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◆ お見合い狂騒曲2

あの目くるめくお見合いの日以降、当のケビンとジェイドの思惑など完全無視された状態で、
2人の保護者達によって結婚の準備が超ッ早(笑)で進められていた。
いくらケビンとジェイドが、あの夜は何もなかったのだ!!と主張しても、押さえられた現場と状況証拠が揃いすぎていて、
ブロッケンもロビンも全く取り合ってくれない。
この超人界の二つの名門同士の縁談には正義超人委員会までが大いに乗り気で、式(!?)も盛大に行う・・・
というところまで話は進んでいた。
大人達が連日結婚式の準備におおわらわな中、当のケビンとジェイドは毎日のデートを強制されていた。
準備は全て周囲の大人達で行うから、花婿花嫁(笑)は一切の雑用を気にせずに互いの愛情を深めなさい・・・
という考えに基づいたものであった。

そんなわけで、今日もケビンとジェイドは強制的にデートさせられて(?)いるのである。
最初は散々抵抗していた2人も今や諦めの境地だ。
しかしながら、誠に遺憾ながらこの2人”恋仲”というわけでもないので、今日のようにお洒落なカフェで
顔をつき合わせていても、愛を語り合うわけでもなく・・・。

大体が、元来2人とも多弁な方ではないので自然沈黙が続いてしまうのだ。
「・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・。」
周囲の雑踏が嘘のように静かな2人。(笑)
ケビンはだらしなく椅子にふんぞり返って往来の人の群れをぼんやりと眺めている。

ジェイドは背筋を伸ばし不自然な程良い姿勢で、店内の壁にかかっている偽物のピカソの絵をジッと睨みつけている。
傍から見たら意味不明のツーショットであろう。それでも、イケメン2人がそこにいるだけで相当目立ってしまう。
普通の友達同士というカンジでもなく、かと言っていかにもおホ○ダチというわけでもない謎の2人は、
人々の視線の格好の餌食だった。

ジェイドはそんな周囲の自分達に寄せられる好奇の目には気付いていない様子だが(またか(笑))ケビンの方は、
もう痛い程感じていた。
観察力の鋭い人なら、その鉄仮面の上からでさえも彼の苛立ちを読み取る事が出来たであろう。

・・・・・ケビンはもう限界だった。
「オイ!!」
突然ジェイドの方に向き直って言う。
「???」
ピカソの絵を睨み付けていたジェイドはハッとしてケビンの方へ視線を移す。
「出るぞ!」
そう短く言い捨てると、サッと伝票を掴んでさっさと立ちあがる。
「・・・・!?」
何も言う間もなくジェイドも急いで立ちあがり、ケビンの後を追う。

店から出てもケビンは一切無言でズンズンと突き進むのみで、ケビンよりはるかに小柄なジェイドは当然歩幅も違うので
ついて行くだけで精一杯だった。殆ど小走り状態だ。
本当はジェイドだって、言いたいこと、訊きたいことは山ほどあるのだが・・・。
ケビンの背中ばかり必死で追っていたジェイドは周りの景色など全く見えていなかった。
だから、ケビンが不意に立ち止まり自分を振り返ったときも、今自分達がどこにいるのか全く理解していなかった。
「オレはもう無責任なバカ共の好奇の視線にはウンザリだ!ここへ入るぞ!!」
キレ気味に叫んだケビンが指差した場所は・・・ラブホテルだった。(笑)

                               ★森永 メロン

突然のケビンのラブホテル宣言(笑)!!
もちろんジェイドは焦った。
「えっ・・・・ケビン!?ここって〜〜・・その〜・・」
ハッキリ言えずに困った顔でケビンを見つめる。
「とにかく入るぞ!こんな所に立っていちゃ〜また好奇の目で見られるだけだぜ・・
ホラ、行くぞ!」
グイッ!!と、有無を言わさず中に連れ込む。
ケビンは手慣れた(?)様にサッサと部屋を選びその部屋へ直行する。
ケビンがあまりにも早く歩くのでジェイドは必死だった(笑)  そしていざ部屋に入ろうとドアのノブにケビンが手をかけると・・・
「オイッッ!!」
どこからともなく声が・・・・ケビンがハッと後ろを振り向くとそこには・・・
「お前、なんでこんな所に居るんだ?連れは誰なんだ?」
「て・・・てめぇは・・・1期生のガゼルじゃねぇか・・・(汗)」
そう。ガゼルマンがパトロール中にケビンを発見したのだ(笑) もちろん中には入れないので外の電柱に登って
ラブホテルの中を窓から覗いて(変質者かお前は)いたのだ。
「お前も女がいたのか・・・いいな〜、オレなんてそんな暇もないぜ。なんせエリートだからな。毎日が試練の日々だぜ。」
「そうか・・・解ったなら早く消えてくれ!!邪魔されたくねぇんだ。」
内心ケビンは焦っていた・・・ジェイドと一緒にこんな所に居る事がバレては・・・!!
運良く(?)ジェイドはこの、暗がりの中で迷ってしまったらしい。
「紹介ぐらいしろよ!!ちょっと位いいじゃないか。」
「ダメだ!!さっさと消えろっ!!」
「ケビン、お前って性格悪いなぁ〜〜〜(汗) 物好きな女もいたもんだぜ。オレの方がず〜〜っといのにな・・・ブツブツ・・」
ブツブツ言いながらもやはりそこから立ち去ろうとしない(笑) そうこうしてるうちに・・・
「ケビ〜〜〜ンっ!?何処の部屋なんだ?」
いよいよジェイドが近付いてきたようだ。
「ゲッ(汗)」←ケビン(笑)
「・・・・・???なんか・・・聞いた事あるような声だな?オレの知ってるヤツかな・・」
「てっ・・・てめぇ、早く去れっっ(汗)!!」
「イヤだね。」(オイ)
「突き落とすぞっ(怒)!!」
「そんなに焦ってあやしいな?相手を確かめるまでは動かないぜ。」
すると・・・・
「あれ・・・?ケビン?ガゼル・・先輩!?」
ジェイドは既にそこに居た(笑)
「ゲェェェ〜〜〜ッ!?ジェイドォ!?」←ガゼル
「あ”〜〜〜〜っ、チキショォ〜また面倒な事になりそうだぜ」
「おっ・・・お前等、付き合ってんのかっ!? そうゆう事(笑)してんのかっ!?」
さっきからイラオラの募ったケビンは思わず・・
「あ〜〜そうだよっ!!悪いかっ!見せ付けてやるぜ!!」
そう言い放つとケビンはジェイドにディープキスをした!!

                             ★柊 コウ

突然のケビンとジェイドのキスにガゼルはビックリ仰天だった!
「アワワワワワ・・・!!」(笑)
別に自分がキスしてるわけでもないのに、思わず電柱から両手を離して口元を押さえ
て驚愕している。・・・・・・当然の結果、ガゼルは地面へと落下して行った。(笑)
だが、諸君!良く考えてみたまえ。
迂闊なガゼルはケビンとジェイドのキスに素直に反応して自滅してしまったが、ケビンはマスクを装着しているのだ!!
つまり、一応キスの体勢にはなっているが、実際にはケビンとジェイドの唇が触れ合っているわけではなく・・・
ジェイドですら自分がケビンとキスしているという自覚は全くなかった。
「??????」
ジェイド的には、なぜイキナリケビンが自分の唇を冷たい鉄に押し付けさせたのかさっぱり理解できなかった。
当然ケビンは一瞬のうちに全てを計算し尽くして起こした行動であった。
キスの格好をしてみせれば、堅物のガゼルはあっさり錯覚をおこすであろうと。
ガゼルが落ちたのを確認すると(笑)、ケビンはジェイドの体を離した。
「・・・ケビン??」
全く理解不能のケビンの行動にジェイドはすっかり当惑している。
「うるせえのが消えたから、とりあえず部屋に入るぞ」
「ガゼル先輩はなぜ落ちたのだろう??(笑)なんだか、ひどく驚いていたようだが・・・」
「いいから早く入れッ!」
ケビンは苛立たしげにそう言うと、グイッとジェイドの腕を掴んで部屋へと引き入れてしまった。
これでとりあえず人目はなくなったわけだ。
ドアの前で気まずそうに立ち尽くしているジェイドには構わずにケビンはズカズカと部屋の奥に進み、無造作に冷蔵庫を開けた。
中を覗き込んで
「缶ジュースが210円!? ・・ったく、ジャパンはこんな所でもボッタクリかよ・・・」(いつから日本にいる!?)
そう言うと、ジュースを取り出さずに扉を閉めた。(笑)
結局飲むのを諦めたらしい。
金持ちの息子のくせに結構締まり屋のようだ。
ケビンはけばけばしいベッドにドカリと腰を下ろすと
「オイ、いつまでそんな所に突っ立っているつもりだよ?こっち来いよ」
と、ジェイドに言った。
「え・・・!?い、いや・・だって・・・オレは・・・・」
とにかくここがラブホテルであるという事をしっかり意識しているジェイドは完全に動揺して、無意識の内に後ろ手に
ドアのノブを探していた。
するとケビンは、つと立ち上がるとツカツカとジェイドの方へと歩み寄ってきた。
反射的に回れ右をして逃げ出そうとしたジェイドの肩をグイと掴んで引き止めたケビンは
「ここまで来て逃げようとしてんじゃねえよ。いつまでも逃げてらんねえだろうが?・・・お互いにな!」
そう言うと、突然ジェイドの身体を抱き上げた!!
そう、俗に言う「お姫様抱っこ」である。
「・・・!?ケビン・・・??」
そして、そのままジェイドをベッドへと放り投げると(ヒドイ)、ケビンはマスクを
スッと脱いだ。

                                ★森永 メロン

「あっっ・・・・!?」
ついにケビンの素顔がジェイドに見られてしまった!!(自ら脱いだんだけど)
「お前も・・そのメット取れよ」(かぶってたんか)
「い、いや、オレはいいよ」
だが、ケビンは強引にメットを取った。 メットの下からは白く輝くプラチナブロンドの髪が・・・そしてフワッと
石鹸の香りがケビンを誘う(笑)
そして少々怯えているせいもあって、ジェイドの瞳はウルウルしていた。
「お前・・・なんか本当に女みたいだな」
ジェイドの魅力にハマリつつあるケビンであった。
「オレ・・もう帰るよっ」
立とうとしたジェイドの身体を上からグッと抑え込む。
「もう逃げられねぇって言っただろ?お前はどうなんだ?いつまでもハッキリさせねぇこの状態がいいのかっ!?」
ただキョトンとして何も言えずケビンの顔を見つめているジェイド。
初めて見たケビンの素顔は・・かなりの美形であった♪←オイ   
整った目鼻立ちに思いがけず優しい雰囲気を漂わせる口元。(どんなんだ?)
美しい金髪もケビンにとても似合っている。
「なにジっと見てんだ?オレの顔は見せもんじゃねぇぜ!?」
そして思い切りジェイドの服をビリビリと破いた!
「あっ!?何するんだっ!」
「なんだ?じゃあ、自分で脱ぐか?脱がないならこのまま破るぜ」
「破かれる位なら自分で脱ぐよ!」
プリプリ怒りながら自分で脱ぎ始めるジェイド(笑) 大体何故脱がなければいけないのか?などと考えもせずに
上手くケビンの戦術(?)にハマっているジェイドであった。
ズボンまで自ら脱いで下着一枚になったジェイド。
「・・・・・それも脱げよ。」
「・・・!?これも脱いだら裸になってしまうじゃないか!!あっ・・・それよりケビン!オレだけこんな格好なんて変だ。
お前も脱げよ!」
「オレは・・・このままでいいんだ。」
まさか自分が突っ込まれるとは・・と少々驚くケビン。
「ベルリンの赤い雨〜〜〜〜〜っ!!」(オイッ!?)
予告もせずに(普通しない)、いきなりベル赤をかまし、ケビンの服を上手に引き裂くジェイド。
一瞬のうちにケビンはジェイドと同じ姿にっっ!!(すげ〜〜〜)
「ゲッ!?オレの服がっ(汗)  お前・・なかなかやるな・・しかし、ここからはオレがリードさせてもらうぜ?」
そう言うとケビンはジェイドの残った一枚をガッ!!と掴むとビリビリと破いた。そ
してジェイドの上にのしかかり両腕を抑え込んだ!!

                             ★柊 コウ

今正にベッドの上でケビンの逞しい肉体の下に組み敷かれている、という状況でようやくジェイドは事の重大さに気付いた!(遅いわい)
つまり・・・ケビンは自分を抱こうとしているのだろう。しかも、自らわざわざケビンの服まで脱がして(?)しまったのだ!
そこまで考えるとジェイドは自分がこの状況とケビンに対して恐怖の念を感じている事を、はっきりと認識した。
「・・・・・・ケビン」
そのたった一言にケビンが最後の理性を取り戻してくれる願望を込めて、今にも泣き出しそうな潤んだ瞳でケビンをじっと見上げた。
そんな瞳で見つめれば「誘っている」と、とられても仕方ないような目つきだったがジェイドは素でやってしまうのである。
当然ケビンの方は、そんな艶っぽい瞳で見つめられて却ってさっきより余裕をなくしてしまった。
つまり、より激しい欲望をジェイドと、その身体に対して感じてしまったのである!!
「ジェイド・・・」
ケビン自身も、こんな世間知らずの正真正銘の「生息子」(笑)にこれほど自分の雄としての本能を刺激されるとは思っていなかった。
知らず知らずのうちにジェイドの手首を抑えつける手に力が篭っていった・・・。
ジェイドは・・・自分の上にいるケビンの表情と自分の手首を抑えつけるその腕の力強さに、いよいよ怯えていた。
戦いの時には感じた事のない恐怖感だった。
どんな荒くれた悪行超人を目の当たりにしても、戦闘超人として怯む事のなかった彼だが、欲情している男(笑)というのは
初めてだったので(そりゃそうだ)その恐怖感が未知のものであるだけに余計恐ろしいのだった。
「・・・・・お前の身体、石みてえにガチガチだぜ?そんなに怯えるなよ・・・。なにも獲って食おうってんじゃねえんだ。
オレは・・・本当にお前をもっと知りたくなってんだ。だから・・・こうするんだ」
凍りついたような状態のジェイドに気付いたケビンは、ジェイドの手首を抑えつけていた手の力を緩めて
口元には微かに微笑さえ浮かべながら精一杯優しい口調で言った。
「・・・・・・・・・・・」
だがジェイドは先程より更に瞳を潤ませて、もうその翡翠の瞳から大粒の涙が零れ落ちるのは時間の問題・・といったかんじだ。
ケビンだって、もうそろそろ限界だった。
なんせ彼だってまだまだ元気なティーンエイジャー(笑)なのだから。
ケビンは意を決したようにキュッと唇を結ぶと、無言のまま遂にジェイドへと挑みかかった!
乱暴なくらい激しくジェイドの首筋に口付ける。
「・・・・!!・・やだっ・・・・ケビン・・・・!!」
咄嗟に上半身を起こしてケビンを押し退けようとしたジェイドの両腕を片手で楽々と拘束して、もう片方の手を
ジェイドの背中に回したケビンはそのままグイとジェイドの上半身を引き寄せて、イキナリ胸のベビーピンクの蕾(笑)を強く吸った。
「〜〜〜〜〜ヒッ・・・・!!!」
羞恥と動揺で硬直するジェイドの身体。
だがケビンは一切構わずに、尚も執拗に胸の突起を責め続けた。
「・・・あっ・・・・ケ、ケビ・・・・・・」
いつしかジェイドの口から喘ぎともつかぬ声が漏れ、その身体から力が抜けていった・・・。

                              ★森永 メロン

ジェイドの身体から力が抜けると・・・
「やっと力が抜けたようだな・・・?」  
ケビンも少しホっとしたのか、先程よりは執拗に責めなくなった。ジェイドの顔を見ると、涙がうっすらと頬に落ち
顔も微妙に紅潮してきていた・・・
そして・・・胸よりも更に下・・・次は可愛いオヘソの方へとケビンの下は移動していった。
「あっ・・・・イ、イヤだ!!」
思わずジェイドが叫ぶとケビンはジェイドの両腕を掴んでいた手を離し、その離した手をベビーピンクの蕾(笑)にもっていった。
そして巧みな手つきでジェイドの蕾を責めた。
もちろん、ジェイドはその自由になった自分の両腕でケビンを引き離そうとしたのだが・・・何故か力が入らない。
「何故か力が入らない・・んだっ・・」
自分でも訳がわからず・・しかし、今まで味わったこともないようななんとも口では表現出来ない気持ちにジェイドは支配されていた。
「・・・ジェイド?どうだ・・・?そろそろ本格的にオレに心を許してくれよ。いいだろ?」
既に頭が身体の熱さでボ〜〜ッとしているせいか、ジェイドに答える気力はなかった。
「ジェイド?どうなんだ?」
反応の無いジェイドを見てケビンは・・・ジェイドの大事な所を刺激した!(ようするに掴んだ)
「んっ!?痛っ・・・」
「痛い?そりゃ〜そうだろうよ。お前のココ・・・固くなってるぜ?」
その言葉を聞いた瞬間、ジェイドは恥ずかしさの余り泣いてしまった。
「うっ・・ううっ(泣)」
「おっ・・おいっ(汗) 泣くなよ〜〜!オレは別に悪気があって言ったワケじゃ・・・正直言うと嬉しくてさ・・・
その〜〜お前も感じてくれてんだな〜と。」
いつものあのケビンではない彼がそこに居た。 いつもは横暴な態度で例え本当に困ったとしてもよほどの事が無い限り
それを表に出さない。
それなのに今のケビンは、普通のカップルとさほど変わらない彼女に泣かれて混乱している男と一緒であった。
「ごめん・・泣き止んでくれよ?もうお前を泣かせるような事は言わないからさ?頼むよ?優しくするから・・」
そこまでケビンに言わせるとはさすがはジェイド。まぁ、彼にしてみればワザとではなくて本気で泣いていたのだが・・・
「・・・本当か?もう・・ヒドイ事は言わないって約束する?」
まるで子供のような純粋な目つきでケビンに問い掛ける。
思わずその目付きにドキッとしたケビンだったがなるべく平静を保ちながら落ち着いた声で
「あ・・あぁ。だから・・オレを受け入れてくれるか?」
と、今度は逆にジェイドに問い掛ける。
最初はケビンの突然の行動に恐怖しか感じられなかったジェイドだが、今新たにケビンの意外な優しさを知ったジェイド。
今までのケビンの経緯を考えてみてもこんな彼は見た事が無い。ジェイドはいつしか自分を任せてみようか・・・と
思い始めていた。  
即決出来ずに暫く答えられないでいるとケビンは少し寂しそうな声で・・
「やっぱりダメか」 とボソッと言った。
「ケビン!!オレ・・その・・お前となら・・いいよ」
恥ずかしいのかケビンとなるべく目を合わさないように答えるジェイド。
ケビンはそのジェイドの答えに、キスで答えた・・・
そっ・・と、ジェイドの背中に手を回すと先程とはうって変わって優しくジェイドをベッドに寝かせながら首筋・・乳首に
オヘソ・・そして秘部へとケビンは舌を這わせていった。
2人の気持ちの距離が近くなったせいか、感じ方も敏感になったようだ。
「んっ・・・ケ・・ケビン、そこは恥ずかしいよっ・・・それにオレばっかりで・・ケビンはいいのか?」
「オレは、お前の気持ちいい表情を見てるだけで満足だ。」
当然の如く、ケビンの秘部も熱くそそり勃っていた。さっきまでのケビンならば遠慮なくジェイドの気持ちなど考えずに
挿れてしまっていただろう・・・だが、しかし今のケビンは違っていた。
「ジェイド・・今日はここまでにしとくか?お前の気持ち、まだ完全じゃないんだろ?」
「ケビン・・お前はいいのか?その・・・我慢出来る・・のか?」
ケビンは優しく頷いた。
そんな彼の細かい優しさにジェイドは・・
「ありがとう、ケビン!!オレ・・お見合いの相手がお前でよかったよ!!」
と、満面の笑顔を見せながらケビンの胸に飛び込んだ。
「ぷっ・・・(笑) お前・・ガキみてぇ〜に笑うんだなっ・・気が抜けちまったぜ(笑)!!」
「わっ・・笑うなよっっ(怒)!!」
「怒った顔もまた・・(笑)」
「ケビンッッ!?」
2人が一つになるのは何時の日か・・・まだ遠い先かも?いや、すぐかもしれない(笑)

                                ★柊 コウ

                                 END