「SEXとはそんなにおいしいものなのですか?」 平然と問う。多分、彼は“SEX”の意味を知らない。 「もちろんだぜ、チェック♪」 そんな彼にまた、平然と応える奴がいる。 「特にジェイドはなvケビンもいいけど・・・やっぱしジェイドだ!」 もう分かっただろう?こんな事を言う奴は一人しかいない・・・そう、スカーフェイスだ。 「そんなにおいしいものならば、ぜひ一度食べてみたいですね。」 「ははっ!そんなら喰い方を教えてやろうか?」 ・・・こいつが冗談で言ったこの一言が、まさか俺にこんな被害をもたらすとは・・・。 いつもと変わらぬ街、いつもと同じ店でソーセージを買い、家へ帰る途中後から声をかけられた。 「ジェイド。」 整った顔立ち、上品な笑み、その格好。すぐに分かる。 「チェック!?どうしたんだ、こんなところで・・・」 「あなたに会いに来たんです。」 「え?そうなの?じゃあ、家に来いよ、ごちそうするからさ!」 ここで家に招いたのが間違いだった・・・よりによってレーラァがいないときに・・・。 「入れよ、今日はレーラァがいなくて俺一人なんだ。」 「そうなんですか・・・。(それはちょうどいい・・・)」 「今ご飯つくるから、そこに座って待っててくれ。」 「・・・。(ドイツ料理は食べたことがありませんね、楽しみです)」 あのとき俺はまだ何も知らずに台所で鼻歌を歌いながら料理を作っていたんだ・・・。 「できたぞ。はい、おまたせ〜♪」 「おいしそうですね・・・!いただきます・・・ん、とてもおいしいです!」 「そう?よかったvところで、俺に何のよう?」 「はい、実はあなたを食べに来たのです。」 「・・・は!?」 俺は自分の耳を疑った。 俺を食べるなんて・・・そんなこと言う奴、スカー以外にはいなかったから・・・。 「それでは、いただきます。」 「え、ちょっと・・・まて・・・っ!!」 チェックはニッコリ微笑むと、俺に深く口づけてきた。 「ん・・・!はあ、ぁっ!!」 しばらくしてようやく唇を解放されても、体に力が入らなくて・・・それから先は、彼の思うがまま・・・。 「味はしませんが・・・癖になりそうですね」 そう言って手際よく俺の服を脱がせていく。それから、体中を舐め回された。首、胸、後も・・・。 そして最後に俺自身を口に含んで弄んだんだ・・・。 「やっ・・・チェック・・・ッ!!やめ・・・て!!!」 「今更止められるわけがないがないでしょう。もうすぐあれが口に出来るというのに・・・。」 「あ・・・れ・・・?んっ!!」 チェックは前歯を先端でカチンとあわせると一層深くくわえ込んで強く吸い上げた。 「ああっ!!!」 俺は我慢できずにチェックの口の中に熱を吐き出した。チェックはゴクンとのどを鳴らして・・・なんて言ったと思う!? 「ごちそうさまでしたv」 笑顔で確かにこう言った。信じられない・・・“ごちそうさま”って・・・。 俺はぐったりとして彼の笑顔を見てた。 翌日、電話でスカーに問いただしてみると・・・チェックに余計なことを言った事、認めたよ・・・。 もしチェックがスカーの言ってたことをまだ信じているとしたら・・・次はケビンさんがあぶない・・・。 ー続くー |