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[205] 特殊技巧 投稿者:なかだ 投稿日:2000/01/19(Wed) 13:05:38

ずっと以前にグリッサンドの話題を出しましたが、それ以外の
ピアノ演奏の特殊技巧について。その起源は誰か。

1.ハーモニクス
これは鍵盤を音を出さずに押さえておいて他の鍵盤からの共鳴音で弦を
ならすというもの。これを最初に使用したのはシェーンベルクの作品11
でいいのでしょうか? ベルクも好きだったみたい。

2.トーンクラスタ
説明の必要無しかな。アイヴスが世界最初か。カウエルも早い段階で
使ってますね。

3.プリペアード
弦に異物をはさむ。ケージが多用しましたが、これもカウエルの発明
といわれていますが、間違い無いでしょうか。応用として弦の上に紙を
おいて弾く「琵琶ピアノ」などがあります。

4.その他
・ペダルをふみっぱなしにして弦に向って叫ぶ。ハーモニクスの一種か。
・ふたをおもいきりしめる。
・弦を直接手ではじく。作例は多いですね。
・鍵盤を指以外のもので弾く。
・ピアノを鋸などで破壊して行く。こういうパフォーマンスは1960年
代に本当にありました。
・四分音。こうなると別の楽器。アイヴスが最初かなあ。弦楽器だったら
バルトークやベルクに作例があります。


[205へのレス] 投稿者:やぎ 投稿日:2000/01/19(Wed) 16:23:09

そういや、グランドピアノの中に水を張って演奏する曲があったなぁ。ご丁寧にどこをパテで埋めてないと水が漏るということまで楽譜に書いてあるらしいですが(^_^;)

http://www.ne.jp/asahi/yagi/piano/


[205へのレス] 投稿者:Saito 投稿日:2000/01/19(Wed) 17:46:19

一応分かっているものだけ書きます。2(トーンクラスター)・・・戸塚さんのページに、アルカンの「スケッチ集」の一曲「小悪魔たち」という曲に見られると書いてました。4・・・まず内部奏法。デンマークの異端児ランゴーが、ピアノ組曲「昆虫館」で、やっています。あと、この曲集ではピアノの蓋を叩いたりしてるそうです。あと微分音。提唱したのはブゾーニですが、実際に使ったのはチェコのハーバでしょう。そう言えば、山下洋輔が、ピアノを燃やしながら弾いてましたね。最初じゃないかもしれないけど。


[205へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/01/19(Wed) 17:55:48

ハーバよりもアイヴスやベルクが前じゃないかなあ。年代的に。ハーバは四分音専門の作曲家だということで。


[205へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/01/19(Wed) 17:57:40

トーンクラスタはアルカンですか。へえ、楽譜見てみたいな。アルベニスのナバーラの中間部に、ほとんどクラスタみたいなすごい和音がありますけど、れっきとした調性音楽ですね、あれは。


[205へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/01/19(Wed) 17:59:08

ランゴーって、時代はいつでしょうか。カウエルよりも早い? 「マノノーンの潮流」っていつごろの作品だろう。


[205へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/01/19(Wed) 18:00:18

そういえばスカルラッティのソナタにもものすごい密集和音があります。あれはチェンバロで弾くからいいのであって、現代のピアノで強調して弾くとグロテスクになりすぎ。


[205へのレス] 投稿者:やぎ 投稿日:2000/01/20(Thu) 01:43:11

アムランの「スカルラッティ頌」はそのグロテスクなところを逆手に取ったウィットにとんだ作品ですね。最近打ち込みの演奏を聴きましたがそれでも十分曲の感じは伺えました。アムラン自身は弾いているんですけどね。録音を持っているお方もいますし(^。^)

http://www.ne.jp/asahi/yagi/piano/


[205へのレス] 投稿者:安居院 投稿日:2000/01/20(Thu) 04:15:25

その方はもしかして、例の素晴らしい番組を制作された方?


[205へのレス] 投稿者:ふわ 投稿日:2000/01/20(Thu) 09:45:19

1はシューマン「謝肉祭」の「パガニーニ」の最後の和音が該当しそうです(順序は逆ですが原理は同じ)。

http://member.nifty.ne.jp/iberia/


[205へのレス] 投稿者:ふわ 投稿日:2000/01/20(Thu) 09:46:32

4. その他…この類の技法が最も美しく利用されているのがクラムのマクロコスモスだと思っています。

http://member.nifty.ne.jp/iberia/


[205へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/20(Thu) 12:04:47

特殊技法といえば・・スティーヴンソンのDSCHパッサカリアで、アフリカンドラムの音を模した、ハンマーの音と思われる音がする部分、あれはどうやっているのでしょう?


[205へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/20(Thu) 12:08:10

さらに、スティーヴンソンのheroic song for Hugh McDiarmidの、ハーモニクスとおぼしき音がクレッシェンド(!!)していく所はどうやっているのでしょう?減衰楽器なのにどうやってあんな事が出来るのでしょう?


[205へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/20(Thu) 12:09:50

誰か知っている人がいましたら、教えて下さい。


[205へのレス] 投稿者:Saito 投稿日:2000/01/20(Thu) 14:30:41

>なかださん ランゴーは、カウエル(1920年代)より早いです。「昆虫館」を書いたのが(確か)1917年でしたから。


[205へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/01/20(Thu) 21:19:19

あ、シューマンの「パガニーニ」を忘れてましたね。でも、あれ、音を出さないでとっさに押さえるの、難しいです。ランゴーの「昆虫館」は、音源はあるでしょうか。ぜひ聴いてみたいなあ。


[205へのレス] 投稿者: 投稿日:2000/01/21(Fri) 03:41:38

いろんな奏法??があるのですね(笑) でも、壊したり燃やしたりはしないでほしい(^^;) そんなことをやっちゃう人はピアノバカとは呼べません。個人的に。

http://www1.plala.or.jp/hide_pianist/


[205へのレス] 投稿者: 投稿日:2000/01/21(Fri) 03:47:12

四分音は生理的にダメです。ピアノ弾きってみんな絶対音感がついちゃってるから、ああいう中途半端な音は気持ち悪いのでは?あと、鍵盤をギロみたいにして爪でカタカタしたりもしますよね。

http://www1.plala.or.jp/hide_pianist/


[205へのレス] 投稿者: 投稿日:2000/01/21(Fri) 03:48:56

ぼくは未だに現代曲恐怖症です(^^;)

http://www1.plala.or.jp/hide_pianist/


[205へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/01/21(Fri) 20:28:30

四分音ですが、アイブスのやつはいいですよ。ファンタスティックで。現代音楽っぽくありません。楽譜も持ってるのですけど、演奏したくてもできません(笑)。


[205へのレス] 投稿者:安居院 投稿日:2000/01/22(Sat) 19:58:59

現代曲に顕著な珍奏法?、それはそれで面白いとも思いますが、やはりピアノ音楽の演奏という点からは限界があると思います。あと、数学的理論などとパラレルさせて作曲する人達もいますよね、彼らも個人的には?です。高尚な理論的アプローチと音楽的な感動・喜びは直接的には結びつかないものだと考えるもので…。現代作曲家の多くが「革新的」だとはこれっぽっちも思いませぬ。普通は恐怖症ですって(^^;、これは言い過ぎか?>林さん


[205へのレス] 投稿者:ふわ 投稿日:2000/01/22(Sat) 21:01:57

DSCHパッサカリアについて、p67 "To emergent Africa" に"strike the ostinato rhythm with the left palm on the strings of the lowest octave."とあります。多分これですね>細谷さん

http://member.nifty.ne.jp/iberia/


[205へのレス] 投稿者:まつばやし 投稿日:2000/01/23(Sun) 00:31:34

全く興味本位で恐縮なのですが、「数学的理論」と結びつけて作曲する人って、例えば誰がいます?>安居院さん

http://concert.messages.to/


[205へのレス] 投稿者:安居院 投稿日:2000/01/23(Sun) 03:46:58

まつばやしさん、ごめんなさい。昔、CD屋で暇つぶしに試聴してみただけなんで(怖いもの見たさで、でも全く興味を持てなかった、というか全く音楽としてのアイデンティティが感じられなかった)、作曲者名は覚えてません。現代に強い皆さん、心当たりあります?


[205へのレス] 投稿者:正統派 投稿日:2000/01/23(Sun) 13:45:02

ぱっと思い浮かぶのはクセナキスです。


[205へのレス] 投稿者:正統派 投稿日:2000/01/23(Sun) 13:47:00

四分音は、ヴィシネグラツキがなかなか良かったです。


[205へのレス] 投稿者:安居院 投稿日:2000/01/23(Sun) 15:28:45

あ、クセナキスですか。名前はよく聞きますが…。高橋アキのCDもちょっと前に話題になってましたね。


[205へのレス] 投稿者:安居院 投稿日:2000/01/23(Sun) 15:30:04

ああいう曲って、やはり「聴き方」とかあるんでしょうかね?何か「鑑賞」するっていうのとは次元が異なってくるように思われるんですが…。


[205へのレス] 投稿者:まつばやし 投稿日:2000/01/23(Sun) 21:40:21

どういう理論を持ち出すんですか?>クセナキス

http://concert.messages.to/


[205へのレス] 投稿者:まつばやし 投稿日:2000/01/23(Sun) 21:42:30

全然関係無いですが、「レスギンカ」のリャプノフって、数学者のリャプノフ(って、物理数学系には結構頻出の名前)の息子なんですね。全然それっぽくないですが。

http://concert.messages.to/


[205へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/23(Sun) 23:00:46

なるほど、弦を直接叩くわけですね。とても日本の演奏会場じゃ演奏できないような恐ろしい指示だ・・>DSCHパッサカリア


[205へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/01/23(Sun) 23:52:21

クセナキスは主として確率論とか、群論なんかを使って作曲しているようです。彼の作曲プロセスを解説した自著「音楽と建築」なる本は、それはもう数式が頻出しまして、理系の大学院を出て某メーカで研究職をしている私にもさっぱり理解できませんでした。


[205へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/01/23(Sun) 23:57:10

あ、私が勤めてるの、メーカじゃなかったな。それはともかく弦を直接叩くような演奏会、日本でもよくありますよ。ただ、弦にいろんなものをはさんだりするのは嫌われるようです。そんな風潮に抗議する形で、当時としてはかえって珍しく「いっさいの内部奏法無しで」という意味で「オン・ザ・キーボード」なるタイトル曲を湯浅譲二が1970年頃に書いています。


[205へのレス] 投稿者:安居院 投稿日:2000/01/24(Mon) 00:09:27

あ、それはひょっとして「新生あふりか」の部分ですか?へぇ、そうやっているんですか、あの物凄い音…。あるげりっちちゃんのように自己矛盾だらけのわたくしでございますが、メチャクチャ系の現代曲は大嫌いな反面、そらぶじやすてぃーぶんそん(も嫌いな人にはメチャクチャに聞こえるんだろうけど)にはちょいとそそられますわぁ(^^) 個人的にはいわゆるアヴァンギャルドとは印象が違うんですけど、これってよくあることですか(知りあいにもいるものでしてね)?、・細谷さん・


[205へのレス] 投稿者:安居院 投稿日:2000/01/24(Mon) 00:12:54

「いっさい内部奏法なし」でとことわりを入れるとは・……。


[205へのレス] 投稿者:安居院 投稿日:2000/01/24(Mon) 00:15:36

なかださんは現代に強いようですね。アヴァンギャルドにも「鑑賞」というもの姿勢が求められているのでしょうか?一般的に。


[205へのレス] 投稿者:安居院 投稿日:2000/01/24(Mon) 00:16:33

あ、「もの」は余計だ。あと、クセナキスは趣味で数学やってたんですか?それとも本職?


[205へのレス] 投稿者:安居院 投稿日:2000/01/24(Mon) 00:17:30

なんか、いろいろ聴いてしまって、申し訳ないです。未体験ぞーんなもんで。


[205へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/24(Mon) 00:18:09

弦に直接何かが触れるのを極端にいやがりますね、会場側は。


[205へのレス] 投稿者:*xユJ 投稿日:2000/01/24(Mon) 00:19:53

クセナキスはもともと建築家です。>あぐいさん


[205へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/24(Mon) 00:21:31

ソラブジもスティーヴンソンもアヴァンギャルドとはほど遠いでしょう。ソラブジなんか、保守的も保守的だと思います。保守的にロマン派的肥大を続けていったら誰もついてこられなくなったという・・。


[205へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/24(Mon) 00:25:26

アヴァンギャルドは、規制の音楽の領域を逸脱(拡張?)する試みが為されていなければ、アヴァンギャルドとは言えないでしょう。


[205へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/24(Mon) 00:35:31

かつての前衛も使い古されて陳腐化すれば、なんのことはない、と。内部奏法も今更だれも驚きはしないでしょう。スティーブンソンは内部奏法を単に演奏法の一つとして扱ってしまっているのが保守的だと思うのですが。


[205へのレス] 投稿者:まつばやし 投稿日:2000/01/24(Mon) 01:07:59

なに〜。確率論や群論??本当にそういうのを使って曲を作る人いたんですね。もともとは建築家ですか。建築というと、古典的な黄金分割比は実はフィボナッチ数列の極限だということを知ったときの衝撃が忘れられませんが、彼もそんなノリを音楽に持ち込もうとしたのでしょうか?

http://concert.messages.to/


[205へのレス] 投稿者:まつばやし 投稿日:2000/01/24(Mon) 01:09:09

その「音楽と建築」という本はちょっと大きめの本屋さんに行けば手に入りますか?

http://concert.messages.to/


[205へのレス] 投稿者:まつばやし 投稿日:2000/01/24(Mon) 01:11:43

それにしても、確率論や群論は単なる数列とはレベルが違う。何がどうなっているのか??

http://concert.messages.to/


[205へのレス] 投稿者:まつばやし 投稿日:2000/01/24(Mon) 01:15:22

ちょっと前に流行っていた「複雑系」に関する本を読んでいたら、いきなり12音技法の話が出てきて、シェーンベルクのOp.23−5が解説されていたのに驚いたことがあります。思わず衝動的に練習して演奏会に出してしまいました。

http://concert.messages.to/


[205へのレス] 投稿者:まつばやし 投稿日:2000/01/24(Mon) 01:16:27

なんか、勝手にしゃべって申し訳無いです。ちょっと興奮したもんで。

http://concert.messages.to/


[205へのレス] 投稿者:藤牧 投稿日:2000/01/24(Mon) 01:26:34

内部奏法やプリペアードをやる場合には、会場に、ちゃんとそれ専用のピアノが確保してあるらしいです^_^;


[205へのレス] 投稿者:リョウ 投稿日:2000/01/24(Mon) 01:30:07

へえー「群論」を用いて作曲するんですか・・・ちょっと前まで「ガロア理論」読んでいましたが中断してしまいました・・・こういうの高校のときから凄い読んでいた人がいたので・・・たまにいますよね、そういう人。


[205へのレス] 投稿者:リョウ 投稿日:2000/01/24(Mon) 01:30:56

そういえば、セリー系の人は構造主義ですとかポスト構造主義とかとの親近性を噂されるのですが実際そうなんですか?


[205へのレス] 投稿者:リョウ 投稿日:2000/01/24(Mon) 01:32:10

ちょっと前にドゥルーズに凝った時期がありまして「差異と反復」「アンチ・オイディプス」「千のプラトー」等を読んだのですがその中で楽譜を挙げているセリーがあったと記憶しておりますが。


[205へのレス] 投稿者:リョウ 投稿日:2000/01/24(Mon) 01:33:02

ブーレーズとかの著書があるんでしたら読んでみたい気もしますが。


[205へのレス] 投稿者:安居院 投稿日:2000/01/24(Mon) 01:52:00

細谷さん、お返事さっそくありがとうございます。さすが、お詳しいのね・・。ほぅほぅ、クセナキスは建築家、ということは音楽はやはり趣味?(^^) なるほどたしかに、ソラブジやスティーブンソンには保守的印象をうっすら持っていました。でも、現代の棚に陳列されていることが多いので、前から?と思ってました。「既成」ですよね?既成の領域を「意識的に」逸脱することが、アヴァンギャルドなのかどうかというのはもはや哲学的な問題ですね。意識していること自体が、ですからね。あとは既成を判断する「尺度」ですね。細谷さんはどう思われます?


[205へのレス] 投稿者:安居院 投稿日:2000/01/24(Mon) 01:59:28

リョウさん、そういう人っていますよね(^^) でも哲学って、早熟が必ずしもよくない分野だって聞いたことがありますの。ニーチェしかり。


[205へのレス] 投稿者:リョウ 投稿日:2000/01/24(Mon) 03:05:32

ただ、ニーチェは古典文学が専攻でしたよね。確かに早熟というのが人生に影を落とす事はよくあるようですね。その点、ハイデッガーやヘーゲル、カントらは勿論、いわゆる「偉大な」哲学者は熟していくタイプが多いと思います。


[205へのレス] 投稿者:リョウ 投稿日:2000/01/24(Mon) 03:06:59

さらに、ガロアって二十歳前に群論を閃いて二十歳位に決闘で亡くなりましたよね。数学ですと、よくありがち(でもないですが)なパターンの一つだそうです。音楽も、才能がある程度わかるのは早いですよね。(熟すかどうかは全くの別問題ですけれども)


[205へのレス] 投稿者:バルト 投稿日:2000/01/24(Mon) 03:35:17

皆さん、勉強してますね、しかし実際のところ作曲家は耳で作曲しているという根本的なところをお忘れのようですね。ベートーベンがソナタ形式を意識して作曲したとでもいうのでしょうか?クセナキスも同じでしょうな。小難しい数学理論でなく、作曲するプロセスに数学理論を使った程度であると思います。バッハも数学的な均衡を保とうと思っていたとでもいうのですか?それは現代音楽に対する偏見でしょう。

http://www.ne.jp/asahi/yagi/piano/


[205へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/01/24(Mon) 09:20:27

うわ〜、どんどんスレッドが伸びてる。以前、コンピュータ音楽のシンポジウムで、湯浅譲二が自作の電子音楽の解説をしたのですが、どのような強度でどのような周波数帯の音をどのような形に並べて行くか、というところが作曲家の感性でやっていると言っていました。


[205へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/01/24(Mon) 09:22:03

クセナキスがどのように数学を用いているか、なのですが、私の理解している範囲で言えば、たとえばある時間範囲での音の密度を確率的に制御している、ということらしいです。


[205へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/01/24(Mon) 09:27:06

でも、私の耳には「デタラメ」と大差なく聞こえたりして、困っちゃいます。その点、ソラブジなんかはそんなことはないですね。


[205へのレス] 投稿者:正統派 投稿日:2000/01/24(Mon) 09:49:51

ジョン・ケージだったと思うのですが、彼はサイコロを振りながら作曲したというし、まあ現代曲というのは敢えてめちゃくちゃに聞こえるようにするためにそんな手法がとられているわけです。


[205へのレス] 投稿者:正統派 投稿日:2000/01/24(Mon) 09:57:02

クセナキスの場合は、もともと音楽は独学だったし、しかもギリシャというヨーロッパでいえばド田舎の出身ですから、セリー技法がもてはやされていた音楽界になぐり込みをかけるために、「数学的」な理論武装をした、というところでしょう。


[205へのレス] 投稿者:polo 投稿日:2000/01/24(Mon) 13:15:37

群,環,体,ガロア理論・・・私の専攻している分野です.


[205へのレス] 投稿者:polo 投稿日:2000/01/24(Mon) 13:17:27

群論で作曲とは見当がつきませんです(^^;)


[205へのレス] 投稿者:安居院 投稿日:2000/01/24(Mon) 14:51:03

フィヒテも早熟でしたっけ?、リョウさん。それはともかくとして、バルトさん良いことおっしゃいますね。一応わたくしは忘れていないつもり…。ただ、現代に時代が移行するにつれて、耳+@による些末な理論武装を好むアーティストが増えてきているような印象を持っています。セリー技法自体まともに感受できないわたくしにとって、その反動としてくせなきすのような音楽+理論派を諸手を挙げて迎えることもこともまた難儀なのであります。


[205へのレス] 投稿者:まつばやし 投稿日:2000/01/25(Tue) 01:53:38

一晩見ない間にこんなに書きこみが。。。お蔭様でだいぶ正体が見えてきました。


[205へのレス] 投稿者:まつばやし 投稿日:2000/01/25(Tue) 01:57:37

Poloさん>本当に見当つかないですよね。だからこそ、コジツケだろうが理論武装だろうが何だろうが興味津々だったのです。


[205へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/25(Tue) 19:06:22

でも、メシアンは「ベートーベンは音(和音・旋律も含む)の色彩を考慮に入れないことで、音の配置をあれほど完璧に扱うことが出来た」と語っています。ベートーベンが耳が聞こえなくても作曲できたのは音の構成の技法に彼の神髄があったからでしょう。>バルトさん


[205へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/25(Tue) 19:08:09

ベートーベンの時代の作曲とは、ソナタ形式などの形式に則って旋律を配置していく自動的なものだったという研究もあります。純粋に聴覚によって作曲したというのならば、シェルシなどがそうではないでしょうか。


[205へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/25(Tue) 19:09:48

シェルシは自分が作ったメロディーをもとに他人に作曲をさせ、それを他人に弾かせて聴いてみて、曲を手直しする手法をとり、それが故に偽作騒動にまで発展しました。


[205へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/25(Tue) 19:13:42

ブーレーズの著書は日本版があります。「参照点」水声社・言語の政治叢書。因みに同叢書シリーズの1は二年前(だっけ?)無くなったジャン・フランソワ・リオタールの「ポストモダンの条件」です。>リョウくん


[205へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/25(Tue) 19:18:32

アヴァンギャルドにおける逸脱とは、必ずしも意識的ではないこともあり得ます。例えば、ランボーやロートレアモンの詩など。レーモン・ルーセルもそうでしょう。それらのものは、少し後の世代の人間によって再発見されたものです。>あぐいさん


[205へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/25(Tue) 19:22:18

それが規制の文化のパラダイムを逸脱しているか否か?それは、全ての人に見えるものではないわけで、トリスタン・ツァラを単なるヨタ者扱いした人もいれば、ベンヤミンのようにアヴァンギャルドの萌芽を見る人もいるわけで。


[205へのレス] 投稿者:バルト 投稿日:2000/01/25(Tue) 23:02:04

書いても誰も見ないだろうな。でもとりあえず。私のいう耳で作曲するというのは構成、を含むものだったんですが。ベートーベンの恐ろしいところは一つの動機から足し算レヴェルの構築によってやや無骨な伽藍を組み立てあげたところにあるでしょう。「単純な」テーマならともかく考え得る限り「つまらない」テーマによる足し算的構成、このような態度で作曲を行った人間はベートーヴェンの後にも先にも見当たりません。自動的というのであるのなら自動的であると言えましょう。しかし私は晩年のベートーヴェンが耳が聞えたならばという愚問を問いなおしたいと思いますね。その意味でも私はベートーヴェンは非常にモダンな作曲家でありアバンギャルドの名に値する人間であると思います。

http://www.ne.jp/asahi/yagi/piano/


[205へのレス] 投稿者:バルト 投稿日:2000/01/25(Tue) 23:03:35

まあ、そんなことを言っても作曲家の耳と聴衆の耳が一致する幸福な作曲家は昔から少ないのですな。

http://www.ne.jp/asahi/yagi/piano/


[205へのレス] 投稿者:安居院 投稿日:2000/01/26(Wed) 00:55:56

(「試み」という語によって、「意識」を想起してしまったのです、ゴメンナサイ。)ということは、意識的になされるような逸脱はアヴァンギャルドにあらずと?「パラダイムの逸脱」という現象自体が人間社会に受容され認知されることによってはじめて、その実質が擬制されるのであれば、やはりアヴァンギャルドにおける評価と実質の一致というのは一種のパラダイムの転換なのでしょうかね。「絶対的なアヴァンギャルド」なるものがそもそも存在しないのは、語句の意味自身に含意されているところではありますが、このようなことを問題にするまでもなく、あるアクターがアヴァンギャルドとして定立化される作業の背景には、初歩的段階としての受容者側の解釈・感受&二次的段階としての歴史考証が存在し、真否はそこに委ねられているのでしょうかね?


[205へのレス] 投稿者:安居院 投稿日:2000/01/26(Wed) 00:59:09

長くなってしまった…。うーん。


[205へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/26(Wed) 03:02:41

バルトさんのベートーヴェン考証は私も賛成です。ただ、つまらないテーマでも構成によってつまるように聞こえさせてしまう事を目指した、ドグマティズムの集団がかつていました。スコラ・カントゥルムの一派です。ダンディの作品など、見事な構成日を誇るにもかかわらずつま


[205へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/26(Wed) 03:04:03

見事な構成美を誇るにもかかわらずつまらない。なんで、家のパソコンは字数制限がかかるのだろう?


[205へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/26(Wed) 03:07:36

意識的に為される逸脱がアヴァンギャルドではないということは無いです。ツァラが非常に高度な理論を打ち立ててからダダを開始した事が最近の研究から明らかになっていますし。作品は一つのオブジェです。結局、その時代・人・文化によって幾らでも解釈される可能性を持って


[205へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/26(Wed) 03:09:50

いるのです。私は今日のクラシック音楽聴取が当時の物と同じように為されているとは考えていません。特に、録音技術以前。


[205へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/26(Wed) 03:14:46

マーラーの巨大な交響曲を一度聞いてその全構造を看破できる人間など、当時にどれだけいたというのでしょうか?実際、マーラーがオケのレパートリーとして定着してきたのは、レコードが普及してからと言う説もありますし。この様に、時代と人の感性が違えば、何を前衛とみる


[205へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/26(Wed) 03:16:59

かは違ってくるでしょう。ところで、ソラブジのopus、何度も聞いてみるうちに理解できるようになってきました。この様に、聴覚というか美観というか、そういう物を訓練して身につけることが出来るわけです。今日のポップスの様な統一パッケージ商品しか聞いていない人に、ソ


[205へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/26(Wed) 03:18:30

ソナタは理解できないでしょう。そう言った人が理解するのは、音の感じとか雰囲気とかではないでしょうか?だから、アダージョというコンピレーションがクラシックファン以外にも受けたりとかしてるのではないでしょうか。


[205へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/26(Wed) 03:19:47

なんかもう、エッセイコーナーだ。元々の書き込みとは遠く離れてしまってる・・。うーん、無限記号連鎖的。


[205へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/01/26(Wed) 23:06:35

すごいねえ。まだ続いてる(笑)。私、音楽に対して楽譜やらアナリーゼからはいっちゃうほうだとどっかに書きましたが、結局のところメロディに魅力が無いとだめです。だからブゾーニとかレーガーとかは苦手。それに対してベルクは大好き。マーラーって大曲を書いたけど、部分部分ではとてもわかりやすくて魅力的なメロディを書いてるのよね。彼の8番シンフォニーのコーラスを歌ったことがありますが、それはもう美しい。彼の音楽はありとあらゆる対となるものを意図的に渾然一体とさせてるところがあると思うなあ。


[205へのレス] 投稿者:安居院 投稿日:2000/01/27(Thu) 02:07:21

ちょいと誤読があったかな、失敬。まぁ、エッセイですし(^^;。社会による受容のされ方がキーなんですかね。パラダイムの革命ということになりますかね。曲の構造を「理解」することがどれほど重要なことなのかは分からないのですが、感受のされ方が時代と人の感性によるというわけですね。うーむ、でも「訓練」して身に付けるというのも、不自然な気が…。まぁ、ポップスはあまりにも用意されすぎているような気もしますが。クラシックファンのポップスへの評価はかなり偏見も介在しそうですし…。理性的な構造観への反発というのをアヴァンギャルドに感じてしまうのですが、行き過ぎているように思えてしまうんです。確かに建築物じゃあないんだし、音楽を構成美という視点のみで評価するのはちと違う気がするんですが、その破壊の仕方が・・。もっと他の選択肢はなかったのでしょうかねぇ?


[205へのレス] 投稿者:やぎ 投稿日:2000/01/27(Thu) 13:55:34

続いてますね(^_^;)私も現代音楽演奏かとして一言。

http://www.ne.jp/asahi/yagi/piano/


[205へのレス] 投稿者:やぎ 投稿日:2000/01/27(Thu) 13:57:40

演奏家サイドとしてはやはり演奏家がやりたいと思うような曲がいいですね。ポリーニだってつまんない現代曲が多いっていってましたし。(じゃあポリーニが録音したマンゾーニ「質量」はいい曲のなの?)

http://www.ne.jp/asahi/yagi/piano/


[205へのレス] 投稿者:やぎ 投稿日:2000/01/27(Thu) 14:02:46

とりあえず私は安居院さんのおっしゃるように構成美のみで評価するのは好きじゃありません。バルトさんのベートーヴェン考証も賛成するところも多いですが、「熱情」あたりのベートーヴェンはちょっと気負いすぎていて嫌いです。でも、構成美という点ではほぼ満点の作品でしょう。

http://www.ne.jp/asahi/yagi/piano/


[205へのレス] 投稿者:やぎ 投稿日:2000/01/27(Thu) 14:06:33

破壊と乗り越えが私の好き嫌いの分かれ目でしょうか。かつてのブーレーズはドビュッシー、ベートーヴェンを、ヴェーベルンなんかはもうバッハ以前を見てます。古いことをしていて新しくなってしまったというパラドックスは音楽でもあるんではないでしょうか?

http://www.ne.jp/asahi/yagi/piano/


[205へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/01/27(Thu) 15:11:38

ヴェーベルンは「インスブルックよさらば」で有名なイザークの研究家だったんですよね。確かに彼のコーラス曲なんかの音の置き方には中世の声楽曲に似ているところがあります。楽譜を見た印象が似てるんですよ。


[205へのレス] 投稿者:やぎ 投稿日:2000/01/27(Thu) 23:36:01

なかださん、いったいどこまでこの話題続くのでしょう?ところで、昔、音楽芸術に諸井誠が連載していた「ウェーベルン研究」未完ながらなかなか面白い連載でしたね。もちろんリアルタイムでは読んでません、コピーです(^_^;)

http://www.ne.jp/asahi/yagi/piano/


[205へのレス] 投稿者:安居院 投稿日:2000/01/28(Fri) 00:39:13

以前のわたくしの「これっぽっち」という表現はかなり適正を欠いていましたね。寝不足だったということでお許しを(うーん、ダメな奴だ)。多くの前衛組が「革新」を目指そうとして成し遂げたことは、実のところ「混沌」の産出にすぎなかったのでは、という淡い懐疑心からでた言葉でした、念の為。「破壊か乗り越えか」というメルクマールはとても重要なものと思われます。どうも「破壊思想」って「よいもの」まで壊しているような気が致しまして・・、「乗り越え」がなにより肝心だと思います(革新や進歩を目論むのなら)。ところで、「流行」という言葉には「廃れる」という意味が反射効果的に内包されているのはご理解頂けると思いますが、わたしはアヴァンギャルドの曲を耳にすると、彼らがこの「流行(を避けようとする)」と「革新(を成し遂げようとする)」の分水嶺でもがき苦しんでいるように思えてなりません(勿論、前提としての「既存」からの逸脱意欲後に)。何か即物的な流行を打破しようとして結局放射線上に自我崩壊してしまっているというか・・・。謝意不学。


[205へのレス] 投稿者:安居院 投稿日:2000/01/28(Fri) 00:40:10

もう、鬱陶しいだけっすな。


[204] カゼルラの作品1 投稿者:なつい 投稿日:2000/01/19(Wed) 12:40:02

名曲でもなんでもありませんが、カゼルラの「パバーヌ 作品1」の楽譜を、ずーーーーーっと探し回っています。フォーレの同名曲に似た可憐な小曲です(まぁ、どうってことない曲ですけどね)。
この楽譜が見付からないんですよ。

どなたか、楽譜、お持ちじゃないですか?

http://www.ne.jp/asahi/piano/natsui/


[204へのレス] 投稿者: 投稿日:2000/01/27(Thu) 02:18:06

この曲、手に入りそうとのことで。おめでとうございます(^.^) こんな古いところ、夏井さんは読んでいらっしゃるのだろうか?(^^;)

http://www1.plala.or.jp/hide_pianist/


[203] アメリカ幻想曲 投稿者:なつい 投稿日:2000/01/18(Tue) 12:49:32

Wibi Soerjadiのライブ録音をゲット、彼自作の、噂の超絶的お馬鹿曲「American Fantasy」を聞きました。いやはや、笑い出すしかない壮絶な曲です。
タールベルクも真っ青の「アメリカ国歌」で始まり、あらゆる演奏技巧を次から次ぎに繰り出し、ピアノのテクの大盤振る舞い、テンコ盛り!
とにかく、Volodosの「トルコ行進曲」以来の衝撃(笑撃?)でした。

http://www.ne.jp/asahi/piano/natsui/


[203へのレス] 投稿者:やぎ 投稿日:2000/01/18(Tue) 17:29:51

偶然私もつい最近American Fantasyを(遅れ馳せながら)聴きましたが、あれは大笑いですね。実際客も冒頭、アメリカ国家で大受けしてますし(^_^;)あれのもと曲はゴットシャルクの「ユニオン」でしたっけ?

http://www.ne.jp/asahi/yagi/piano/


[203へのレス] 投稿者:なつい 投稿日:2000/01/18(Tue) 18:08:13

「ユニオン」に発想を得ているのは間違いないと思います。この曲、誰か、採譜してくれないかなあ? 弾いたら絶対に受けると思うんだけど。

http://www.ne.jp/asahi/piano/natsui/


[203へのレス] 投稿者:安居院 投稿日:2000/01/19(Wed) 01:03:42

本当にあれはおバカですよね。誰かに採譜していただきたい…(^^)


[203へのレス] 投稿者:安居院 投稿日:2000/01/19(Wed) 02:07:06

本人の解説によると、ウケるように出来るだけ難しくみえるようにしたとあるし。この人って、一体?


[203へのレス] 投稿者:安居院 投稿日:2000/01/19(Wed) 02:09:22

いやでも、あの歓声はこちらも何だか興奮してきてしまいますよね(^o^) あのアルプス一万尺のところは難しそう。。


[203へのレス] 投稿者:大司教 投稿日:2000/01/19(Wed) 04:58:28

カラダ張ってますね、でも今後彼がベートーベンの32番弾いても・・・弾かないでしょうけど・・・ボクは応援します。ドンファンから始まってここに来たか!っていう感じ。やっぱりエンターエイメントでなきゃ。


[203へのレス] 投稿者:なつい 投稿日:2000/01/19(Wed) 12:27:17

知的ではないかもしれない、上品ではないかもしれない・・・でも聞く人をあれほど沸き立たせる過剰なまでのサービス精神、私は好きです。やるときは徹底的にやらなきゃね。「出来るだけ難しく見えるように・・・」なんて、いいじゃないですか。

http://www.ne.jp/asahi/piano/natsui/


[203へのレス] 投稿者:安居院 投稿日:2000/01/20(Thu) 00:37:23

わたくしも、大好きなのです!! この後に及んで「知性」などは…。


[203へのレス] 投稿者:やぎ 投稿日:2000/01/20(Thu) 01:44:20

「やまいだれ」の「ち性」も捨てがたい魅力があります(^。^)

http://www.ne.jp/asahi/yagi/piano/


[203へのレス] 投稿者:安居院 投稿日:2000/01/20(Thu) 03:53:40

やや、まさしく!! むしろ私はそちら派です<(_ _)>


[203へのレス] 投稿者:安居院 投稿日:2000/01/20(Thu) 04:16:54

なんか、わたくし自己矛盾犯してます?^^)


[203へのレス] 投稿者:polo 投稿日:2000/01/20(Thu) 12:35:33

アルプス一万尺・・「勇気」がいりますね(^.^)


[203へのレス] 投稿者:Saito 投稿日:2000/01/20(Thu) 14:28:13

「アルプス一万尺」の元曲の詞を直訳(!)したやつを聞いた事あります。「ヤンキードゥードゥルやって来た〜」ムチャクチャ笑えます。あと、「ユニオン」の中で「アルプス」と同時進行する「ヘイル・コロンビア」ってどんな曲なのか分かりません。


[203へのレス] 投稿者: 投稿日:2000/01/21(Fri) 03:51:48

そんなおもろそうな曲があったのですか。弾いてみたい。でも、練習するのが恥ずかしそう(笑)

http://www1.plala.or.jp/hide_pianist/


[202] はじめまして。 投稿者:まい 投稿日:2000/01/17(Mon) 23:42:26

はじめまして!ゲストブックの方には自己紹介を書いて
おきました。これからものぞきに来るのでよろしく
お願いしますね!

私は今、ヤマハのグレードに向けて即興演奏の練習など
やってますが、今一上手くいきません。受けた方はいらっ
しゃいませんか?どんな感じか教えていただきたいです。
私は音符を読むのがとっても遅いんですよね・・
小さい頃は、いつも耳で聞いて弾いてるという感じだった
のですが、中学生にもなると、そうはいかないです・・・。
今はドビッシーのパルナッスム博士が終わり、ベートーベンの
ソナタ五番をやってます。今年は受験生になるので
練習量が凄く減ってしまったのですが、ピアノは大好きです。
これからもよろしくお願いします!

http://www5a.biglobe.ne.jp/~mai_T/MAIpage.html


[202へのレス] 投稿者:正統派 投稿日:2000/01/18(Tue) 16:14:26

ほんの遊びで、私はコードすらも知らないのにグレード4級を受けようかと思っているのですが、パターンみたいなものがあるので、教本とかで問題をこなしていくと大丈夫だと思います。


[202へのレス] 投稿者: 投稿日:2000/01/22(Sat) 02:43:35

この手の相談なら山崎先生のところ→ http://www.asaka.ne.jp/~yamachan/ がよいかもしれませんね(^.^) 

http://www1.plala.or.jp/hide_pianist/


[201] フィニッシー 投稿者:やぎ 投稿日:2000/01/17(Mon) 23:37:34

八木です。

なにかと話題の(?)フィニッシーの作品手抜き解説と楽譜を掲載しました。お暇な方は見に来てね(^。^)

http://www.ne.jp/asahi/yagi/piano/


[200] 自動演奏について 投稿者:正統派 投稿日:2000/01/17(Mon) 15:34:08

初めて投稿します。
エチュード情報に出てきた、リゲティの「練習曲集1〜2」のCDを人間が演奏したもの(ピエール=ロラン・エマールの演奏)と自動演奏ピアノのものを持っているのですが、楽譜を見ながら聴き比べてみると自動演奏ピアノの圧倒的な技巧、スピードに唖然としてしまいました。ただペダルを使用できないみたいなので2番「開放弦」や5番「虹」などは自動演奏ピアノは録音されていませんし人間のほうがいいと思いますが、 現代音楽は非人間的な技巧を要求する曲が多いので、やはり多くの現代音楽作品にとって自動演奏楽器が最良のプレイヤーということになってしまうと思うのですが、どうなんでしょうか?


[200へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/01/17(Mon) 18:49:31

それは現代音楽の多用な面の1つにすぎないと思います。そもそも「練習曲」なのだから、練習する対象があるはず。何のための練習曲なのかといえば、ピアノ奏者がピアノを演奏するための練習曲であるはず。


[200へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/01/17(Mon) 18:50:39

それとも作曲家が作曲の練習をした結果の曲という意味なのかな。


[200へのレス] 投稿者:なかだ 投稿日:2000/01/17(Mon) 18:53:58

一柳慧のピアノメディアなんかは、人間のコンピュータへの挑戦という意味があって、あれを自動演奏させては全く意味が無いわけです。


[200へのレス] 投稿者:宮尾幹成 投稿日:2000/01/17(Mon) 21:27:53

ナンカロウの習作なんかは、人間が演奏することは想定していませんね。


[200へのレス] 投稿者:正統派 投稿日:2000/01/17(Mon) 22:45:36

確かに彼の熾烈な作風は人間が演奏するには無理があるため、1940年以降彼のピアノ曲はずっと自動ピアノのためのものばかりです。


[200へのレス] 投稿者:正統派 投稿日:2000/01/17(Mon) 22:46:49

「自動ピアノのための練習曲集」なんていう作品もあります。


[200へのレス] 投稿者:正統派 投稿日:2000/01/17(Mon) 22:50:19

考えてみると変なタイトルです。


[200へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/18(Tue) 06:50:01

ナンカロウの作品タイトルにおける、studyとは、習作という意味であるようです。


[200へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/18(Tue) 06:51:14

練習曲といいますが、ある一時期より本当に練習のためというよりは、技巧的な課題にをテーマとして作られた曲という意味合いにすり変わっていったように思います。


[200へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/18(Tue) 06:53:25

ある一時期より作曲家は「誰が演奏できるか」という制限を考えることを止めてしまったと言えます。


[200へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/18(Tue) 06:55:15

例えば、ソラブジは自分の作品の演奏を禁止しましたが、それは「きちんと弾ける奴がいない」というよりは、演奏されることを全く前提としなくなったと言うことと解釈できると思います。演奏を本当に終生に渡って禁じるつもりならば、そもそも作品なんて書かなければいいので


[200へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/18(Tue) 06:57:23

おっと、制限字数を超えると色がおかしくなる。


[200へのレス] 投稿者:ふわ 投稿日:2000/01/18(Tue) 09:26:43

「練習曲」が「作曲家のための練習」の意味で使われるようになったのはドビュッシーあたりからでしょうか。リゲティの自動ピアノ演奏は爽快ですよね。あれは楽しい。ただ、ペダルが使えないわけではないのでは?人間の演奏としてはウーレンの方がずっといいですよ。まさにマシーンです(^^;。

http://member.nifty.ne.jp/iberia/


[200へのレス] 投稿者:正統派 投稿日:2000/01/18(Tue) 16:17:41

ブーレーズなんかもあまり人間が弾けるように書こうとはしていないと思います。


[200へのレス] 投稿者:正統派 投稿日:2000/01/18(Tue) 16:19:29

イヴォンヌ・ロリオはブーレーズの2番を演奏しなければならなくなって、あまりの難しさに泣いてしまったらしいです。


[200へのレス] 投稿者:やぎ 投稿日:2000/01/18(Tue) 17:30:37

でも初演の際は暗譜だったらしいです(^_^;)

http://www.ne.jp/asahi/yagi/piano/


[200へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/20(Thu) 11:46:06

自動演奏ピアノは、モデルによってはペダル情報を記録できないものがあるようです。


[200へのレス] 投稿者:polo 投稿日:2000/01/20(Thu) 12:24:48

自動演奏ピアノのCDは,「ラフマニノフ プレイズ ラフマニノフ」を持ってますが,表現もなかなかのモノです.


[200へのレス] 投稿者:正統派 投稿日:2000/01/20(Thu) 16:54:16

あれっ、それって普通のモノラル録音なのでは?


[200へのレス] 投稿者:polo 投稿日:2000/01/21(Fri) 12:25:26

そうなんすか?(笑)


[200へのレス] 投稿者:Saito 投稿日:2000/01/21(Fri) 15:21:33

いやいや、コンピューターで音情報を再現し、自動ピアノで弾いたのをデジタル録音したものです。ナナサコフさんみたいに(^^。


[200へのレス] 投稿者:おじゃまします 投稿日:2000/02/20(Sun) 17:30:56

そうなの!?


[199] 求むエチュード! 投稿者:大司教 投稿日:2000/01/16(Sun) 23:58:17

私の知らないエチュードの情報をお待ちしております!!
ホ、ホ、ホ、挑戦的なセリフじゃのお・・アーメン。


[199へのレス] 投稿者:オタッキー 投稿日:2000/01/17(Mon) 01:56:08

メジャーなとこから地域別にいきましょう。ロシアポーランド:ルトスワフスキの2つの練習曲、特に1番は10−1のパロディで素敵!カプスチンの8つの練習曲、3つの練習曲(1番のグリッサンド、2番の反復音)、5つの音程変化練習曲(続けて聴くとおもしろい)、イタリア:ターリアピエトラの3つの練習曲と変奏曲(くっついてる20の変奏曲がすごい)、ちなみに彼の40の練習曲はホントに練習曲なんでボツ。ブゾーニの前奏曲と練習曲(アルペジョによる)、13ページしかないが本当に素晴らしい!彼の6つの練習曲や2分冊の練習曲集よりいい(ショパンの編曲とかはいったやつ)。ロンゴの6つの6度の練習曲、派手なんだけどなあ。突然思い出したけど、MTPから30年前に出てたショパンの子犬の13編曲集、これは素晴らしい楽譜集ですよね。最初にはみなさんの写真はのってるわ、表紙めくるとそれぞれの楽譜の表紙は縮刷されてるわ、巻末にはこのワルツの音型のルーツがレヒナー、レシェティツキ、ワックス、ヴォグリッヒ、スクリャービン、ディエメ、デュラン、フィシュホフの譜例をあげて解説し、ディスコグラフィーまでつけてあるという念の入れようでこれも一種のエチュード集でしょうか?同じくMTPから出てたアレキサンドル&ジュリアンスクリャービンも写真満載(親子の3ショット写真が1ページぶち抜き!)、解説充実で素晴らしい。この2冊は黄ばんでも私の宝物なのです。


[199へのレス] 投稿者:やぎ 投稿日:2000/01/17(Mon) 02:10:03

ありがちな処でしょうが、私の大好きなものを何点か。リゲティ「練習曲集1〜2」、ボルトケビッチ「練習曲集」、ブークリシュリエフ「6つの練習曲」、ジャック・レオ「練習曲集」等など。もちろんショパンやリスト、カプスチンも大好きです(^。^)

http://www.ne.jp/asahi/yagi/piano/


[199へのレス] 投稿者:安居院 投稿日:2000/01/17(Mon) 02:41:51

ありゃりゃ、すごい親掲示登場ですなぁ。レシェッテツキの練習曲、モショニの練習曲なんか粋なのでは?あ、アルカンの「12の足のための〜」も奇妙で前衛してますけど…、これは結構メジャーか。


[199へのレス] 投稿者:polo 投稿日:2000/01/17(Mon) 13:51:54

新星堂にてリゲティのCDを発見しました!もう少しリッチだったら,即買いだったのですが・・


[199へのレス] 投稿者:polo 投稿日:2000/01/17(Mon) 13:55:39

あ,そうそう.新星堂の話によるとアムランのショパ/ゴドは今月下旬から2月上旬あたりに入る「予定」だそうです.


[199へのレス] 投稿者:polo 投稿日:2000/01/17(Mon) 13:56:25

早くほしい...


[199へのレス] 投稿者:やぎ 投稿日:2000/01/17(Mon) 15:00:09

練習曲はすごくいいのか、つまんないのかに2分されますね。カサドシュ、レヴィなんかは好きになれないなぁ。

http://www.ne.jp/asahi/yagi/piano/


[199へのレス] 投稿者:リョウ 投稿日:2000/01/17(Mon) 15:01:04

アムランのC=G,早く欲しいーーーーーーーーーって思っているのは私だけではもちろん無いですよね?


[199へのレス] 投稿者:polo 投稿日:2000/01/17(Mon) 16:24:39

喉から手が・・(笑)


[199へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/18(Tue) 07:02:03

フランス系エチュード情報。ミゴー「横道12星座−12の演奏会用練習曲−」、フェルー「三つの超絶技巧練習曲」、グロブレー「二つの超絶技巧練習曲1:コボルド2:ナイアード」、アルフレド・グラドスタイン「ショパンへのオマージュ−12の練習曲」などなど。


[199へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/18(Tue) 07:02:53

あれ?横道ではないです。黄道です。


[199へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/18(Tue) 07:04:22

アムラン欲しい・・・


[199へのレス] 投稿者:リョウ 投稿日:2000/01/18(Tue) 09:04:11

欲しいですよね>細谷さん あーーーー早く欲しいーーー


[199へのレス] 投稿者:なつい 投稿日:2000/01/18(Tue) 18:11:09

誰か、練習曲に関するホームページ、作りませんか? データベース部分を英語で書けば、世界中からアクセスがくること、うけあい。

http://www.ne.jp/asahi/piano/natsui/


[199へのレス] 投稿者:やぎ 投稿日:2000/01/19(Wed) 00:34:41

ケージの練習曲、ジャック・シャルパンティエの練習曲の楽譜もありました。

http://www.ne.jp/asahi/yagi/piano/


[199へのレス] 投稿者:安居院 投稿日:2000/01/19(Wed) 02:11:04

カゼルラのop70はどうでしょうか?


[199へのレス] 投稿者:大司教 投稿日:2000/01/19(Wed) 04:46:55

夏井さん、いいですね!これは夏井さんしかできませんね。細谷さもぐってますね〜。早死にしたフェルー、それからグロブレはそんなに超絶ではないと思いますが、グラドスタインは知りません。どんな曲?シャルパンティエ中にはいいのもありますが、カゼルラは他の作品の方が・・みなさんフラジェーロってお好き?


[199へのレス] 投稿者:なつい 投稿日:2000/01/19(Wed) 12:30:05

私、練習曲の楽譜はあまり持っていないんすよ。細谷さんとかどうですか? 譜例付きでテクニカルな面での注釈付き・・・とか。

http://www.ne.jp/asahi/piano/natsui/


[199へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/20(Thu) 11:59:16

ホームページを作る構想はあるんですけれども、なにぶん作ったことがないので。データーもそれほど沢山持っているわけではないですしねぇ。中塚さんか永田さんあたりが作れば凄いことになると思いますけれども。でも、二人とも作るほうにはあまり興味なさそうですし・・。


[199へのレス] 投稿者:細谷 投稿日:2000/01/20(Thu) 12:01:16

グロヴレーはある意味超絶でしたよ。バカみたいに最初から最期まで三度で弾き続けるとか・・。


[199へのレス] 投稿者:ふわ 投稿日:2000/01/21(Fri) 13:53:55

「練習の風景」ならぬ「練習曲の風景」なんていうものを構想していたことがあります…。でも私も楽譜そんなに持っていません(^^;。

http://member.nifty.ne.jp/iberia/


[199へのレス] 投稿者: 投稿日:2000/01/22(Sat) 02:45:39

ぼくはぼく自身が知識が浅いので無理です(^.^;)

http://www1.plala.or.jp/hide_pianist/


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