迷いの中、立ち止まるけど…

はじめまして、創作書房に今のところある全てのＳＳを読ませていただきましたので感想を書かせていただきます。

"ＨＩＤさんのＫａｎｏｎワールド"が完全に確立している、そう強く感じました。
Ｓｔａｒｔｉｎｇ　Ｏｖｅｒから始まるａｆｔｅｒ　ｓｔｏｒｙ群は後日談としてとても受け入れ易く、また本編で描ききれていないキャラクタ(香里や北川のような)をとても魅力的に描いている点で数多くあるＫａｎｏｎの二次創作の中でも秀逸であると感じました。
そして藤井というオリジナルキャラクタの存在。本編男性(と言っても祐一と北川だけですが)の誰にも出来ない視点で本編のキャラ(特に美坂姉妹)を見る事の出来るその位置付けは、ＨＩＤさんの"巧さ"を肌で感じる最も良い見本となっていると思います。

「ここにあるＫａｎｏｎの後日談は皆Ｓ．Ｏ後の話しになってしまう」とＨＩＤさんご自身が仰っていた事に対しては、私個人としてはそれでいいと、むしろそうしていくべきと考えています。

自分の中で本編を理解し、本編が表現し切れなかった部分を昇華し、表現する。

それが二次創作というもののあるべき一つの姿だと私は思います。
まあ、ＨＩＤさんの現在の展開のさせ方を見る限りでは、私ごときが口幅ったいことを言うまでもないとは思いますが。


藤井シリーズとＳｗｉｎｇｉｎ'Ｄａｙｓのこれからの展開を楽しみにしています。
特に藤井シリーズは、相沢祐一は栞のパートナーには絶対になれないと信じて疑わない私としては、真に栞を支えられる漢(笑)としての藤井に大いに期待しています。
(もちろん、香里と潤のカップルも大好きです)


長々と失礼いたしました。
それでは、また…。

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