祭典の2台版って、そんなにお手軽ですか? う〜む。


[299へのレス] 投稿者:ぶち 投稿日:2000/05/18(Thu) 01:35:45

「お手軽」というとちょっと語弊がありましたね。でも2台版を弾いた方が、何度も「あれは簡単だった」と言っておられました。オケ版より前にピアノ曲として書かれているので指に無理を強いられることはないようです。ペトルーシュカや小品ではピアノラグミュージックなどでも感じたのですが、ストラヴィンスキーのピアノ曲って変拍子に慣れてしまえば意外と手に馴染みやすいですね。


[299へのレス] 投稿者:たーき 投稿日:2000/05/18(Thu) 12:13:38

ぶちさん>上でおっしゃってるペトルーシュカは本人編曲の3楽章のことですか?だとしたら手に合いにくい超難曲だと思うのですが・・・


[299へのレス] 投稿者:なつい 投稿日:2000/05/18(Thu) 12:37:44

「ペトルーシュカの3楽章」のフィナーレに、左手の2、3、4、5の重音トリルが出てきますが、あそこは大変ですよね。

http://www.ne.jp/asahi/piano/natsui/


[299へのレス] 投稿者:ぶち 投稿日:2000/05/19(Fri) 20:00:23

おっしゃるとおり、フィナーレの重音トリルは難所中の難所だと思います。楽譜が3段になっているクライマックスの部分も星条旗以上の難所かも知れません。私の技術では、特に前者の部分はどう逆立ちしても「きれいに」弾くことは困難です。が、この曲は弾けない部分はあっても、慣れてしまえば楽しく弾ける部分はもっとずっと多く、大変に親しみ易い曲だと思っています。同様にベートーヴェンの28番4楽章も難所があるからといって弾くのをやめるには、あまりにも魅力的な曲だと思います。もっともこちらは最初から最後まで難しいですが・・。


[298] ピアノの無いところで 投稿者:みちこ 投稿日:2000/05/09(Tue) 19:20:22

はじめまして。このページでは、私よりキャリアの短い方々が、はるかに難しい話をしていて感心してしまいます。皆さん、練習熱心なんでしょうね。さて、ピアノの無いところでは、皆さんどんな訓練をなさっているのでしょうか?


[298へのレス] 投稿者:たろう 投稿日:2000/05/09(Tue) 20:07:55

してないですねぇ、ピアノがないところでは。やっぱり、鍵盤が沈むだけの深さが運指の練習には必要だとおもうので・・・・。


[298へのレス] 投稿者:たろう 投稿日:2000/05/09(Tue) 20:09:08

ただ、3度の交替とか、ある程度の練習はピアノなしでもできると思いますが。(色同じにしてしまってごめんなさい)


[298へのレス] 投稿者:たろう 投稿日:2000/05/09(Tue) 20:09:58

リストは、携帯用の鍵盤のみを持って歩いていたそうですが。


[298へのレス] 投稿者: 投稿日:2000/05/10(Wed) 12:37:21

ぼくもしてないです。街に流れている音楽や音に耳を傾けるくらい・・・カナ?


[298へのレス] 投稿者:けん 投稿日:2000/05/10(Wed) 17:40:10

指間ストレッチ(指の股を開く)を良くやっています。あとスキャナーで楽譜を取りこみ、覚えにくい所だけ抜き出してつないで印刷し、記憶専用の楽譜を作っています。結構有用ですよ(記憶力の落ちた身にとっては)


[298へのレス] 投稿者:けん 投稿日:2000/05/10(Wed) 21:22:24

実際このトシになると記憶力がてきめんに落ちてきます。中学生頃は短い曲なら二、三回弾いただけで大体は覚えられたものですが、、指の問題もさる事ながら暗譜(忘譜?)との戦いです。


[297] 「こうもり」の主題による 投稿者: 投稿日:2000/05/08(Mon) 16:47:46

・・・交響的変容 を暫く聴きつけていますが(サパ−トン)
ようやく,
いいなあぁ。。。。。 と思うようになりました.
特に出だしのリズムが最高です!!しかし中間部はまだ
漠然としたイメ−ジしかつかめておりません.
やっぱりゴドフスキも捨て難いです.
「こうもり」にも「芸術家」に相当する難所(5声)
のような所はあるのでしょうか?


[297へのレス] 投稿者: 投稿日:2000/05/10(Wed) 12:33:18

まだ,楽譜を持ってないのです(^^;)


[297へのレス] 投稿者:リョウ 投稿日:2000/05/15(Mon) 02:05:55

こうもりって、最後の方のお約束の四声位の所とか、かなり対位法的に構築されているような・・・ちょっと芸術家とは違いますよね、雰囲気が。あとは重音でワルツするトコとかもムズそうですが。


[297へのレス] 投稿者: 投稿日:2000/05/15(Mon) 16:40:59

聴けばきくほど味がでてくる「こうもり」。やはりゴドフスキは「難しいだけ」の(編)曲と解釈するのは愚の骨頂ですよね.最近こうもりの出だしのメロディ−が頭から離れません(^^)


[296] もう一つ黒鍵が・・・ 投稿者:なつい 投稿日:2000/05/05(Fri) 09:54:43

低音にもう一つ黒鍵,つまり最低音が「変イ」だったらなあ,と思いませんか? ショパンには「変イ長調」が多いでしょう。「英雄ポロネーズ」「バラード第3番」「幻想ポロネーズ」をこの「最低音変イ」のオクターブで締めたら,すごく気持ちよさそう。
ま,ショパンは「そりゃ,悪趣味だよ」っていうかもしれないけどさ。

http://www.ne.jp/asahi/piano/natsui/


[296へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/05/05(Fri) 23:55:29

ショパンが現実に使用した最低音は「は」音ですね。一方最高音は「へ」で、いずれもリストよりかなり控えめ。これは彼が使用していたピアノの音域のせいで、高音には明らかにもっと上がほしいのを無理に折り曲げているところがありますね(スケルツォ3番とか)。


[296へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/05/05(Fri) 23:56:24

でも、もし下の変イがあったら、使ったかもしれないな。


[296へのレス] 投稿者: 投稿日:2000/05/08(Mon) 16:49:32

たしか,ショパンがつかってたピアノって88鍵じゃなかったですよね.


[296へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/05/11(Thu) 11:17:10

ラヴェルのスカルボの開始部分みたいに、人間の聴覚の錯覚を利用したずるい例もありますね。


[296へのレス] 投稿者:よかな庵 投稿日:2000/05/11(Thu) 23:06:23

「水の戯れ」「海原の小舟」に,本来は最低音の半音下の嬰トになる音がありますね。ラヴェルって,ピアノの最低音域や最高音域を非常に効果的につかっていると思います。


[296へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/05/11(Thu) 23:23:53

ベーゼンドルファー・インペリアルだと、更に三つ(確か)下に鍵盤が追加されているので、上記のラヴェルの曲、そしてバッハ=ブゾーニのシャンコヌの最期の低音が弾けるんですよ。


[296へのレス] 投稿者:まつばやし 投稿日:2000/05/12(Fri) 01:02:34

けど、いきなり舞台であの鍵盤を目にすると、やっぱり戸惑うなぁ。>インペリアル


[294] すみません、また質問ですが・・・ 投稿者:たろう 投稿日:2000/04/27(Thu) 17:18:36

皆さん、ご意見ありがとうございました。

NOVさんがバレンボイムの小指について教えてくれましたが、
彼をはじめとする手が小さいピアニストの方達は、
ベートーベンのソナタ Op.111の終楽章の終わりのトリルをどうやって弾いているのでしょうか。
以前、バレンボイムの演奏を映像で見た事があるのですが、
その部分になるとカメラが遠ざかってしまい、
良く見る事ができませんでした。


あの部分はほとんどの楽譜で4,5指でトリル
となっていますが、そもそもかなり手が大きくないと
きれいには弾けないと思うのですが、どうなのでしょう。
特に私の小指では、物理的に無理です(笑)。
左手のパートを右手で助けてなら弾けるのですが、
皆さんはどのようにお弾きになっておられるのでしょうか。


[294へのレス] 投稿者:NOV 投稿日:2000/04/28(Fri) 23:32:02

ブレンデルはトリルを3,5か2,3で弾き、オクターヴ下のソの音は左手でとっていたのではないかと記憶していますが。ビデオなくしたもので・・


[294へのレス] 投稿者:NOV 投稿日:2000/04/30(Sun) 01:04:36

私の場合、成人してから本格的にピアノを弾くようになり、キャリアは5年半ほどです。私の方が質問すべきことは多いかもしれませんね。


[294へのレス] 投稿者:NOV 投稿日:2000/04/30(Sun) 01:11:31

どうしても弾きにくいパッセージは、さしあたり音符を省略するなど簡単化すのがよいのでは?


[294へのレス] 投稿者:NOV 投稿日:2000/04/30(Sun) 01:14:11

たとえば、アムランでもスクリャービンの5番のソナタの弾きにくいところで音符をひとつ省略してます。(映像により確認)


[294へのレス] 投稿者:NOV 投稿日:2000/04/30(Sun) 01:18:29

プレストの例の右手和音跳躍の少し前の右手和音トリルのような音型の三つ目のファ#の音です。


[294へのレス] 投稿者:NOV 投稿日:2000/04/30(Sun) 01:23:35

もっともアムランの場合、その部分かなり速目のテンポを採っており、その中で上声部をよりクリアーに出そうという積極的な(?)意図でしょうけれど。


[294へのレス] 投稿者:NOV 投稿日:2000/04/30(Sun) 01:34:55

あ、あとすぐ後の同音型の三つ目のシの音も同様に省いていました。


[294へのレス] 投稿者:たろう 投稿日:2000/05/01(Mon) 10:58:30

お返事ありがとうございます。なるほど、アムランはそうしていましたか・・・・。


[294へのレス] 投稿者: 投稿日:2000/05/08(Mon) 17:10:23

私が今,練習しているアルカンのOp39−12も工夫次第でかなり負担が軽減されそうです.


[293] 指の長さのバランスについて 投稿者:たろう 投稿日:2000/04/26(Wed) 11:28:34

はじめまして。
書き込むのは初めてですが、ここのBBSには
演奏にお詳しい方が多く勉強になるので、
よく読ませていただいておりました。

さて、私も皆さんに質問があるのですが、
過去ログで、手の大きさについて少し話題になりましたね。
私の手は日本人男性の平均(or少し大きい)くらいだと
自分でも思うのですが、5指だけが短いのです。

小指の付け根が下にある、と言った方が正確かも
しれませんが、5指の先端が4指の第一関節よりも
6〜7mmほど下にあり、アンバランスなのです。
そのため3−5で押さえる重音などが非常に弾きにくく、
また、どうしても(相対的に)5指が弱くなりがちです。

私はリサイタル映像などでピアニストの方の手を
詳しく観察するのですが、小さめの手であっても、
皆それぞれ指の長さのバランスは良いように見えます。
また、ショパンの左手を石膏で型どったレプリカが
ウチにあるのですが、大きさこそ私の手とほぼ同じ、
むしろ小さいくらいですが、やはり5指は短くはないです。

よく「手が小さい」事についての悩みが聞かれますが、
指の長さのバランスについてはあまり話題にされません。
同じような悩みを持っていらっしゃる方や
何かアドバイスを下さる方がおられましたら、
ぜひご教示を賜わりたいです。


[293へのレス] 投稿者: 投稿日:2000/04/26(Wed) 12:04:00

はじめまして.>たろう様。 手・・・、もとい!。指の長さのバランスはさほど気にされなくてもいいかと思いますが。。。それよりも何度届くかが鍵となります。私は9度しか弾けませんが小指の方は鍛え上げれば第一関節だけ「かぎ形」すなわち,"「"という形に近づいていきます。これでオクタ−ブを打ち鳴らすというピアノ特有の快感が得られます。こんなとこでよろしいでしょうか?


[293へのレス] 投稿者: 投稿日:2000/04/26(Wed) 12:43:31

ポゴレリチの弾くポロネ−ズ第4番(ショパン)を見るとよく分かります。


[293へのレス] 投稿者:Buzz 投稿日:2000/04/26(Wed) 12:51:15

究極的には指についての問題は、ひたすら訓練によってカバーするしかないと思います。とりあえずできることとしては、


[293へのレス] 投稿者:Buzz 投稿日:2000/04/26(Wed) 12:51:43

運指に積極的に5の指を採り入れる。


[293へのレス] 投稿者:Buzz 投稿日:2000/04/26(Wed) 12:53:52

5の指の打鍵時に第1関節(指の付け根)が充分に動いているかどうか確認する。また指の他の関節がへこんでまむし指になっていないかどうか注意する。


[293へのレス] 投稿者:Buzz 投稿日:2000/04/26(Wed) 12:55:42

まあそれほど本格的に弾かれないのでしたら、できるだけ5の指をさけて運指を行なう、というのもひとつのやりかたではあると思いますが。


[293へのレス] 投稿者:たろう 投稿日:2000/04/26(Wed) 12:58:27

いろいろありがとうございます。


[293へのレス] 投稿者:たろう 投稿日:2000/04/26(Wed) 13:01:39

まあ、十度までならなんとか届くんですけど、やっぱりツライのは3度ですねぇ。あと5mでも小指があったらどんなに楽な事か・・・・と思った事は数しれずです。


[293へのレス] 投稿者:たろう 投稿日:2000/04/26(Wed) 13:23:09

あと、4・5指でのトリルとかも、つらいです。


[293へのレス] 投稿者:やぎ 投稿日:2000/04/26(Wed) 17:33:39

私は指の長さのバランスが重要だと思っています。例えば1、3、5でドミソを押して、4、5でトリルの練習なんていうのをする時、やはり指の長さのバランスを意識します。まあ、この手の練習は指の平均化を得るためのものなのですが。小指を第一関節だけ「かぎ形」というのは危険では?

http://www.ne.jp/asahi/yagi/piano/


[293へのレス] 投稿者:けん 投稿日:2000/04/26(Wed) 21:57:19

ホロヴィッツが時々やっているように小指を「クルッ」と丸めて、残りの四本の指で弾くという練習方法はどうでしょうか?


[293へのレス] 投稿者:けん 投稿日:2000/04/26(Wed) 21:57:53

私もチャレンジしてみましたが、実際かなりキツイです。でもこの奏法でソナチネなどを弾いた後、通常の奏法に切り換えると小指や薬指の重量感が明確に感じ取れるようになりました。


[293へのレス] 投稿者:けん 投稿日:2000/04/26(Wed) 22:09:03

↑色間違えました、スミマセン。


[293へのレス] 投稿者:たろう 投稿日:2000/04/27(Thu) 12:25:34

皆さん、ご意見有り難うございます。参考になりそうです。


[293へのレス] 投稿者:NOV 投稿日:2000/04/27(Thu) 14:03:33

バレンボイムは小指かなぁーり短いですよ。


[293へのレス] 投稿者: 投稿日:2000/05/08(Mon) 16:51:44

「小指だけ」かぎ形という表現は不適切でしたm(_ _)m


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