Posted by HID on 2000/01/05 12:03:41: In Reply to: ああ、夢から醒めた… Posted by Excalibur on 1999/12/25 23:59:39:
HIDです。 本年もよろしくお願いいたします。 しかし、タイトルが内容に妙に、はまってきましたね(^_^;) 最終回の前に歌詞が終わってしまうのでは...という危惧がなきにしもあらずですが。 >1・2から随分間が開いてしまったので、何かあったのかと少し心配になりましたが、 >無事にUPされて安心いたしました。 す、すいません...なんだか、書けなくなってしまいまして(汗) ちょっと、他のSS(とらは等)モードだったのですね。 >一抹の寂しさ。 うーむ。どうしても、わたしのSSのキーワードは『寂しさ』のようです(苦笑) 特に日常の何気無い風景を描くときに、それが顔を覗かせるようで...。 今回は前回の「Say〜」との対比から、とにかく『positive』で『happy』な印象を与える 話しにしようと思っていたんですけど...。 気がつけば、こんな感じです(汗) >しかしそれは決して不快な物ではなく、むしろ心地よい寂しさ。 ですから、「心地よい」という言葉を頂けるとうれしいですね。 きっと、わたしの書く話しの根底にあるのは、大げさな言葉で言えば『無常観』だと思います。 すべてはうつろいゆく、けれど、うつろいゆくからこそ素晴らしいこともある。 ひとことで言うとそれですよね。 本当の『無常観』がわかっているのかと問われれば、笑って誤魔化すしかないのですが(笑) >現世から切り離される事は決して幸せなだけではないけれど、それでも日本人はその日に何か、 >他の日では見る事の出来ない物を見ようとする。 >宗教的背景を持たない日本人には、そう言った意味でこの日は特別なのだろうと思います。 日本人すべてが『無常観』を持ってるとは言いませんが、そして、『日本人』という括りで語って良いことなのかもわかりませんが でも、風土的にそういったものはあるのかもしれませんね。 だから、その思いを折々の行事にこめるのかもしれません。 たとえば、全く関係ないはずの宗教のお祭りだとかに(笑) >変わる事は喜びではない事をお互い理解しながらも、必要な事として受け止める。 >生きる事は変わっていく事。"寂しいけど"そう言う事。 それを理解することは幸せなことなのかどうかはわからない。 けれど、その傷はもう乾いてしまったから。 でも、まだそこに傷として残っているから。 あとは、それと折り合いをつけて、ときには、その傷の原因を思ってため息を吐いたりしながら、 それでも、やっぱり日常は過ぎてゆくし、新しい恋をするかもしれない。 そして、それはきっと素晴らしいこと。 そういえる自分がいる限りは。 そうありたいものです。 「願い」ですね(^_^;) >寂しさの極致はやはり花火にありました。 S.Dシリーズを通読されてる方にはご存知と思いますが、花火というモチーフ、結構、使っています。 こういった所でも物語の中の「日常」が描けてるかな、とちょっと自画自讃してみたり(笑) まあ、ありがちなモチーフで恥ずかしいこともなくはないのですが。 >万物は流転し、諸行は無常。 >変わらない物など無いし、変わらなくなった物はすなわち終わるもの。 まさに『無常観』ですね(^_^;) そして、 >だから人は今出来る事を精一杯やるのです。 >それは刹那的で、儚く脆い感傷ですが、それでも後悔しない為にそうすることは大事な事です。 こういったことこそが、『無常ということ』を理解するための唯一の術だと思います。 流れる時間に棹さすこと、けれど、その棹にしがみついたりしないこと。 流されながら、時に顔を上げて周りを見回す。 それがわたしの理想だったりします。 えっと、全然できてないのですけどね、自分自身(苦笑) さて、ぼちぼちと大団円に向けて話しを進めようと思います。 日常をふっと軽く越えてみせるような、そんな姿を香里が見せてくれるんじゃないかなと、 楽しみにしてるんですけどね、書き手自身(笑) 感謝を込めた、軽いネタバレで締めくくってみます(^_^;)
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