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◆ 君の瞳に乾杯

「ああ、もうすっかり陽が暮れてしまったな。そろそろ帰ろうか?今日は楽しかったよ。」
夜が訪れた賑わう街をブラブラ歩きながら、隣を歩く男にそう語りかけたのは、マッチョなのに
何故かその辺の女より可愛い新世代超人のジェイドである。
「ああ!?何言ってんだよ。こんな早い時間で別れてどうすんだ?小学生じゃねぇんだゾ!?」
と、ぶーたれているのは(自称)ジェイドの恋人スカーである。
この男、ルックスはそこそこイケてるのだが・・・・いかんせん性格が悪い。(笑)

可愛いジェイドが、彼の敬愛する師匠の次にスカーと過ごす時間が多いのは、全く不思議なのだが・・・。
「しかし・・オレ達はまだ未成年だし、余り遅くなってから、こんな歓楽街(笑)を
ウロウロしているのは良くないぞ?」
「たまにはいいじゃねえか!ーーあっ!!オイ、ジェイド!あの店に入ってみようぜ♪」
いつも強引なスカーは、そう言ってジェイドの返事も待たずに、グイグイと彼の腕を
引いて目の前のちょっと洒落た店に入って行く。
「オ、オイ、スカー!(汗)お前って奴は・・何て強引なんだ!?」
ジェイドも決して大人しい性格でもないので、いつもスカーの強引さに文句を言って
はみるのだが・・・言ったトコロで、結果はスカーの思い通りになるのであった。(笑)
ーーー店内は、ブラックライトで統一されていて、時間が早いせいか殆ど客はいない。
・・・てゆーか、この店はどう見てもレストランとかではなくて、「飲み屋」のようだが・・。
スカーはカウンターではなく、隅の席へとジェイドを連れていく。
「何だか・・暗い店だな、スカー?お前の顔もよく見えないぞ・・・?」
基本的に、こんな暗い場所に居る事が少ないジェイド(笑)は、ブラックライトに当惑気味である。
「その内慣れるさ。で?ジェイド、何飲む?」
スカーは上機嫌な様子で、メニューをジェイドの方へと寄こす。
メニューを覗き込んだジェイドは
「そう言われても・・・”スクリュードライバー””モスコミュール””マルガリータ”
”ブラッディマリー”・・・って、何だ、コレ?オレはこんな飲み物知らんぞ。
ココアはないのか?ココアは?」
「ねーよ。んじゃ、オレ様がオマエの為に愛を込めて選んでやるよ♪」
そうして、スカーがジェイドには解らない飲み物を注文した。
暫くして、飲み物が運ばれてくる。ジェイドの前に置かれたのは、何やら茶色い飲み物。
「スカー、コレは?」
「まあ、飲んでみろよ♪甘党のお前にはいいと思うゼ?”カルアミルク”ってんだ。
甘〜いゼ?オレ達みたく。(笑)」
ニヤつくスカーには頓着なく、それでも慎重にグラスに口を付けるジェイド。
「ん?!旨い♪カフェオレじゃないか♪」←おバカ(笑)
「(ニヤリ)」(注)スカー心の声

                      ★森永 メロン

「な?イケるだろ?今夜は思いっ切り飲んでいいぜ?オレが家まで送ってやるからサ。」
と、優しく声をかけられたジェイドは・・・スッカリ油断してしまっていた・・・。

「うん♪美味いな〜これ!!」
グイッと一気に飲み干してしまった。
「マスター!(オイ) こいつに同じのもう2杯な。」
「え!?オレ、後2杯も飲めないけど・・・お前も飲むのか?」
「いや、お前の分だぜ、どんどん飲んでいいんだぜ。」
「そうか!じゃぁ・・・」
そう言うとジェイドはガーッと軽く飲んでしまった。
「う〜〜ん・・・なんだか周りが回ってるぞぉ〜〜。」
いよいよ顔も赤くなってきたようだ。
「オイ、ジェイド?カフェオレで酔ったのか?」
わざとらしく聞くスカーであった・・・
「なんだか暑くないか!?オレは暑い!!脱ぐぞコノヤロ〜〜!!」
急にワイルドになり、その上服を脱ぎ始めたのだった・・・
「ゲェェェ〜〜!?ばっ・・バカッ!!こんな所で脱ぐなっ 脱ぐなら二人だけの時にしろっ!」(オイ)
焦るスカーをよそに強気なジェイドは上半身裸になっていた・・
夜も更けてきたのか、周りを見ると店にも先ほどより人が増えてきている。しかも突然の
ストリップ・ショー(笑)に周りの目は釘付けであった。
いくらブラックライトで暗いといえども美形は目立つらしい。まぁ、二人ともガタイがいいのだが・・・
「下も暑いな・・?」
と、ついにズボンにも手をかけた。
「ジェイドっ!その辺で止めておけっ!」
すかさずスカーは制止させる。
「うるせ〜〜!!文句あるのかっっ!!」
いつものジェイドからは想像も出来ないような顔付き、口調でスカーの胸ぐらを掴んできた。そして・・・・
ビリビリッッ ☆☆
スカーの服は破かれた(笑)
「ゲェェェ〜〜ッ!?お前、酒癖悪ぃ〜な(汗)!」
まさかこんなになるとは・・・と、少々後悔気味のスカーであったが、たまにはこんなワイルドな
ジェイドもいいか・・と、結局は一人でニタ付く(笑)  
その間にスカーも上半身裸にされていた・・・

                       ★柊 コウ

スカーを上半身裸にしたジェイドは
「あ〜本トに暑いな!!もっと脱ぐぞっっ」
そう言って、己のズボンのベルトに手を掛けた!!
「グヘッ!?(汗)ジ、ジェイド!それだけはやめろッ!(半泣)い、いや・・・もう少し後で(?)
二人だけの時に・・・(笑)」
さすがに焦ったスカーは、急いでジェイドを止めようとする。
「あ〜〜ん?なぜ今脱いではいけないんだ!?止めてくれるな、スカーよ!オレの故郷、
ドイツベルリンは第二次大戦中・・(云々)」←関係ない。
完全に出来上がっている(笑)ジェイドは、意味不明な事を言いながら、スカーを振り切り
ズボンを脱ごうとするー!!
「止めろ〜〜〜ッ!!(怒)」
独占欲の強いスカーがこの状況に耐えられる筈もなく、力づくでもジェイドを止めようとした時・・・
「ヒュ〜♪いいぞ〜、兄チャン!!脱げ〜〜〜ッ」
「キャ〜ン♪かっこいい、ボーヤ!」
「行け〜〜〜ッ!ストリップショー!!」
なんと、店内の客が悪ノリしてジェイドをあおる!
「ダンケシェーン!!(オイ)皆さんがそこまでおっしゃるなら・・オレは正義超人として、
国民(?)の期待に応えます!」
最早、ジェイドの暴走を止める事は不可能なのか!?(自称)恋人のスカーでさえ、
まだ拝んで(笑)いないジェイドのヌードを、こんな場所で関係ない奴等にまで見られてしまうのか!?
「ウガ〜〜〜ッ!!オレは許さんぞ〜!(怒)」
スカーはそう怒鳴ると、強引にジェイドを捕まえてヒョイッとその身体を抱き上げた。
「ーー!?何をする、スカー!?邪魔するな!!」
いいトコロ(?)を邪魔されて、スカーの腕の中でジェイドが藻掻く。
「るせ〜ッ!!お前がこんなに酒癖が悪いとはな・・。オレ様の誤算だったぜ」
そう言うとスカーは、ダッとそのまま走り出した!!
凄い勢いで店を飛び出して行く。
「ああッ!?ちょっとお客さん!お勘定!!(汗)」
マスターの叫びも虚しく・・・。(笑)
夜の街に、お互い上半身裸(笑)で飛び出した二人は何処へ行くのかー!?

                      ★森永 メロン

夜の街を走るスカー。そしてその腕の中で暴れているジェイド。(笑)
「離せぇぇ〜〜!!オレはまだ脱ぎ足りないんだ〜〜!!」
大きい声で叫びながらスカーからなんとか離れようとする・・・・。
「なんちゅ〜酒癖の悪さだ・・(汗) これじゃあ、ホテルに連れ込む(オイ)のも一苦労だぜっ。」
まさかこんな展開になるとは思いもよらず、自分のシナリオがガラガラと崩れ落ちるのを
聴いたスカーであった(笑)
「あ〜、本当だったら今頃はいいムードになってあんな事やこんな事・・・・グフフフ・・。」
勝手に想像してニヤ付くスカー・・・
「なぁ・・・キスしよーぜ?」
「・・・・・!?」
ジェイドがいきなりな発言をしたのでスカーはとてつもなく(笑)驚いた。
「なっ・・・なんだ?キスだと?そりゃ、オレは嬉しいがオマエ・・グッ!?」
スカーが最後まで言葉を発しない内にスカーの口は塞がれた。 いつものジェイドからは
考えられない大胆さである!!
人が行き交う街の中でデカイ図体の・・しかも上半身裸の男が二人キスをしている。
否応なしに目立つ二人であった・・(笑)
が、そんな事は関係なくジェイドは一向に止めようとしない。むしろ更に情熱的になっていくようだ。
「キャァァ〜〜何〜?あの二人!?」
「オイ、すげ〜〜ぞ!!アレ、男同士だろ〜?」
などと観客も増えてきてしまった(笑)   何処か落ち着いた所でゆっくり楽しもうと思った
スカーは好奇の目から逃れるべくまたもや走り去った。
キスしたままで(笑)  すると途中に良い場所が!!
夜空に照らされながらキラキラと美しく光が反射する・・・そう、プール(しかも学校の)である(笑)
「よ〜し、ここで燃えようぜ!!」
キスを一旦止め(笑)ジェイドを抱きかかえたままフェンスを飛び越える。
すると・・・
「ゲェェェ〜〜!?滑るっ!?」
下が水で濡れていたのか足下が滑り・・・バッシャァァーン ☆☆
ジェイドがプールの中に落ちてしまった。
「ジ・・・ジェイド〜〜!?」
焦るスカーをよそにジェイドは・・・
「プハァァ〜〜ッ!!・・ん!?あれっ!?なんだココは?オレ、なんで上半身裸なんだ?」
冷たい水の中に落ちたジェイドはスッカリ酔いも冷めて元に戻ってしまっていた
(笑)  スカーは余りのショックに自分までプールに落ちそうになっていた・・・(笑)       
                       ★柊 コウ
                       
                       GOAL(オイ!)