コストパフォーマンスの高い、電動雲台MP−101をAmazonで購入しました。
http://www.prokizai.com/cart/cart.cgi?log=eHead

Amazonの商品説明には、“パン 180度 / ティルト 30度”と記されていますが、
届いた商品はラッキーな事に、パンが360度です!。

よくネットで調べてみると、MP-360と言う別の商品が有り、何の間違いか?
届いた物はどうやらこれだった様です、♪ラッキー。
http://d.hatena.ne.jp/annion/20120929/p1

この電動雲台には、ケーブル長1.2mのワイヤーリモコンが付属していますが、
この商品より3万円以上高価な、MPR-202にはワイヤレスリモコンが付属しています。
http://www.prokizai.com/cart/search.cgi?log=MPR-202&from=Head

そこで、前から気になっていた赤外線リモコンキットを思い出し、このMP-360を
ワイヤレスリモコンに改造してみました。

このページには、詳しい解説が有りますし、回路図もダウンロード出来ます。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~YASUSI/shop/ir_remocon/ir_remocon.htm

この商品は、私が電子パーツを購入するのに利用する、通販の“マルツパーツ館”
でも扱っています。
http://www.marutsu.co.jp/shohin_101866/


取り敢えず、付属のワーヤードリモコンの回路、分解が出来そうも無いのでテスターで
調査した所、下記の様に成っている事が解りました。


PDFはここからダウンロード出来ます。 DIN 7P ピンアサイン

赤外線リモコンは4Chしかコントロール出来ないので、スピード調整は一番速いスピードに
固定する事にしました。

届いた赤外線リモコンキットの全てのパーツです。
左が受信機部、右が送信機部です。
送信機の抵抗は、全てチップ抵抗です。



さて、いよいよ製作に掛かります。

まず、送信機の基板に全ての部品が付きました。






そして、穴空け加工が済んだ送信機ケースです。






送信機基板をケースに組み込んだ所です。



押ボタンに銘板が有りませんが、黒・黄が左右、橙・青が上下、で赤の一段低いボタンが設定です。

この赤外線リモコンの良いところは、この設定ボタンによって各種動作モードの設定が可能な所です。

付属品のワイヤードリモコンはモーメンタリ動作ですが、ワイヤレスはオルタネイト動作に設定しています。
(モーメンタリ・・・・・押しているとON、離すとOFF オルタネイト・・・・・一度押すとON、もう一度押すとOFF)

完成した送信機と付属品のリモコンスイッチの大きさ比較です。
左が付属品のリモコンスイッチです、1.2mのケーブルが付いています。


受信機基板に全てのパーツを取り付けた所です。






受信機には電動雲台と接続する為の、簡単なインターフェイスが必要です。
前述のサイトからダウンロードした、PDFの回路図をCADデータに変換し、それにインターフェイス部分を
書き加えた、受信機の全回路図です。



PDFはここからダウンロード出来ます。 リモコン受信部

完成した受信機とインターフェイスをケースに収めた所です。

ケースは100円ショップで購入しました。
敢えて受光部の穴空け加工が面倒なので、透明ケースにしました。



電源は、“エネループ・ミュージック・ブースター(9V)”から供給です。
http://panasonic.net/energy/eneloop/jp/lineup/musicbooster/

残念ながら、この商品は生産終了に成ってしまいました。
今でもAmazon等から購入可能ですが、プレミア価格に成っています。

完成した、受信機を電動雲台に取り付けた所です。







この電動雲台は、積載荷重が2.7Kgまでと成っており、造りもシッカリとしているので、チョットした業務用のビデオカメラ
でも載せられそうです。

また、動作音も静で、耳をそばに寄せるとやっと聞こえる程度です。

好感度のカメラ内蔵マイクでは、静かな雰囲気では動作音を拾うかも知れませんが、私の場合は外付けマイクを使うので
全く問題になりません。

この赤外線リモコンも大変優れモノで、非常に再現性が良く、一発で動作しました。
また、各種のモード設定が出来るのが有り難いです。

但し、赤外線なので天気の良い屋外での使用は問題が有りそうです。