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◆ 永遠の願い


これは願っては、いけない事なのか・・・?
           
分かっている・・・分かっているけど俺のものにしたいと考えてしまう・・・・
ジェイド・・・俺はお前の事が好きなんだ
だけどお前は好きな奴はスカーなんだろ?
俺、知っているんだ。入れ替え戦に敗れて入院していた時見てしまったんだよ・・・
お前とスカーがキスをやっているのを・・・
お前がどんなに優しくしても言葉を交わしても心の奥底の願いは消えない・・・・・
いつも心の中で願う事は「ジェイドニアイサレタイ・・・・」だけだった。
俺はこの願いの中で苦しだ。まるで心に刺が刺さったかのように・・・

ある日、俺はある家に行った。その家に居る家主は俺が最も愛した者だった。
「ピンポー〜ン」
「ガチヤ」
「はい、どちら様です・・・あっ!?クリオネどうしたの?」
「いや・・・相談したい事があって来たんだが・・・邪魔だったかな?」
「あっ!!そんな事無いよ。スカーも一緒だけど?それでもいい?」
「別にいいけど。」 
「じゃあ早く上がりなよ。」

―部屋―

「よう久しぶりだな。軟体生物超人」
「ああ、そうだな」                                
スカーお前を見ると心の刺がズキズキと痛む。何で痛むの?何で?どうして?
「クリオネ、それで相談したい事って何?」
「じつは俺好きな奴がいるんだ。でもそいつにはもう好きな奴がいるんだけど、どうしても諦められないんだ。」

何故、俺はこの悩みをどうしてジェイド自身に打ち明けたのか分らないだけど
ジェイドの答えを聞きたいだけかも知れなかった。

「じゃあさ、その人の幸せを願うといいよ。昔におばさんに教えられたんだ。
好きな人の幸せを願えば良いって言ってたんだ。」とジェイドは笑顔で言った。

              
ジェイド、俺の心の奥底の願いは消えなかったけど代わりに願いが変わった。

それは

「アイサレタイ」から「シアワセニ」と変わった。                                    
 
お前の言葉でこれだけ気持ちが変わるなんて驚いた。
     
                しかし    

一つ分らない事があった。                

何故スカーを見ると心がズキンと痛むのだろう? 

それはすぐに解かった。1人で帰る時考えて解かった。

「もしかして俺・・・スカーの事が好き・・・・?」
                                                          
俺はジェイドを好きになり俺自身きづかないでスカーの事を愛していたんだ・・・・・

                  END