Posted by 蘭丸 on 1999/08/04 01:19:21:
今回はじめてこちらの方に感想を書かせていただきます。 藤井君SS読ませていただきました。 そこで、ふと私の感じたことをのべさせてください。 「五体不満足」を読みました。 この作者である乙武くん… 彼はそのうまれてきた体に対して悲観することなく、 中高とも公立の学校に通いました。 クラブ活動もしていたようです。 恵まれた体を持つ私にとって、このことは衝撃的でした。 ノ−ベル文学賞を受賞した大江健三郎、彼の息子は障害者です。 ある人は言いました。 「才能に恵まれた大江さんも、息子には恵まれていなかったのですね」 その人対して、大江さんは言いました。 「なぜ、恵まれていないということがあなたにわかるのですか? この世の中、五体満足で生まれてこられた人の中にも 恵まれていない方は沢山いらっしゃいますよ。 あなたが、私の息子を不幸と判断する根拠はいったい何ですか?」 栞に対しても、そのように思うことがあります。 確かに彼女は、生まれつきからだが弱く、 今までは普通の生活ができませんでした。 しかし、彼女には妹思いの姉、理解ある友人がいます。 そして、現在、彼らと一緒にがんばって生きています。 栞は幸せなのでしょう。 人それぞれの思い、幸せの在り方について考えさせられたSSでした。 それでは、このへんで失礼いたします。
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